遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
by dostoev
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早池峰を包む太陽と月

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真夜中、不思議な月明かりを浴び、雲に抱いて眠る早池峰。
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月の白い明りで、早池峰に向って左の雲は白く輝き、水の雲は太陽の明りで赤く染まる。


ほぼ同時刻に早池峰の西に月が沈み、東から太陽が昇る。この天体の動きが10月23日の未明から行われた。早池峰は一晩を通し、満月の明りに包まれ静寂し、朝には太陽の光で息づいていた。まるで早池峰が火の精である太陽と、水の精である月とに見守られているかのよう。

キリスト世界の「天地創造」には…「地球は形無く空虚であって、闇が淵を覆っていた。その時水の上に神の霊が動き、光あれと命じた。かくて、光が闇より分かたれ、創造の第一日目が明けた。第二日に、神は大空を作って、乾いた土地が生じ、水は海となり、乾いた土地は大地となった…。」

キリスト世界であっても、水と火が結び付いたというのがわかる。そして、天は海であるという意識は、西洋でも日本でも同じであった。水を二つに分けたのが「天(あま)」であり「海(あま)」だと。その水を一カ所に集められ大地が出来たというが、日本古来の考え方は、山にこそ、その水の源があり、生命の根源があると。海もまた生命の源と呼ばれるが、山もまた水か生まれ、樹木が生まれ、生物が生まれる源である。つまりキリスト世界の観点に立ってみると、山こそが海であると感じる。天との境界でもあり、海との境界でもあるのが山だ。つまり山があるから海が存在するのだと考えられてきたのだと感じる。

早池峰の瀬織津比咩は、滝の女神だとも、山の神だとも云われる。しかし、果たして原初はどうであったのだろう?延喜式から広まった穢祓の神という意識は、大祓祝詞からでもあり、または「古事記」での八十禍津日神からでもある。その祓いの意識が日本人の「水に流そう」というものに結び付き、いつしか早池峰の瀬織津比咩は水の神であり、滝神ともなったのかもしれない。いつも漠然と感じるのは、桜の神であり、海峡の神であり、水神もしくは滝神であり…などと多面的なイメージが作られているのはある意味、原初的なイメージをぼかす意思が働いていたのかもしれない。

水の精として有名な西洋のセイレーンだが、意外にその姿は混沌のままであるようだ。12世紀初頭の「フィシオロゴス」には「セイレーンは翼を持ち、鳥の足をしているが、尻尾は魚である。」と記されている。この混同は、天と海の混同でもあったようだ。"アマに住むセイレーン"とすれば、それが天なのか海なのかわからない。また古代ギリシア時代には、セイレーンとは死者の魂を運ぶものともされ、邪悪なイメージが付きまとった。瀬織津比咩は大祓祝詞においては、人の罪や穢れを運ぶ存在。そういう意味では閻魔大王のイメージにも若干重なってしまう。ましてや"セオリツ"を"ソウツ"と読み、瀬織津比咩が地獄の三途の川に住む"葬頭河婆(ショウヅカバア→ソウツバア)と混同されたのも有る事から、このイメージの定着はやはり大祓祝詞からなのであろう。

ただ本来、瀬織津比咩が神であるのなら、その姿は無いのではないか?また水の神であったとしても、それは姿を自由自在に操る存在。火や水は、見る事もでき、触って感じる事もできる。しかしその形は一定の形を成さない。そういう意味ではやはり瀬織津比咩とは水神の根元神であったのかもしれないが、今回の早池峰が火と水を手にする様を見ると、火と水を結び付ける重要な存在にも感じてしまった。ただこれは、自分の感性であって、何の根拠も無いものである。
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大地に沈もうとする満月。
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東の海から昇る太陽。
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太陽光線を受けて赤くなり、今まさに大地に沈もうとする月。
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昇った太陽は、海に太陽の滾る炎の痕を残す。


自分の中の瀬織津比咩に対する考えは、当初の時とは変化している。ただ瀬織津比咩を追及するというのはひとえに、蝦夷の国の追及。もっと狭義的に言えば、自分の住む"遠野"の追及にもなってしまうのだが、この魅力に完全に取り憑かれてしまっているようだ。とにかく、面白い。

昔の漫画「コブラ」に「幻の山」というものがあった。その山とは信じれば、常にその姿を目の前に現してくれるのだが、少しでも疑うと、たちまちに消え去ってしまう。実は、主人公のコブラの相棒レディが、不運な事故の為に、その山に不時着していた。それを救出する為に、コブラはレディから発せられる発信機の信号を信じるお守りとして山に登り切り、無事にレディを救出する。しかし黄金を積んだ旅客機なども不時着している山であった為、それを狙う悪党どもも登っていたのだが、一瞬の疑いから山は消えさり、悪党達は、奈落の底に落ちていった。とにかくコブラがその幻の山を登りきったのは、一つの信じる指標であったのがレディの発信する信号であるが、自分にも信じる事の出来る信号がある。その信号が途絶えない限り、自分は今後も進む事ができるのだろう。
by dostoev | 2010-11-19 11:45 | 瀬織津比咩雑記 | Comments(0)
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