フト、ある家の道路に面した花壇を見ると、ヤマカガシがいた。近くには、その家の女性が庭弄りをしている。地元の人のようなので、今更ヘビを見ても気にしないのかと思う。だが、新しく遠野に住み付いた人は、庭弄りをしている最中に登場するヘビを見て驚く人は多いようだ。
もっと近寄ってみよう。花の隙間から、顔を覗かせているヤマカガシの姿がある。しかし、自分の姿に反応し、すぐに移動してしまう。
今では毒蛇となっているヤマカガシだが、自分が10代の頃には、毒蛇じゃないと思われていた。学校の先生も「マムシ以外に毒蛇はいない!」などと言っていたが、後で覆る事はかなりある。要は、世の中にはまだまだ知らない事が沢山あるという事だろう。
今考えると、この毒々しい色合いのヤマカガシを、平気で捕まえて遊んでいた頃が恐ろしい(^^;