遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
by dostoev
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鯰と地震(其の四)

鯰と地震(其の四)_f0075075_20413635.jpg

室町幕府将軍足利義持の命により、如拙という僧が描いたのが、瓢箪で鯰を抑え捕る事が出来るか?という禅問答の様な絵が上記の「瓢鮎図」と呼ばれる有名な絵。通常では、瓢箪で鯰を捕まえるなんて出来ないと思うのだが、鯰は地震の元とも知られ、水神の使役とも知られている。

「日本書紀(仁徳天皇十一年冬十月)」では、瓢箪が水神を鎮める呪具として登場している。また有名な「西遊記」では、呼びかけた相手が返事をすると中に吸い込んで溶かしてしまう瓢箪の紅葫蘆で銀角を吸い取ってしまう。本来は水瓶であるから、やはり水神関係の呪具であったのだろうし、また瓢は魂の器という認識があった為、天皇陵などの前方後円墳も瓢を半分にした形を模したものであるという。
鯰と地震(其の四)_f0075075_20423071.jpg

ある鯰絵では、鹿島明神が要石の代わりに瓢箪で鯰を抑え込んでいる。
鯰と地震(其の四)_f0075075_204324.jpg

また、別の絵では鹿島明神の代わりに、恵比寿様が瓢箪で鯰を抑えている。つまり瓢箪は、要石の代わりになるものであるのがわかる。考えて見れば、地震の後には津波が押し寄せる。地震と津波は、セットみたいなものである。当然の事ながら、鯰は暴れて地震を発生するが、それが水神の怒りにも似た津波に結び付くのは自然の流れであるのか。

鯰の伝説で一番古いであろう阿蘇地域に、もう一度目を向けてみよう。神武天皇の孫である健磐龍命は、阿蘇カルデラ湖の水源を護る鯰を退治した後に、祟ったその鯰を祀った。また、神武天皇の皇子である彦八井耳命が日下部吉見神社の元地にあった池を干し、襲ってきた大蛇を退治し祀った。どちらも本来は、阿蘇に関係無い神武天皇の子孫であり、その子孫たちが水神の使役らしきを退治している。ところで同じ、阿蘇に隣接する地域に菊池郡があり、そこにいくつかの乙姫神社が鎮座している。祭神は阿蘇津比咩であり、鯰と関係する伝説が伝わっている。それは、姫井という地で川に呑まれて流された阿蘇津比咩を、大きな鯰が助け出した伝説であ。阿蘇津比咩は本来、日下部吉見神社の水神であるから、水神の使役であるとされる鯰が助けるのは当然の話しだろう。ただしこの地域では、乙姫とは阿蘇神社の二ノ宮に祀る阿蘇津比咩の事であるとしている。また隣接する地域に男石乙姫神社があり、祭神は阿蘇大神となっている。しかし、その阿蘇大神とは乙姫である阿蘇津比咩を指す言葉であるという。また別に伊萩二宮神社があり、その名の通り阿蘇神社の二宮に祀られる、阿蘇津比咩を主祭神としている。どうもこの地域での阿蘇大神とは、健磐龍命ではなく、地主神であった水神の阿蘇津比咩という事らしい。また、阿蘇大神が阿蘇津比咩であるかのような伝承が「彦山流記」に記されている。行者が阿蘇山に登り、山上の宝池の本当の主を知りたいと様々な行法を駆使していると、女人が現れ行者の舌を食いちぎった後に正体を現し、それは大龍であり、娑婆では十一面観音であった。これはやはり、龍の女神である阿蘇津比咩が阿蘇大神という事であろう。

鯰を倒した健磐龍命であるが、水神である日下部吉見神社の阿蘇津比咩の使役が鯰であるなら、健磐龍命は阿蘇を開拓したというより、阿蘇で崇敬されていた水神である女神を力で従わせ、阿蘇の地を征服したとの見解が成り立つ。
鯰と地震(其の四)_f0075075_20435920.jpg

ところで、この菊池郡を調べていて気になったのは、地名に「大津」「瀬田」があり、そして近江国から勧請された「唐崎神社」そして「日吉神社」があった。「菊池郡市神社誌」によれば、男石乙姫神社は、高宮山城守高宮清房が阿蘇乙宮大明神を勧請したようだが、この高宮清房という人物は、近江国高宮の人であり、元は佐々木氏であり南北朝時代に征西将軍に従って菊池に下り、その子孫は菊池に仕えて居住し、地名はそのまま近江国の高宮を採用したようである。これではまるで、琵琶湖周辺の地名が移転したようでもある。ウィキペディアによれば、大津の名前の由来はよくわからないが、「肥後国誌」によると戦国期に有力国人である合志氏の一族が東嶽城(現 日吉神社)を築き、大津十朗義兼と名乗っていることから、既にこの頃には大津の地名があったようである。「合志川芥」には「此の所は「火児国大水(ヒゴノクニオオズ)」と呼ばれていた」とある。合志氏が登場しているが、元は近江国の佐々木氏であった。「肥後国志」によれば「佐々木四郎左衛門尉長綱、大友氏の裁許によりて当国に下向し、合志半国の地頭職となり、真木村に住し、氏を合志と改号す。」なのだと。元々は大水(オオズ)である地名に、近江国の大津から合志氏が来た事から「オオズ」の訓み名に「大津」をあてたのだろう。

しかし、この阿蘇地域の菊池郡に、多くの菊池氏と佐々木氏が住んでいるのだが、遠野の地もまた、菊池氏が多く、それに次ぐのが佐々木氏である。この菊池郡における菊池氏と佐々木氏のバランスは、遠野に何等かの関係があるのだろうか?そしてむもう一つ、琵琶湖を中心とする近江国との関係。この琵琶湖にもまた、鯰の伝説がある。
by dostoev | 2016-05-07 20:44 | 鯰と地震
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