今から数年前、某地域の杉林の中に数体の五寸釘を打ち付けられた藁人形が多数発見された。それも脚立では届かない位置に打ち付けられたので、取るのに難儀したらしいが、一体誰が打ち付けたのか未だに不明なのである。ただ薄暗い、杉林の木に打ち付けられた多数の藁人形は、呪の念が集まった霊域となったようで不気味な雰囲気を醸し出し、今では管理者さえもなかなか立ち寄らなくなったと云う。
迷信も今の世の中では廃れ始めているが、実は人に対する呪いの意識は、今でも日本人の心の中に根付いており、四国は高知の物部村にいると云われている陰陽師の元に全国から「こいつを呪ってくれ!」という、呪いの便りが未だに集まっているらしい。今から10年前にも、東急ハンズで売り出した”呪いの藁人形セット”は、あっという間にOLの間で完売したのは有名な話である。