不思議空間「遠野」 -「遠野物語」をwebせよ!-:「現代遠野物語」20話~
2020-10-14T16:11:12+09:00
dostoev
遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
Excite Blog
「現代遠野物語」 第二十九話(小友町の砂金)
http://dostoev.exblog.jp/15092306/
2010-12-03T11:37:00+09:00
2020-10-14T16:11:12+09:00
2010-12-03T11:37:20+09:00
dostoev
「現代遠野物語」20話~
「現代遠野物語」 第二十八話(新婚初夜)
http://dostoev.exblog.jp/15092300/
2010-12-03T11:36:00+09:00
2020-10-12T16:54:43+09:00
2010-12-03T11:36:14+09:00
dostoev
「現代遠野物語」20話~
昔の婚姻は、親同士が決めた場合によるものが多かったそうである。小友町にと嫁ぐ事になったお婆さんはある日、のんびりと馬に乗って、嫁ぎ先に着いた頃は夕方であったそうな。それから披露宴が、夜遅くまで繰り広げられたそうである。
このお婆さんは当時、自分の旦那になる人を確認したかったそうであるが、恥ずかしさで下を向いたまま、ましてや角隠しが邪魔で、隣に座っている新郎の顔を確
認する事ができなかったと。盛大に祝宴が繰り広げられた夜遅く、奥座敷で1人新婚初夜を迎える事となった新婦は新郎が来るのを待ち侘びていたのだが、暫くすると新郎らしき人物が現れ、無事に新婚初夜を果たしたという。
だが翌朝、その家の縁側で一升瓶を抱いて寝ていた男性が新郎であると知り「昨夜は不覚にも、飲み過ぎてこのまま眠ってしまった…。」と新郎である今の爺さんから
聞き及び、果たして昨夜新婚初夜を迎えた男性は誰だったのか?という事である。
]]>
「現代遠野物語」 第二十七話(猿の経立)
http://dostoev.exblog.jp/15092283/
2010-12-03T11:32:00+09:00
2020-10-13T11:19:45+09:00
2010-12-03T11:32:39+09:00
dostoev
「現代遠野物語」20話~
遠野の里には以前、猿が棲んでいたという。河童淵にも猿がおり、それを河童と見間違えたとも云われている。そして現在は、仙人峠の奥にひっそりと猿達は暮らしている。佐藤某君は、徒歩で全国を歩き回っている人物だ。仙人トンネルを歩いて通った頃は暗くなっていたので、仙人の観音岩近辺でテントを張り野宿した時である。テントの中でくつろいでいると、何やら外で物音がしたそうである。佐藤君は一瞬『熊か?』とも思ったそうだが、とにかく恐る恐る外を覗き見したそうだ。外では猿が一匹、二匹と動きまわっているのが見えたそうである。安心した佐藤君はテントの外へと出て、猿を見ようと思ったそうな。外に出てみると、年老いた体の大きな猿が佇んでいたそうである。その猿の後に十匹以上の猿がいたという。佐藤君は驚いて、テントに逃げ込んだそうだ。
仙人の観音岩では、猿を見る事が殆ど無い。それが現れたというのは、年老いた猿こそが猿の経立で、その指示によるものであったのだろう。]]>
「現代遠野物語」 第二十五話(平成での恩徳)
http://dostoev.exblog.jp/15092275/
2010-12-03T11:29:57+09:00
2010-12-03T11:29:53+09:00
2010-12-03T11:29:53+09:00
dostoev
「現代遠野物語」20話~
平成13年に、米田君という高校生が仲間と一緒に恩徳の幽霊屋敷へと
行ったそうである。
皆で建物の前で写真を撮っている後に、建物の内部を覗いたところ般若
の顔が浮きあがったそうだ。
そして驚いて皆で逃げる時、隣の小屋から何やら白い霊体のようなもの
が現れたそうである。ますます米田君は、恐怖にかられたそうである。]]>
「現代遠野物語」 第二十四話(恩徳にて)
http://dostoev.exblog.jp/15092252/
2010-12-03T11:25:53+09:00
2010-12-03T11:25:50+09:00
2010-12-03T11:25:50+09:00
dostoev
「現代遠野物語」20話~
昭和56年に、恩徳の幽霊屋敷の噂が尾を引いて有名になってきた。
そこで警察官が警ら中に恩徳のその屋敷へと足を運び、建物を見て
回ったが何もなかったという。
内部も見ようと思ったのだが、まさか警察官が不法侵入するわけにも
いかず、結局諦めて帰ろうとしたそうである。
しかし1人の警察官が、面白く無いので帰り際に、その建物を蹴飛ばし
たそうであるが、それから、その建物を蹴飛ばした警察官は原因不明
の高熱を出して寝込んだそうだ。
巷の噂では、その警察官は祟りにあったのだと云われている。]]>
「現代遠野物語」 第二十三話「恩徳の幽霊屋敷」
http://dostoev.exblog.jp/15092222/
2010-12-03T11:18:32+09:00
2010-12-03T11:18:29+09:00
2010-12-03T11:18:29+09:00
dostoev
「現代遠野物語」20話~
土淵町の山奥に俗称、恩徳の幽霊屋敷というところがある。噂では昔、
異人殺しがあった場所と伝えられている。
それからその家では、不思議な出来事が多くあり、住む者も家を捨て、
今では荒れた廃屋と化している。
地縛霊は、その家と共に生き続けるというが、今ではその家も死んだと
同然なので、その霊も消えたのであろうか。
]]>
「現代遠野物語」 第二十二話(猫憑き)
http://dostoev.exblog.jp/15092213/
2010-12-03T11:16:00+09:00
2020-10-12T05:01:59+09:00
2010-12-03T11:16:47+09:00
dostoev
「現代遠野物語」20話~
これは、某集落での話である。ある日某家の息子が、車で猫を轢き殺したそうな。その日以降その息子が、何かに取り憑かれた様に、猫の仕種をしているのだった。
『これは猫に取り憑かれたに違いない!』
そう思った親は、その息子を祈檮師の元へ連れて行こうとしたのだが、素早く逃げ回るのでどうにも捕まえることができない。そこでその親は、近所の若い連中5、6人を呼んで息子を捕まえてくれるように頼んだのであった。そしてその親は、祈檮師を呼びに行ったそうである。
さて、その若い連中であるが、狂ったように逃げ回る息子を捕らえきれず、とうとう家の外に逃がしてしまったのであった。若い連中が外に出て、追いかけていった先は、物置小屋であった。これでどうにか捕まえることができると思った若い連中は、その堀っ建て小屋の中に入った瞬間、中を見てゾッとしたのであった。猫は追い詰められた状態において、狂ったように走り回るものである。それと同じ事を、その息子もやったのである。息子は狂ったように、物置小屋の壁を走っていたそうである。
その後、どうにかその息子を捕まえ、祈檮師にみてもらったそうだ。やはり、猫に憑かれているということで、お払いをしてもらい、元に戻ったそうである。]]>
「現代遠野物語」 第二十一話(黒いマムシ)
http://dostoev.exblog.jp/15092210/
2010-12-03T11:15:32+09:00
2010-12-03T11:15:31+09:00
2010-12-03T11:15:31+09:00
dostoev
「現代遠野物語」20話~
青笹町の藤原某さんが、山中で真っ黒いマムシを発見し捕まえた。
白い生物はアルビノ種であり、たまに発生する。それが昔は、鹿や
蛇や狐の場合、神の使いと信じられてきた歴史がある。しかし、黒
いマムシは黒化型のこれも貴重種であるが、巷では不吉の前兆と
思われているようである。]]>
「現代遠野物語」 第二十話(観音様)
http://dostoev.exblog.jp/15092204/
2010-12-03T11:14:00+09:00
2020-10-13T11:36:25+09:00
2010-12-03T11:14:15+09:00
dostoev
「現代遠野物語」20話~
某家では、ある年の正月早々から、良くない事が多発したという。その家の父が骨折したり、軽い交通事故にあったりしている中、家の中で見知らぬ子供に遭遇したのだそうだ。遠野であるから座敷童子かとも思ったそうだが、良くない事があまりにも続くので九重沢の有名な拝み屋さんへと行って来たという。
ところが拝み屋さん曰く「その子供は、観音様です。観音様が姿を現す時には、子供の姿を借りて出てくるのです。」そして続けて言うには「今年のあなたの家は、不幸が重なる年なのです。そこで観音様が、あなたの家に振りかかった不幸を最低限に押さえる為に現れたのです。」という事なそうである。]]>
https://www.excite.co.jp/
https://www.exblog.jp/
https://ssl2.excite.co.jp/