遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
by dostoev
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久々の夜ガイド(三娘の参詣)

久々の夜ガイド(三娘の参詣)_f0075075_05191624.jpg
久々に、耳切山→荒川高原経由で、早池峯神社へガイドしてみた。馬の放牧地へ辿り着くまでは、多くの日本鹿や穴熊に遭遇し、観光客は結構楽しんでいた様子。空が晴れていれば、月を背景に馬の写真を撮影したかったが、あいにくの曇り空。そして霧も無い為に、いつもの影遊びも出来なかった。その後に、いつもの河童淵(うろ淵)経由で早池峯神社へと向かう。
久々の夜ガイド(三娘の参詣)_f0075075_05192860.jpg
早池峯神社の鳥居を潜り、本殿手前に来て見ると、何やら自分達の影に反応したよう。夜の早池峯神社に浮かぶ三つの黒い影を、観光客は撮影しはじめた。
久々の夜ガイド(三娘の参詣)_f0075075_05200055.jpg
その黒い三つの影が本殿に浮かび上がった時、そういや本殿には三つの社があり、各々三女神が祀られている。三娘の参詣は、その三女神にリンクするものか…などと勝手に思ったりもしながら撮影していた。
久々の夜ガイド(三娘の参詣)_f0075075_05201099.jpg
三人の娘といえば、遠野の観光ガイドブックに載っている、東京のカメラマンの話を思い出した。神遺神社と早池峯神社へ参詣した後にカメラマンは東京へと戻り、新宿を歩いていたら、見知らぬ老人が近寄ってきて「あなたの後に三人の娘が見える。」と言われたそうな。その時にすぐ、早池峯の三女神を思い出したという。三人の娘とは、そういう事からも早池峯に縁のあるものである。

by dostoev | 2018-09-24 05:35 | 御伽屋・幻想ガイド

遠野祭りの当日の宿泊について。

遠野祭り当日の、9月15日と9月16日の両日、キャンセルが入りましたので、2部屋の空室が出来ました。これからでも宿泊を希望される方は、どうぞ申し込んで下さいませ。

電話連絡の方が確実ですので、宿泊希望の方は下記の電話番号へ連絡くださいませ。

0198-62-3862
090-4555-5013

by dostoev | 2018-09-11 08:31 | 民宿御伽屋情報

聖部落

聖部落_f0075075_17224854.jpg
遠野市綾織町に、聖(ひじり)部落と呼ばれる地域がある。”聖”と記されれば、西欧的にはセイントというイメージが浮き上がるが、日本的には仏教的な聖(ひじり)である。ただこの聖(ひじり)という漢字は当て字でもあり、その意味は「日知り」もしくは「火治り」でもあったようだ。「日知り」は太陽の運行に関係する暦的なものとなるのだろうが、「火治り」はその名の通り火を治める意味がある。これは阿弥陀聖とも称された、空也の流れを汲むものの様。この空也は青年時代に諸国を遊行しながら、路傍の死者を火葬にした事から、阿弥陀聖である空也と火葬が結び付いたようである。死者が穢でもあった時代、その死者に手を合わせ供養するようになったのは浄土宗から始まったが、その死者を火葬にしたのが空也からであったよう。
聖部落_f0075075_17225597.jpg
綾織町の聖部落には、宗教施設は皆無である。ただ少し手前の砂子沢に、大慈寺の末寺である長松寺があり、また少し北へ進むと石神神社がある。この聖部落の地は、古くは陸中閉伊郡鵢崎村(みさざきむら)に属していた。ところでこの鵢崎(みさざき)だが、「鵢」は「シン」と訓じるようだが「鵢」そのものが環境依存文字であり、自分の所持している漢和辞典にも載っていない漢字である。恐らく「みさざき」という呼び名に、後から漢字をあてたものであろう。ただ気になるのは「みさざき」ではなく本来「みささぎ」では無かったか?とも考えてしまう。「みささぎ」とは「陵」であり、天皇などの御陵であるのだが、その御陵の地に聖が属するのであるなら、鵢崎全体が何等かの魂を供養する為の地であったとも考えられる。
聖部落_f0075075_17230242.jpg
画像の山の麓に民家が点在しているが、この辺が聖部落である。間に田んぼがあり、対岸に位置する地には長松寺という曹洞宗の寺がある。その長松寺の始めは田の中に建てられたそうで、後から現在地に移転したという。この鵢崎村に、いつから人が人が住み始めたのかは定かではない。ただ東に聳える高清水山の中腹に蝦夷岩と呼ばれる縄文人が住んでいた岩屋がある事から、古い時代から人は住んでいたのだろう。ただ宗教的な意味合いを持ち始めたのは奥州戦争以降であると思われる。石上神社が建立されたのは、阿曽沼氏の時代からである事からも、高清水の山を隔てた東側に横田城を築き、その裏側が鵢崎であった。横田城側が表だとすれば、鵢崎が裏、裏と表は陰と陽の関係にも近い事からも、葬送に関する意味合いがあったのではなかろうか。

赤坂憲雄「異人論序説」によれば、「聖達は死体処理と葬送儀礼を通して、土地に堆積する穢れを浄め死者の霊魂を鎮める役割を果たしていた。」と記している。また一つの集落を成して定着して住んだのが聖であった事からも、恐らく綾織の聖部落とは、聖の住みついた地であったのではなかろうか。遊部である聖の持つ荒魂鎮魂の儀礼は、火葬を主たるするものである事から、確かに聖とは「火治り」なのだろう。ただし遠野では火葬の煙を早池峯大神が忌み嫌うとされ、南部氏でさえその火葬文化を封印せざるおえなかった。ましてや早池峯山を頂点とする遠野三山のひとつである石上山の麓の鵢崎で火葬を頻繁にしたとは思えない。となれば聖のもう一つの儀礼である、荒魂鎮魂神楽を行った集団に分かれたという事から、その聖の神楽集団が住みついたのが聖部落であっただろうか。

by dostoev | 2018-09-09 19:37 | 遠野地名考

NHKの…。

NHKの…。_f0075075_20585338.jpg
ある客を、河童淵経由から人の生れた石まで案内した。すると、その客が言うには「以前、NHKワールトで紹介されたコースですね。」と。この御客は、自転車が好きでよく乗り、たまたまNHKワールドで放送された遠野郷を、オーストラリア人が自転車で駆け巡る番組を観たそうな。その時に、このコースが入っていたという。そりゃそうだ。この場所をNHKに教えたのは、自分だから。ストーリーは、遠野を訪れたオーストラリア人が、続石の場所で偶然自分と出逢い、自分が遠野をガイドして回るというものだったが、撮影終了後に自分の登場するシーンはカットされたとディレクターから電話が来た。まあともかく、その番組を観ていたので、オーストラリア人と同じく自転車乗りの客は、どこか感慨深げでもあったように思えた。
NHKの…。_f0075075_20590508.jpg
ただし、やはり山の傾斜は不慣れな様。
NHKの…。_f0075075_20591489.jpg
自分はというと、ガイドの合間、クワガタがいそうな木を見かけると、ついついクワガタを探してしまう癖が、未だに抜けない。今回もある木を見ていたら…いたいた、コクワガタが、♀クワガタと一緒に番いでいたのを発見。やはり歳を取っても、クワガタを見つけると、未だに嬉しくなってしまう(^^;

by dostoev | 2018-09-03 21:09 | 御伽屋・幻想ガイド