昨夜も観光客を連れて、霧がかるマヨヒガの地へと行ってきた。昨夜の霧は、停滞する霧では無く、漂う霧だった。そう、浮遊靈みたいに漂っている霧。
そして何故だが、風車の殆どが回っていなかった。メンテナンス工事が入っているのは知っているが、そのせいだろうか?
白い霧の中、やはり白い風車の前に立つ、黒い影。
そして、昨夜の霧は纏わりつく霧。観光客の体を白い霧が包み、光を当てるとハレーションをおこしていた。それがまるで、体から滲み出ているオーラの様に見えた。
その体に纏わりつく霧の中の光景は、傍目から見ていると、マジックショーの一コマにも感じた。