遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
by dostoev
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遠野物語と呪術世界観光

遠野物語と呪術世界観光_f0075075_18513671.jpg
やはり「遠野物語」世界観光となると、マヨヒガの話は避けて通れない。その現実の舞台は、霧に覆われ動物が跋扈する空間となっている。
遠野物語と呪術世界観光_f0075075_18545071.jpg
また、白望山の入り口の不気味な雰囲気も含め、観光ガイドでは一番人気の場所でもある。最後は、祟りを成した像を見学するコースは、現在遠野市立博物館で開催されている「遠野物語と呪術」の展示との関連も含め重なるものが多い。

# by dostoev | 2023-08-09 19:00 | 御伽屋・幻想ガイド

足掛け二日のガイド

足掛け二日のガイド_f0075075_15265152.jpg
昨夜は、「遠野物語」世界を堪能させる為に夜遠野のガイドに出かけた。新山まで行くと、昇ったばかりの月が海面をオレンジ色に照らしていた。その後に、白望山方面へと向かいお決まりの琴畑渓流の白滝を見て、最後の筈だった。
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ところが翌日の予定が、レンタサイクルで小田越えまで行って早池峯登山をして帰って来るという無謀な計画を聞いた。
足掛け二日のガイド_f0075075_15311449.jpg
小田越えからの早池峯は、確かにそんなに時間がかからずに登る事が出来るが、その小田越えまで遠野駅前からレンタサイクルで行く事自体が無謀。仕方ないので、車に自転車を積んで、途中まで連れていく事にした。何故なら土日の早池峯登山口までの道は、車両通行止めになっている筈だから。
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足掛け二日のガイド_f0075075_15370992.jpg
早池峯神社に参拝してから、早池峯へと登りたいとの事なので、最初に早池峯神社を訪れた。
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荒川高原から林道を突き進み、車両通行止めのところで自転車を降ろして、お別れ。早池峯を下山した後の帰りは林道を下り早池峯神社前に到着する予定で、何かあったら14時から15時頃までに電話を貰う事になっていた。現在15時40分なので、何もトラブルが無く帰路についていると信じている。

# by dostoev | 2023-08-05 15:41 | 御伽屋・幻想ガイド

スパークリングワイン

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撞賢木厳之御魂天疎向津媛命

天照大神荒魂
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# by dostoev | 2023-07-30 13:53 | 瀬織津比咩雑記

物部氏と遠野(其の一)土淵の始まり

物部氏と遠野(其の一)土淵の始まり_f0075075_15225517.jpg
画像は、土淵の南東に聳える六角牛山。

【古屋敷】
この前、病院の待合室で順番を待っていたら、私の前に待っていたお婆ちゃんの名前が呼ばれた。

「古屋敷さ~ん。」

そういや遠野には古屋敷という名字があったなぁと思いながら、ハッ!?と思い出したのが物部氏だった。古屋敷という名字は土淵にあり、他には青笹と松崎にもあった筈。古屋敷とはどういう意味かというと、古(フル)の名字の付く名字の大抵は、物部氏の奉斎する布留御霊(フルノミタマ)に関係するからだ。

「土渕教育百年の流れ」という郷土誌の筆者は、「河内明神」「諏訪明神」によって土淵全体の地域が開発されたのではないかと記している。その諏訪のある長野県を調べると、長野県伊那市高遠町の物部守屋神社里宮付近を「古屋敷」と呼ぶのは物部氏の布留御霊の影響からである。どうやら古屋敷の名字の発生は、この地からであるようだ。遠野の土淵に古屋敷の名字があるという事は、遠野に長野県の物部氏が移り住んできた可能性も考えられる。web上で「名字由来net」には「古屋敷」地名の起源は陸奥国北郡榎林村古屋敷が起源であると書かれているが、その辺りは物部氏と秦氏の痕跡がある事からも、長野県の古屋敷よりも後であろう。
物部氏と遠野(其の一)土淵の始まり_f0075075_15530860.jpg
実際に遠野市松崎駒木の、奈良時代の高瀬遺跡から上記のような「物」もしくは「物部」と書かれた墨書土器が出土されている事からも、物部氏が遠野に移り住んでいた事は事実であろう。奈良時代といえば丁度聖徳太子の時代であり、蘇我氏に敗れて逃げた物部氏の時代と重なる。

一般的に物部氏が東北に降り立った有名な地は、鳥海山である。「秋田物部文書」があるように、蘇我氏との争いに負けた物部氏は東北に逃れ鳥海山の麓に住んだとされる。しかし、その全てが秋田県へ行ったわけではないだろう。諏訪大社を調べても物部氏の色は濃い。その諏訪明神に開発されたという土淵は、物部氏が持ち込んだ文化が基本となっている可能性があるだろう。そして開発という名からもう一つの氏族が見えてくるのは、秦氏である。現在の大阪府の河内は、古代には河内王国と呼ばれ、その地を本拠地にしていたのは物部氏であり秦氏であった。
物部氏と遠野(其の一)土淵の始まり_f0075075_16002386.jpg
土淵を開発したのは、諏訪明神と河内明神だとされる。河内明神は当初、和歌山県の蛇神である河内明神であると考えていたが、開発という名に結び付かないためにモヤモヤしていた。ところが地名なども神格化される場合がある事を知り、もしかして土淵の開発を手掛けた河内明神とは、物部氏と秦氏の本拠地の地名が明神化したものではないかと考える。
物部氏と遠野(其の一)土淵の始まり_f0075075_16062294.jpg
今の土淵村には大同と云ふ家二軒あり。山口の大同は当主を大洞万之丞と云ふ。此人の養母名はおひで、八十を超えて今も達者なり。佐々木氏の祖母の姉なり。魔法に長じたり。まじなひにて蛇を殺し、木に止れまる鳥を落しなどするを佐々木君はよく見せてもらひたり。

                    「遠野物語69(抜粋)」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この「遠野物語69」には「魔法」という言葉が出て来るが、本に付属の補注を読むと修験の行者や民間の見者にも似たような法力を使えるとある。しかし蛇を呪いで殺すとか、木に止まっている鳥を落とすなど、法力を持った修験者であっても、実際には出来る筈の無い事である。ただし「蛇除け」とか「鳥除け」を札などで呪いを施すというのはある筈だ。

古くは「古事記」で大穴牟遅が根の国でスサノヲからの試練の一つに蛇の部屋に入ったのを須勢理毘売から貰った「蛇のヒレ」で助かるくだりがある。この「蛇のヒレ」は学者によれば、物部氏に伝わる「十種の神宝(とぐさのかんだから)」のうちにある「蛇比禮(へびのひれ)」であるという。この物部氏に伝わる「十種の神宝」には他に「蜂比禮(はちのひれ)」「品物比禮(くさぐさもののひれ)」などがあり、これらにより様々なモノから除ける事ができるようだ。つまり蛇を殺すという非現実的なものではなく、殺すを"除ける""抑える"と理解すれば、この「遠野物語69」の"殺す魔法"というのは納得するのだ。ところでこの話に登場する佐々木喜善の祖母の姉"おひで"は、こういう呪いをどこから覚えたのか。それは恐らく、物部氏の流れが生きているという事ではなかったか。

# by dostoev | 2023-07-25 16:07 | 物部氏と遠野

早池峰神社例大祭(2023.07.18)餅撒き

早池峰神社例大祭(2023.07.18)餅撒き_f0075075_08410211.jpg

オマケとして、最後に行われた餅撒きの様子。

# by dostoev | 2023-07-19 08:43 | 遠野体験記