遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
by dostoev
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南部氏の家紋について

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南部氏の家紋は「対い鶴に九曜」であるが、以前は「割菱紋」であった。では何故に家紋を変えたのかと云うと、二つの逸話がある。その一つは、南部守行が秋田の安東鹿季と戦った時、その陣中に二羽の鶴が飛来し、それを瑞祥として兵を進めたところ勝利をおさめることができた事から、家紋に二羽の鶴を採用したと云う。また一つは、初代南部光行が建久四年、源頼朝に従って浅間山に狩をした時、陣所近くの池に鶴が二羽舞い降りたのを、頼朝は鶴を殺さないようにして射とれと部下に命じた。南部光行は進み出て一羽は翼を、もう一羽は足を射て生け捕りにした。頼朝は一羽を天皇に献じ、一羽を陣中において光行を大いに誉め讃えた。南部氏の「対い鶴紋」はこれを記念したものだとも云う。しかし、どれもまともに信じられない逸話である。
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飛ぶものを飛べなくして捕獲し献上する話は、空を飛ぶ鷹や鶴に当て嵌まる話ではあるが、それ以外に天女伝説も該当するのではないか。「殺さぬよう生け捕りにする」とは、天女が空に飛ぶ為の羽衣を奪う事にも繋がると思われる。

ところで、南部氏の家紋に鶴と九曜があるのだが、九曜は妙見信仰を表すものである。その妙見と鶴を結び付ける話が「捜神記」に紹介されている。それは仙女が鶴に化すものであり、単なる天女伝説に留まらず「三光を観見し、北斗に遭う。」とするもので、鶴が妙見への架け橋となる話だ。仙女であり、天女が鶴でもある話であるが、熊本県の阿蘇を中心とする周辺にも鶴と天女伝説を結び付けるものがある。例えば田鶴原は湿地帯で鶴が舞い降り、それを捕まえた健磐龍命は、その鶴に乗って天空を駆けたとの伝説がある。これは恐らく、劉女が白龍に乗って天空を駆けるという古代中国の伝説の影響を受けているものだろう。龍であり蛇は、首の長さと魚を丸呑みにするその姿と動きが水辺の白鳥に似通っている事から同族とされていた。つまり健磐龍命が鶴に乗って天空駆けたのは、日下部吉見の龍蛇神を捕まえた事にかかる伝説だろう。そしてそれは、現在でも行われている阿蘇神社の御前迎えの神事に繋がって来るものであろう。健磐龍命は、姫を奪って婚姻を果たした事になっている。そして阿蘇神社の家紋が、鷹とは別に舞鶴をも採用しているのは、天女を鶴に見立ててのものである。
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遠野の三女神伝説で、三女神は各山々へと飛んで行ったとされる。飛ぶものとは、鳥以外には天女となるであろうし、しばしば天女は飛ぶ鳥と結び付けられた。遠野三山で、北に聳えるのは早池峯であり、その山の頭上には北極星と北斗七星が聳える。北辰を強く押し出している星の宗教と呼ばれる天台宗によって当初支配された早池峯は、北に聳えるからこそ、その存在を崇められた。始閣藤蔵が、金が発見出来たらお宮を建てると、早池峯に祈願した歴史を踏まえれば、遠野を支配した南部氏が安定した治金を祈願するには、やはり早池峯を重視するだろう。鶴は鉱山用語で「鉱脈」を意味する。天女ともされる鶴と九曜を結び付けた南部氏の家紋とは、山の鉱脈をも意味する早池峯の天女を自らの手許に置いたという証の家紋ではなかったか。
by dostoev | 2017-09-30 17:10 | 民俗学雑記 | Comments(2)
Commented by イキナリ at 2017-12-07 03:56 x
いくつかひらめいたこと。
これは、岩手の神社に三ツ穴灯籠(三光)が異様に多い理由のひとつでしょうか?
また、鶴を「たずがね(たづがね)」といいますが、龍鉱(たつかね)からきている可能性はあるのかなとか、ちょっと考えました。
Commented by dostoev at 2017-12-07 12:19
村上もとかの漫画「龍-RON-」を思い出しました。主人公の名は「龍」そのヒロインの名は「田鶴てい」。意図的に、龍と鶴を結び付けた漫画ですが、その意図はわかりません。しかし、作品の背景から中国の影響を受けているのは確かでしょう。田鶴は「たづる」「たづ」と訓じますし、首長の鳥は、蛇族(龍族)と同じとされた事から「たずかね」も「たつかね」も同じ意味だと思います。
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