遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
by dostoev
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琴畑と妙見(其の一)

琴畑と妙見(其の一)_f0075075_16354346.jpg
菊池輝雄「山深き遠野の里の物語せよ」において、菊池輝雄氏は「土淵村琴畑の落人伝説」について述べている。

「十件ほどの家はすべて琴畑姓だ。落ち武者伝説をもち、加賀からおちのびてここに住みついた平家の流れと称して、明治頃までぼろぼろになった幟があった。先祖は琴の名手で、慣れない畑仕事の合い間に琴を弾き、はるか故郷の加賀の国をしのんだ。地名はこれに由来するという伝承をもっている。」

例えば、遠野から笛吹峠を越えて、今は釜石市に属する早栃の話に「遠野物語拾遺18(実を結ばない小柿)」の話があるが、これも平家の落人を意図しての話だ。また同じ釜石市の嬉石という地の語源も、平家の落人が安住の地を見つけて「嬉しい」と述べた事が、いつしか「嬉石」と変化し地名になったとの話もある。実は、遠野から沿岸域にかけての山には、平家だけでなく安倍氏や藤原氏などを含む落人伝説がいくつもある。東和町の兜跋毘沙門天像が猿ヶ石川を睨むように設置されたのは、猿ヶ石川上流に住む部族に対し睨みを効かせる為であったとされるが、逆に言えば猿ヶ石川上流より東は山が深い為なのか、蝦夷征伐の朝廷軍は来なかったともいえる。それ故に、朝廷の力の及ばなかった遠野から沿岸域へ逃げてきた一族が多かったと思える。特に遠野には鬼退治(朝廷にとっての)の話が無い事から、朝廷の力の及ばぬ代表的な地であったのかもしれない。
琴畑と妙見(其の一)_f0075075_20191282.jpg
菊池輝雄氏は次に、琴畑渓流の不動堂について述べている。この琴畑の不動堂だが、「遠野物語拾遺119話」に「神業」の話で登場している。その不動堂に関して菊池輝雄氏は、「…この堂は加賀を向いているという。本尊は、いつの頃か野火にあって焼失した。この時お不動様が中空をとび去るのを、部落の人たちが見ていて大騒ぎになった。」ところが現在の不動堂は、北を向いている。恐らく、元々早池峯大神が祀られていた事からも、早池峯神社を意識して北を向けているのだろう。菊池輝雄氏の言うとおりに加賀の方向となると、上の画像の逆となってしまう。そして中空を飛び去るとの記述だが、「遠野物語拾遺49話」に京都へ飛んで行った地蔵の話が紹介されている。
琴畑と妙見(其の一)_f0075075_20194122.jpg
その「遠野物語拾遺49話」には、琴畑の入り口の山である地蔵端の事が書かれている。恐らく菊池輝雄氏は、この地蔵端と不動堂を勘違いして述べたものと思われる。ただ、山から降りてきた場合は、不動堂は確かに入り口でもあるのだが。

ところで、この画像の地蔵端と呼ばれる小高い山は、「遠野物語72話」においても琴畑の入り口の、カクラサマを祀る塚として紹介されている。
琴畑と妙見(其の一)_f0075075_21045599.jpg
現在、地蔵端の頂には社の残骸だけが残っている。果たして、この社には地蔵がいたのかカクラサマが祀られていたのか、はたまたお不動様であったのか。この琴畑の地で現在も祀られているのは、白滝傍の社だけである。

琴畑と妙見(其の一)_f0075075_21135409.jpg
社の内部には不動明王が鎮座しているが、元々は白滝神社としてあったものに、後から不動明王像が持ち込まれた。その経緯は明治時代になり神仏分離が行われる事になり、大出の早池峯妙泉寺は早池峯神社としてやっていく事になった為に、仏教色を排除しなければならなかった。その為に、山門の仁王像は土淵の常堅寺へ。そして不動三尊と呼ばれた三体の不動明王像があったが、一つは遠野町の大慈寺へ。一つは、青笹町の喜清院へ。そしてもう一つはその当時、琴畑部落の人々が大出の早池峯妙泉寺まで赴いて、現在琴畑の不動堂に祀られている不動明王像を引き取りに行ったそうである。それは、琴畑の白滝は、白滝神社として元々早池峯大神が祀られていたからだった。

by dostoev | 2023-10-27 21:16 | 琴畑と妙見
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