今日も天気が良く、自身も暇なので久しぶりの早池峯神社例大祭を見に行こうと、早池峯方面へと向かった。すると、その早池峯方面から、何やら狼煙の様な雲が立ち上っている。まあ飛行機雲で、恐らく正体は三沢基地方面から飛んできた飛行機によるものなのだろうが、それでも何となく狼煙に感じたものだった。
そして実際に、早池峯神社境内から上空を眺めると、その背後からこの狼煙の様な雲が立ち上っているのがわかる。つまり、早池峯から立ち上がった雲なのだろう。そういう意味からも、今日は早池峯神社の御祭りなのだと、勝手に実感したのだった。
到着した時、ちょうど本殿前でしし踊りが始まった。遠野の街中は太陽が昇ると共に気温も上昇していたが、その遠野の更なる奥である早池峯神社はじわっと汗ばむ程度の暑さ。しかし、しし踊りの人達は暑くて大変だったろう。
夏らしく、セミの鳴き声がどこからともなく響いていた。
神社の杜と呼ばれるように、早池峯神社もまた木々に覆われ太陽光をカットしてくれるからか、この暑い夏でも過ごしやすい。
しかし、いかに涼しい早池峯神社境内でも、激しく踊るしし踊りの人達は、暑かったろう。
さて神事が始まった。猿田彦の先導の元、行列が進む。
例年ならば神の御霊の乗った神輿を運ぶのだが、このコロナ問題から画像の中に、早池峯大神の御神体を入れ、祓い川まで運ぶそうである。
駒形社に寄ってから下ってきた猿田彦の先導する行列。
清浄な空気感を感じた山門と鳥居。これから、行列がここを潜る。
鳥居を潜り、祓い川へと向かう行列。
河原の祭壇へと置かれた、早池峯大神の御神体。それを祓い川の水で清める神事。いつもの神輿であれば、関係者だけで神輿を清めて終わりだったが、今回は一般の方々も参加出来るようになっていた。
そして自分は、ここでおいとまする事にした。