
遠野市小友町には、巌龍神社がある。創建は明らかではないのだが、常楽寺の開祖である無門和尚が不動明王を勧請して、巌龍山大聖寺と呼称したとあるが、それ以前から、この地は地域の人々から崇拝されていたのだろう。何故なら、水が湧き出る地であるからだ。
古代信仰には、樹木信仰と共に磐信仰がある。社を構えずに、そのままの姿を崇拝していたのだという。屹立した、俗に呼ばれる不動巌もまた、天にも昇るまでの景観を示しており、またその根元には、今でもこんこんと水を湧き出させている。つまり、巌龍神社の創建以前にも、この地は崇拝されていたという憶測が成り立つ。

この巌龍神社に伝わるものに、蛟龍の昇降の跡と、神の水というのがある。水の湧き出る根源に、古代では神を、そして龍をイメージしたものだった。その龍が現れる水は清いものであり、そこには天眞渟名井の信仰が広がっているのだろう。この不動巌の根元には不動尊を祀る島があるというのだが、今では金毘羅の石碑と、一つの玉石が祀られているだけだ。この祀られている玉石そのものが龍の玉であり、天眞渟名井に伝わる聖なる玉。勾玉の女神が化生する玉の信仰となる。

水の湧き出る傍には、早池峰大神の石碑が立ち、その背後には、またこれも龍が昇ったとされる岩の溝が上まで続いている。水の湧き出す神水から龍が岩肌を駆け昇るというのは、これもまた一つの滝の定義である。天眞渟名井の信仰と共に、この地にも滝神であり早池峰大神である瀬織津姫の信仰が伝わったものと思う。
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