久々に、耳切山→荒川高原経由で、早池峯神社へガイドしてみた。馬の放牧地へ辿り着くまでは、多くの日本鹿や穴熊に遭遇し、観光客は結構楽しんでいた様子。空が晴れていれば、月を背景に馬の写真を撮影したかったが、あいにくの曇り空。そして霧も無い為に、いつもの影遊びも出来なかった。その後に、いつもの河童淵(うろ淵)経由で早池峯神社へと向かう。
早池峯神社の鳥居を潜り、本殿手前に来て見ると、何やら自分達の影に反応したよう。夜の早池峯神社に浮かぶ三つの黒い影を、観光客は撮影しはじめた。
その黒い三つの影が本殿に浮かび上がった時、そういや本殿には三つの社があり、各々三女神が祀られている。三娘の参詣は、その三女神にリンクするものか…などと勝手に思ったりもしながら撮影していた。
三人の娘といえば、遠野の観光ガイドブックに載っている、東京のカメラマンの話を思い出した。神遺神社と早池峯神社へ参詣した後にカメラマンは東京へと戻り、新宿を歩いていたら、見知らぬ老人が近寄ってきて「あなたの後に三人の娘が見える。」と言われたそうな。その時にすぐ、早池峯の三女神を思い出したという。三人の娘とは、そういう事からも早池峯に縁のあるものである。