遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
by dostoev
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河内明神トイウモノ

河内明神トイウモノ_f0075075_17473487.jpg
以前、簡単に土淵町の河内明神について、書いた事がある。土淵の郷土史によれば、土淵全体が「河内明神」と「諏訪明神」によって開発されたのではないか?と、考えられているようだ。「諏訪明神」は、有名な長野県の諏訪。ところが「河内明神」の発祥がわからなかった。その為に東北全般に及ぶ羽黒修験の影響を意識し、その東北で、いくつもの河内神社がある山形県を参考にしたのだったが、その大元は違ったようだ。

実は、この遠野の「河内明神」を、どう読むのかわからなかった。遠野には、河内という姓があり、その殆どを「かわうち」と呼んでいる。ただ国として河内(かわち)国がかってあったが、その河内(かわち)も「古事記」によれば本来「川内」と記されていた事からも、「かわうち・かわち」のどちらでもよいのだろう。しかし河内明神として調べると、その殆どが様付をして「こうち様」と呼ばれる。そしてどうも、河内明神として古くから信仰されているのは、和歌山県牟婁郡を流れる古座川の河内明神のようである。和歌山県牟婁郡の河内明神の信仰は、元々古神道にのっとった信仰で、鳥居も無かったようだ。それ故に、神社関係の本には、殆ど記載されていなかった。明治時代の神社誌によっても、山形県の河内神社がある程度で、どうやら藩主が勧請したらしいというのはわかったが、それがどこなのかまでは、わからなかった。ただ和歌山県牟婁郡の河内明神は、「紀伊続風土記」によれば、かなり古くから信仰されていたもののようで、どうも平安時代まで遡るようである。

そして「河内(こうち)」の語源を調べていくと、それは「カカチ」からきているのがわかった。そう「カカチ」とは、”蛇の古語”である。牟婁郡の河内明神を信仰していたのは、古くからの農村の四ヶ村であった事からも、蛇と関係が深いとされる川の水を引く農地開発に関係したであろう。それは、土淵の開発に重なる。ただし、和歌山の牟婁郡の農地開発と、遠野の農地開発では、かなりの時代の隔たりがあるだろう。ところで和歌山県牟婁郡の河内神社に祀られる祭神は素戔男尊となっているが、村人達は「河内(こうち)様は、元々は蛇である。」と断言している。河内様の神域は河内橋の下手一帯で、そこを「六蛇の瀬」と呼んでいる事からも、蛇であろうと思われる。

先に記した河内国だが、気になるのは物部氏の勢力圏内であったという事。この和歌山県の牟婁郡は、熊野に隣接しているのだが、この”牟婁(むろ)”の由来は、ウィキペディアによれば「牟婁の由来である「室」は「周りを囲まれた所」を意味し、三方を山に囲まれた田辺湾を指す地名てある。」としている。岩手県の室根は、和歌山県の牟婁郡から蝦夷平定の為に、蛇神でもある早池峯の神が運ばれて来た事に由来しての”室根(むろね)”であった。遠野には、土淵町の”高室(たかむろ)”と、小友町の”土室(つちむろ)”がある。その小友町の土室に鎮座する篠権現には”御室様”が祀られているという。また、同じ小友町の堂場沢稲荷には、御室様を祀る奇岩がある。御室の意味の一つに「神を囲う場所」という意味があるが、古くからの信仰として御室神事を執り行ったきたのは、蛇を祀る諏訪大社である。熊野に隣接する牟婁郡の牟婁も恐らく室で「蛇神を囲う場所」という意があるのではなかろうか。何故なら古座川だが、以前は祓い川という名であり、上流に祓神社が二社ある事からも蛇に関係が深いのが理解できる。「大祓祝詞」によれば祓戸の神は、”罪をカカ呑む”と記されている。カカ呑むとは、蛇の丸呑みの事である。その袚戸神の中心は、熊野大神でもある事から熊野大神の蛇神としての別の姿を囲うという意になるのではなかろうか。話が飛んでしまったが、”室”が登場した古くは「古事記」における、根の国の素戔男尊が登場したくだりである。大己貴命が素戔男尊によって”蛇の室”に泊る事になったが、須世理姫が与えた”蛇の比礼”によって事無きを得たのだが、この蛇の比礼は”物部の神宝”でもあるのだ。それ故に、物部氏の勢力圏であった河内国と河内明神が、まったく関係無いとも言い切れない面がある。

ともかく遠野の土淵は、「諏訪」と「河内」という二匹の蛇によって農地が開発されたと考えるべきか。それが和歌山県の牟婁郡に関わるものであるならば、恐らく熊野修験が関わっている可能性があるだろう。その開発された時期は、土淵の郷土史によれば「尾崎神社縁起」”明神をそこに配置し、開発につとめさせた”事が記されているので、時代は安倍氏の時代から阿曽沼の時代に河内明神を祀り、開発したのであろうという事だ。しかし、何故に土淵の開発の事が「尾崎明神縁起」に記されているのかだが、それは尾崎明神なるものが安倍宗任と関係するものと考えているが、それは別の記事で書く事とする。ただ紹介するとすれば、尾崎明神も鱗があり、安倍宗任もまた鱗があるとの九州の伝承がある事から、尾崎と安倍宗任は結び付くものと思う。ともかく「蛇!蛇!蛇!」である。安倍氏が深く関わる遠野市の土渕もまた、蛇に大きく関わっているようである。

by dostoev | 2019-07-07 21:22 | 「トイウモノ」考
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