日出神社に大神剣が祀られている。これは安政四年、南部藩士大島高任が大橋鉱山に様式溶鉱炉を造り、そこで上郷町の日出神社に「たたら神」として祀る為に造られたのだと。飢饉による精神的な安定を信仰を「たたら神」に求めたというのだ。
在郷の人々が、この大鉄剣を運ぶ集団に参加して、その時歌われた歌があり
「剣引きたたら唄」と呼ばれる。
ヨーイショ、ヨーイショ
おらがたたらの神様じゃ
せいの、せいの、それ引っ張れや
たたら神様森の下
大黒ちゃちゃ、福チャッチャッ
たたら神様、福チャッチャッ
たたらさまだぞう、福チャッチャッ
ただこの歌は、口伝で伝えられ歌詞に差異があるというが、原型の歌詞という
事らしい。