遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
by dostoev
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丹内神社と瀬織津比咩

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飢饉によって発生した一揆により参拝がはばかられた為なのか、荒廃の一途を辿っていた丹内神社が2010年にリニューアルされた。丹内神社のあらましについては、こちらを⇒http://dostoev.exblog.jp/7671683/
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伊能嘉矩「遠野くさぐさ」によれば、享和三年二月に「本社の神亦連座の咎なかるべからず」として丹内神社の鳥居に永遠の閉門を科して、村民に対しても祭祀を禁じたとあるが、つまりこれは神も同罪だと領主が断を下したのであった。
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伊能嘉矩も現在も祭神はわからないとされているが、東和の丹内山神社と同じで原住民の崇拝する土地神であろうとされている。後世に不動明王を祀っているのは、その本来の神に近い存在である為だろう。
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その東和の丹内山神社の神は、丹内神社の背後約4キロ先に建立されている滝ノ沢神社の敷地内にある滝に顕現したとある。その滝ノ沢神社に祀られている神は、早池峰の神と同一である瀬織津比咩であった。瀬織津比咩の御神体とも云われる又一の滝にも不動明王が祀られているように、瀬織津比咩の姿は後世、不動明王に変わってしまっている事実がある。
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また丹内神社の脇には駒形大神の碑が建っている。「遠野物語拾遺275」で書いたが、遠野では駒形は本来蒼前様であり、地主神である早池峰大神の乗るものであった。伊能嘉矩が伝えるように、この丹内神社に祀られる神とは原住民の崇拝する神であるという記述は、つまり古くから崇拝され祀られる神であったという事。現在、遠野の各神社に祀られている神の殆どが、地主神ではなく中央の意向に沿った神々が祀られている中、唯一早池峰大神だけは遠野の古くから祀られる神であった。
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そして駒形大神の碑の隣には、遠野で云うコンセイサマが建っていた。駒形神とコンセイサマは、遠野だけではないがセットになっている。ところで何故に山が信仰されたかというと、それは万物の始まりとも思われていた為だ。山には雨が降って、その雨水を吸収した山が川を形成して海へと注ぐ。また山には樹木が生え、また獣たちが生まれるなど、いろいろなものが生誕する地が山であった。瀬織津比咩は新山様とも呼ばれるが、本来は新山では無く深山であったのは「早池峰神社の由緒」からわかっている。その万物の生誕の地である深山の女神が瀬織津比咩であったのだ。コンセイサマは大きければ大きいほど良いというのは、山という巨大なものに対比して云われる事である。その万物の生誕の地である山に豊穣を願う形としてのコンセイサマであった。つまり女であり陰としての深山である為、そこには陽物を供える為のコンセイサマである。つまりコンセイサマとは、山に捧げる民衆の五穀豊穣に対しての願いの形でもあった。当然それが遠野地方、いや蝦夷の地では早池峰大神に対するものであったのが理解できるのだ。
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文政七年、新たに遠野に入部した領主は、この丹内神社のあらましを聞いて「神明は天下無常の至尊なり。苟も侵すべからず。百姓の不穏の如き有司失政の致す所、神明奚ぞ与り知らん。」と直ちに命を下して丹内神社の閉門を解いたという。しかしそれでも村民には死罪になった過去の事件が心の奥底にある為か、この丹内神社を参拝する者は殆ど無かったと伝えられる。ここで気になるのは新たな領主の言葉「神明は天下無常の至尊なり。」という言葉だ。南部時代といえば盛岡南部が、遠野南部を支配していた。その南部の崇敬する神社は八幡神社であり、今でも岩手県を代表する一宮でもある。その盛岡南部が共に崇敬していたのは、大迫早池峰神社を保護していた事からわかるように、早池峰大神であった。だからこそ「天下無常の至崇なり。」と言葉を発したのであろう。
by dostoev | 2011-11-02 08:43 | 瀬織津比咩雑記 | Comments(0)
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