遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
by dostoev
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遠野桜前線

遠野桜前線_f0075075_19493839.jpg

遠野の街中では、既に満開になった桜もあるものの、町場を少し離れると、まだ蕾の桜も目立ってあった。恐らく完全な満開は、やはりゴールデンウィークが始まってからだろう。
遠野桜前線_f0075075_19512127.jpg

桜前線とは云うけれど、それは遠野市全体でもリアルに起きている。例えば早池峯に咲く桜は年にもよるが、5月末辺りから始まる。
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遠野盆地の中心である遠野の街から始まる桜前線は、波紋の様に広がり、最後は盆地の山々へと広がって行く。
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未だに雪をかぶる早池峯は、遠野桜前線の最終到達地点となる。
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by dostoev | 2017-04-30 20:10 | 遠野情報(雑記帳)

2017年、座敷ワラシ祈願祭

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今年もまた、座敷ワラシ祈願祭が執り行われた。毎年十体づつ増え続ける座敷ワラシ人形であるから、本殿には全ての関係者が入りきらない為、去年は急遽、二回に分けて祈願祭が行われたようだった。今年は当初から、10時と12時の二回に分けて行われる事が事前に伝わっている為か、極端な人の殺到は無かったようだ。
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10時からの祈願祭に参加する人達が次々と、本殿内部に入って行く。
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去年の9時過ぎには、殆ど埋まっていた駐車場が、今年はまだ半分以上空いていた。
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座敷ワラシ人形を手に入れて、人は何を期待しているのか?平成初期はまだ、この早池峯神社の座敷ワラシ祈願祭は広く認知されず、正月に座敷ワラシ人形を買い求めた人は、売れ残っていた二体の座敷ワラシ人形のうちの一体を購入出来た。恐らくバブル崩壊以降だと思うが、世の中が不景気になって、藁にもすがる思いで座敷ワラシ人形の噂を聞き付け、人々が集まった気がする。

座敷ワラシが家に入ると、その家は繁栄し、出て行くと没落すると云われる。しかし、座敷ワラシ祈願祭に集まる方々は、不幸続きの日常からの逸脱を求める者。また良縁を求めるとかなどの僅かな幸運を求める異種違いにもなっていたり、妖怪好きのアイテムにもなっているよう。そして接した人々の中には、他にも縁結びの卯子酉神社や、一生に一度の願いを叶えるという能傳房神社、長者に成れると云う、小高い岩山の白山様に登って祈願を併用する方々も又いる。とにかく、あらゆるものにすがる想いで集まっているようだ。
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by dostoev | 2017-04-30 07:15 | 遠野体験記

グーの桜、咲いた。

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去年の4月11日に16歳半で永眠したグー。遺体は遠野の火葬場に持って行き、火葬をした。そしてグーの遺骨は、桜の苗木を買って来て、鉢の中に入れてから桜の苗木を植えたのだった。
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それから約1年たって、数日前に桜の花がほころび始めたと思ったら、今日4月28日に満開になっていた。やはり一番長く生きたグーに対する想いは、かなりあった。グーの性格から、もしかして化け猫になるんじゃないか?とも思ったりもした。だが結局グーは化け猫にはならなかったが、こうして桜の花に化けて登場してくれたことを感謝したい。
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この鉢植えの中に、グーの遺骨が眠っている。
by dostoev | 2017-04-28 17:32 | 民宿御伽屋情報

カタクリの花、食べる。

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この時期は、あちこちにカタクリの花が咲き乱れる。片栗粉は、今ではジャガイモから作られているが、本来はカタクリの花の根から作られていた。毎年この時期になると、カタクリの花を採りに行く。数か所、カタクリの花を採りに行く場所があり、毎年ローテーションを組んで、採りに行っている。その為か、カタクリの花が例年より減ったという感覚は無い。むしろ増えたんじゃないか?と思えるほどだった。
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採って来たカタクリの花は、水に漬けて泥を落とす。
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カタクリの花の根の部分はデンプン質の為、食べるとほんのり甘い。基本的には"おひたし"なので醤油をかけて食べてもいいけれど、なるべく何もつけないで、そのまま食べて、カタクリの花を味わって欲しい気もする。

これから山菜シーズン突入なので、これからはどこでも献立に、山菜が登場するのだろう。
by dostoev | 2017-04-26 17:21 | 民宿御伽屋情報

今年のゴールデンウィークは暇なので、桜をのんびり撮影して過ごそうか。

今年のゴールデンウィークは暇なので、桜をのんびり撮影して過ごそうか。_f0075075_9552179.jpg

今年のゴールデンウィークは、まったく予約が埋まらないので、どうやら暇が確定だ。となれば、のんびり桜の撮影で過ごす事にしようか。
今年のゴールデンウィークは暇なので、桜をのんびり撮影して過ごそうか。_f0075075_957144.jpg

桜の開花は、今年は早いのでは?とされたが、一昨日に大洞の山桜を見に行ったが、蕾状態になっていたので、これから咲くとすれば例年並みになるのだろう。つまりゴールデンウィークは、満開の桜を観る事が出来るだろう。
今年のゴールデンウィークは暇なので、桜をのんびり撮影して過ごそうか。_f0075075_9581022.jpg

蕾であるが、明日の26日は雨。しかし27日以降は、晴れ間も続き、気温もそれなりに高いので、開花は27日以降だろうか。北上は桜が咲いていたが、遠野に通じる峠ではまだだった。田瀬の周辺は、桜の開花が早いので、もう咲いているかもしれない。遠野の街は、やはり27日以降だと思う。
by dostoev | 2017-04-25 10:03 | 民宿御伽屋情報

早池峯への祈願

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早池峯神社に訪れる人が、年々増えて来ている気がする。しかし、その最もたる理由が座敷ワラシの幸運をもたらすのでは?という淡い期待からの様だ。座敷ワラシが入ると、その家は繁栄すると云われて久しいが、最近では良縁や、もしくは僅かな幸福を期待してのものの様。
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今回のお客さんも、最近訪れた不幸を振り払いたい期待を持っての早池峯神社参詣であった。
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車で無いと、なかなか参詣出来ない早池峯神社。路線バスも無くなり、自分の宿を頼って来た客を早池峯神社に連れて来るのは、自分も何度も訪れたい早池峯神社であるから苦にはならない。
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不動明王が光による陰影によって、その威厳を誇示しているかのように見えた。
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途中に寄り道した、地蔵岩。
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河童淵の、三体の河童像を撮影するお客さん。背後に聳えるのは、天ヶ森。これも定番コースとなってしまった。去年は、NHKワールドの番組と、NHKのBS放送番組にも協力したのは、このブログがあっての事だった。
by dostoev | 2017-04-24 18:29 | 御伽屋・幻想ガイド

笛吹峠の今

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「遠野物語」にも登場する魔物が出るとされた笛吹峠。その笛吹峠が去年の台風の影響から、未だに通行止めになっている笛吹峠。その笛吹峠の現状がどうなっているか、よくわからないので行って確認してみた。
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笛吹峠には、通常の県道35号遠野・釜石線を行くのだが、土淵から貞任山の手前から林道を通って笛吹峠に合流するルートもある。取り敢えず、貞任山方面・和山峠方面へと行って見た。
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年にもよるが、雪で通れない場合もままあるが、今年は降雪量が少ない為、道路には雪をみかけない。とにかく水芭蕉の群生地手前を笛吹峠方面に行って見るが、林道の雪はどうだろうか?
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通行止めの看板は、脇にずれているので行けるのかと思った。
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暫く進むと、山の現場事務所の手前の道が崩壊していた。
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道がえぐれているというか、完全に穴が開いている状態だ。普段はめったに人も車も通らない道なので、復旧はかなり後回しになるだろう。
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それでは本来の笛吹峠はどうなっているのか、確認しに行った。通行止めにはなっているが、車の出入りを確認したので、どの辺が通れないのか見に行って見る事にした。
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落石防止の為か、衝立の様なものが設置されている。
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ひしゃげたガードレールの姿を見ると、凄まじい水の力を感じる。
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被害が酷いのは、やはり沢に面した場所の様だ。
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沢ごとに表情は違うが、沢に台風による雨水が集中して土砂を大量に流したという事は理解できた。
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車はどこまで行けるのか?と恐る恐る車を走らせていたが、笛吹峠の頂を過ぎ、青ノ木方面にさしかかっても、まだ進める。
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もうすぐ青ノ木の公園だなぁと思ったら、ここで道路の崩壊場所に到達した。この先はわからないが、恐らくこの箇所の道路を復旧できれば、笛吹峠の開通がなるのではないか。釜石方面から青ノ木の溶鉱炉跡までは行けていると聞いたから。途中も道路が新たに舗装された様な箇所もあったので、去年から地道に復旧し続けているのだろう。簡単には言えないが、2か月以内に笛吹峠の開通が出来るのではないだろうか。
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峠から見下ろした川の流れは、いたって普通の様。土砂で塞き止められているようでもなさそうだ。峠の道路以外は、取り敢えず日常の笛吹峠のようである。
by dostoev | 2017-04-23 19:22 | 遠野体験記

青笹の語源

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六角牛山の麓に、青笹と呼ばれる地名がある。昔は、青笹村であり、今では青笹町となる。「遠野物語拾遺3」に天人児の話と共に笹小屋を建てた事が青笹村の起こりと紹介されている。また別に「ものがたり青笹」によれば、ユキドウという神様を祀った時に湯立て神事があり、その神事に使用された笹を地面に挿したところ根が付いたのが裏も表も青い笹の葉であったという。それから青笹という地名になったと云う。昔は、緑も青と呼ばれた時代があった。ちなみに、ユキドウという神を祀る別当は佐々木氏という事である。

ところで「笹」は小さい竹の意であるが、「ささ」そのものの語源は、月齢三日の朔の月形の形容である。つまり三日月。どうやら笹の葉の形状が、三日月の形として捉えられたようだ。となれば青笹とは「青い三日月」の意にもなる。六角牛山の麓に、三日月神社があるのは偶然であろうか。太陽も月も東から昇るのだが、その東に聳えるのが六角牛山である。

青笹という地域は、河内川、中沢川流域を中心として開発されたとされている。ただその表現を変えて言えば六角牛山の麓の開発であり、過去に六角牛山に人が集まった事を示すものである。岩手県神社庁に伝わる伝承では、六角牛山は「おろこしやま」と記されていた。恐らく「お」は尊称の「御」であり、六角牛山の麓の開発は、山を崇め奉る人々が集まったものと思える。

「上閉伊郡誌」には、青笹では無く「青篠」と記されており、遠野村附之目録にも「青篠」とある事から、古くは「青篠」であったようだ。以前、六角牛(ろっこうし)は、佐々木系の六角氏(ろっかくし)から来ているのではないかと書いたが、その佐々木氏の発生は近江国蒲生郡「篠笥(ささけ)郷」を本拠としている。「篠」は「しの」とも読むが「ささ」とも読む。青笹の語源の伝承に、ユキドウ神を祀る別当が佐々木氏であるのも関係があるのかもしれない。

沖縄で「コイシノ」とは神子名であるが、意味は「越え渡る月」の意である。篠竹などとは言うが、本来の「しの」とは月の意であって、「竹取物語」の様に、竹は月との関係が深い。本来は青篠であった地名が青笹に変更されてはいるが、読みはどちらも「あおざさ」で良いのだろう。その青笹の地名の発生は、やはり六角牛山と月の信仰に大きく関わっているのだと思えるのである。
by dostoev | 2017-04-09 09:57 | 遠野地名考

イヌフグリ

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イヌフグリが、沢山咲いていた。自分にとっては、雪があっても咲く福寿草より、小さな青い花のイヌフグリが咲く方が春を感じる。
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by dostoev | 2017-04-07 05:17 | 遠野の自然(春)

渇水

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今年は積雪量が極端に少ない暖冬の年だった。その為か、いつもなら雪融け水で、それなりの水量を保つ筈の川が渇水傾向になっている。画像は、中沢川。中沢川の水量は、いつも少ない方だが、現在はまったく流れて無い流域もある。早瀬川などはいくつもの支流が合流するので、それなりの水量を保っているが、それでも例年より少ないようだ。
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これからの問題は、農業用水だろう。天気予報を見る限り、大雨が降るという事は無いようだ。せいぜい、お湿り程度の雨が降る程度か。まあ去年も暖冬で似た様な状況ではあったが、今年は更に輪をかけて降雪量が少ない。
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ところで中沢川の六神石神社寄りの川に、賽の河原の様に石を積んだ場所があった。何故、こうして石を積んだかわからない。ただ、この中沢川も去年の台風の名残が見て取れる。今でも両岸に水で押し流された木々の残骸などが散乱している事から、もしかして水神を鎮める為のものであろうか?
by dostoev | 2017-04-06 20:37 | 遠野情報(雑記帳)