渓流沿いを車で走らせていたら、何やら白いモヤっぽいのが渓流の一部に発生していた。遠目でクッキリと、その白いモヤっぽいのが見えた。車から降りて、渓流に近付き見てみると、光が差し込み、浮遊する塵芥を乱反射させている状態だった。
カメラの角度を変えて撮影すると、その白いモヤっぽいのは見えなくなり。
更に角度を変えると、水面の太陽の反射光さえも消える。太陽の光があるから、いろいろなものを浮き立たせ、立体的に見せてくれる。例えば夜霧、朝霧の発生している中でも、月光や太陽光の当たった箇所だけが浮き上がるので、その立体加減で幽霊にも見えてしまうのだろうか。実は以前、泊り客が綾織の愛宕神社へ行った時、白いモヤのようなものがユラユラと動いていたので、幽霊だと思って逃げてきたという話を聞いた。その愛宕神社の幽霊の正体も、恐らくこういう光の悪戯では無かっただろうか…。