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蛇と猫と女神![]() ![]() 少し違うが似たようなものに、河童がいる。やはり古代中国の文献が日本に伝わり、川には河童というものがいるらしいとなった。猫と河童の違いは、本物の生体が日本に持ち込まれたかどうかの違いだろう。ただ河童の場合は、実在しなくとも、その概念と存在だけは、日本国中に広まってしまった。 ![]() 日本における様々な知識や学問は、古代中国からもたらされたのだが、その古代中国のものでさえ、元々は他の国から伝わったものが多い。例えば、唐猫とは言われるが、それはインドから中国にもたらされ定着し、後に日本に運び込まれ唐猫と呼ばれた。慶長八年(1603年)成立の「猫の草子」では、猫が話すのは天竺の梵語なので日本人は理解できないでいるという話になっている。この事からも、唐猫は元々はインドから伝わったと知れてはいたようだ。しかし上記の猫の伝播ルートを見れば、元々はエジプトであったのだ。考えるに、猫が日本に伝わったとしても、それは生体だけではなく、その猫に関する様々に伝説なども含めて伝わったのだと思える。 ![]() 世界創生の時にナイル川が大洪水を起こし、大洪水が収まり最初に水面上に現れた丘がデンデラの地であり、古代エジプトの人々はハトホル神殿がその位置に当たると信じていた。そして、暗黒の世界を照らし出す最初の太陽が、デンデラ(Dendera)の地から昇ったと考えていたという。そのハトホル神殿の地下室には、太陽が西の空に沈むと、夜の間に地下の世界(冥界)を通って西から東に太陽と朝の空を運び、再び朝日が昇る過程が絵物語と象形文字で語られている。そして太陽である猫と闇である蛇を表す文字は、エジプト最古の記号の一つであるそうだ。蛇は脱皮する事から暗黒の夜から脱皮して、新しい朝を迎える日の出を象徴している。蛇はエジプト神話では女神の母ハトホルの息子であるハルソムタスを現していて、朝日の象徴としての役割を持っている。ハルソムタスは、生まれたばかりの太陽であり常にデンデラから空に昇ると云う。猫が太陽で蛇が闇とされる中で、蛇は別に太陽の象徴ともされているのは、やはり生と死という二面性の同居なのだろう。ドイツ語での快楽をも意味するオーガスムスには「小さな死」の意味を持ち、この一つの言葉にも死と再生の概念が伝わっている。 ![]() 猫を初めて飼った記録が、宇多天皇(在位887年~897年)によって記されている。その宇多天皇は、猫に向かってこう言った。 「お前は、天地陰陽の気を含み、四支(両手・両足)七こう(両目、両耳、両鼻、口)を備えているのだから、わたしの心がわかるのだろうね。」 猫が天地陰陽の気を含んでいるという言葉は、猫に対する冗談にも取れかねない言葉だが、どこかでそういう情報を得ての発言にも思える。天と地、陰と陽。つまり対極のものを有する猫は、先に記したように二面性を持つ存在でもあるという事だろうか。天と地とは、太陽が運行し光が行き渡る地と光の届かない地で、陰と陽に通じる。その気を猫が有しているという発言は、猫が神に等しい存在と言っているようなもの。 また「日本霊異記」での話の内容だが、豊前国宮子郡の地方官、勝臣広国が急死し、その三日後に息を吹き返した。その仮死の時の話を語るのだが、広国は死の国で父親と出会う。その父親は、かなり飢えていた為に七月七日に大蛇となって家に戻るが、息子に追い出さされる。五月五日に子犬になって再び家に戻ろうとするが、やはり追い出された。ところがやっと正月に猫になって家に戻る事が出来、空腹を満たす事が出来たとの話の内容である。これは、何を示唆しているのか。猫が死体を動かす一つの説に、死人の魂が猫に入り込む話を紹介したが、確かにこの「日本霊異記」という仏教説話から、父親の魂が蛇でもなく犬でもなく、猫に入ったからこそ家に入れたとしてもおかしくはない。ただ受け入れた時期が正月であった事から、猫は豊穣や幸福をもたらす来訪神であるとの考察も出来る。猫が太陽であるならば、太陽の恵みがそのまま豊穣に繋がり、幸福をもたらす。その猫が年の初めに家を訪れるとは、その年の幸福が約束されたという事にもなるのではなかろうか。ただし正月には、蛇が居座っている。正月に飾る鏡餅は、蛇のとぐろを巻いた姿を模したもの。鏡のカガは、蛇の古語でもある。また注連縄も、蛇の交尾を模したものと伝わる。その蛇が飾られた正月に猫を招き入れるとは、蛇と猫が一体化する話でもある。しかし現代となると形式だけが伝わり、鏡餅が蛇である意識は皆無であろう。これは最初に紹介した、養蚕を祀る神社にも通じるだろう。蛇に対する意識が遠のき、新たなる来訪神である猫を招き入れ、神として祀った。この「日本霊異記」の仏教説話は、ある意味蛇から猫への推移を含んでいるだろう。 銚子波分神社に祀られる瀬織津比咩は、蛇神であり水神でもある。蛇神の力によって雨を降らせ、その雨水が地下に浸み込み泉となる。冥界は、日本で言うところの黄泉国である。泉が湧く冥界は、水神であり蛇神の範疇でもある。そして蛇(龍)神は、天候をも司る。慶長八年(1603年)頃に成立した「猫の草子」に、高僧の夢に虎毛の猫が現れ、自分の生い立ちを語るのだが、自らを天竺や唐土で恐れられている虎の子孫だと語る。ここで思い出したのが、沿岸で舞われる虎舞であった。帆船時代、風が無くては船が進まない。そこで風を起こす為の舞が、虎舞である。虎は、風を司る。岩手県の沿岸域の法量神社は、漁民と農民の信仰を受けていた。強い風は、作物に悪影響を及ぼすので、農民たちは風が止むように祈願した。しかし、漁民達は風が無くては船を出せないので、風を起こすよう祈願した。これでは、神様もたまったものではないだろう。ところで、この法量神社。法量(ほうりょう)とは、実は熊野の飛竜からきている。「ひろう」「ひりょう」「ひりゅう」の転訛が「ほうりょう」となって伝わり広がったものだ。その飛竜だが、熊野三山年中行事で、三月二十一日に飛竜権現社で瀬織津比咩祭が行われている。熊野の那智の滝神として祀られている瀬織津比咩が最初の銚子波分神社に祀られ、養蚕の守り神として蛇から猫に移り変わったとして、そのどちらも内包する姫神であるから何ら問題は無かったようである。とにかく、蛇と猫は一対の存在である。そして、その蛇と猫は何故か、エジプトでも日本でも女神と一体化するようである。 ![]() イタリアの元環境大臣アルフォンソ・ペコラーロ・スカーニォ氏は、遠野の姉妹都市となっているサレルノ出身でもあるので、遠野にもかなりの興味を示しているらしい。それはペコラーロ氏は母神や女神を研究しているようで、特にエジプトのイシスに注目しているとの事。イタリアにはメフィナという水の女神がいるらしいが、その女神はロッカモンフィーナという、人類最古のホモザピエンスの足跡が見つかった死火山に鎮座しているという。ちなみにロッカモンフィーナという山名の由来は、メフィナ神から来ている。そのメフィナ神もまた、イシスと習合するようである。そして、ペコラーロ氏は女神・地母神としての重要性を強調している考えから遠野の瀬織津比咩にも興味を示している。またアンジェロ・フスコというネクタイブランドを経営するの一族も、このロッカモンフィーナに鎮座するメフィナ神もまた瀬織津比咩と同じく、水の女神であり、養蚕を保護する女神でもある為、その共通性を高く意識しているのだそうだ。そのメフィナの女神の性質は、どうもエジプトのイシスから伝わっているようである。この女神達の性質の類似性は、各地で同時に発生したものなのか。それとも悠久の時の流れを経て、各地に伝わり同化したものなのか。 ![]()
by dostoev
| 2020-11-17 14:12
| 民俗学雑記
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