
「遠野の川には、河童が棲めり・・・。」「遠野物語」での柳田國男の言葉である。とにかく遠野中に河童の話は尽きない。ここに紹介する河童淵もまた、悪戯河童が登場したところである。
河童は胡瓜が大好物だという事だが、河童は体を打たれて骨が粉々になっても元通りに治ると云われている。それは砕けた骨を、すっかり揉み合わせて治るまで好きな胡瓜は食べないで治すという話が伝わっている。
気仙の横田に有名な骨接ぎ医者が居り、代々骨接ぎの医者をしていたそうである。その骨接ぎ医者の元祖は河童相伝として、骨接ぎの秘法は河童から教わったものだと云う。やはり人間の場合でも、治るまでは胡瓜を食べてはならぬというものであったらしい…。
遠野の河童の正体