土渕の琴畑に、一人の長者がいた。一人の娘がいたが、縁あって小国の長者へと嫁がせたのだった。だが、その娘にとって嫁ぎ先がどうも気にくわない。それで、実家に帰ろうと思ったと。しかし昼間は人目があるので、皆が寝静まった夜中に小国の屋敷を忍び出たと云う。小国と琴畑の境には、白望山の高峰が聳えている為、そこを進むには鬱蒼とした樹木を掻い潜って進まねばならず、ましてや闇夜であるから先が見える筈も無い。意を決した娘は、小国の屋敷に火を放った。棟高く甍を連ねて建てられた長者の屋敷が燃え盛る様は、その火の明りが幾十里の遠き山々まで照らし、その明りを頼りに娘は無事に琴畑の実家に帰ったと云う。その娘の帰宅に合わせる様に、小国の屋敷も鎮火したのだと。
「遠野くさぐさ(琴畑長者が娘の事)」
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この「遠野くさぐさ」の話は、文章を若干修正して紹介している。そしてこの話を、どう言ったらよいのだろうか。ともかく、とんでもない琴畑の娘の伝説である…。
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