遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
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鈴鹿権現と瀬織津比咩(其の四)

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【鈴鹿流薙刀発祥の地碑】画像提供、梨の木平の桜

ところで片山神社には「鈴鹿流薙刀発祥の地」という碑が建っている。この鈴鹿流薙刀だが、ウィキペディアで検索すると下記のように説明されている。

「鈴鹿家直を流祖とするが、鈴鹿流では、この人物を天真正伝香取神道流の飯篠家直と同一人物であると伝える。影山流第8代の松浦正威が鈴鹿流第3代を継承したことにより、影山流と併伝され、影山流とともに仙台藩に伝わった。その後、影山流の吉田有円が鈴鹿流のみを継承して、影山流とは別に伝承された。

確証を得ないが、元来、鈴鹿流という薙刀の流儀はなく、仙台藩へ伝えられた「静流」が、東北訛りで「すずかりゅう」と発音され、それに「鈴鹿」の文字を充てた可能性が高い。流祖が曖昧になっているのもそれが原因と思われる。」


ここでの「すずか」と「しずか」の転訛は、東北において、いくつかの重複をみる。まず最初に紹介した岩手県花巻市大迫町に伝わる「鈴鹿明神」の話にも、「鈴鹿」が実は「静御前」ではないか?との混同があるのも、転訛からきているものであるからだ。
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【鈴ヶ神社と、その内部】

岩手県宮古市川井村に鈴久名という集落があり、そこに鈴ヶ神社がある。鈴ヶ神社の名前の由来には二つの説があるのだが、どうも関係者に聞いてもどちらも曖昧模糊としている。その一つは、静御前が身を隠すために、鈴久名の地名を元に自分の名前も「すずか」と称したという説と、静御前の名前から「鈴久名」の地名がついたとされる説。その説に加えて説明しなくてはならないのが、訛りだ。地元のお年寄りには「さしすせそ」の発音が出来ない者が、かなりいる。「しずか」が「すずか」に発音されるのは普通であるのだ。この訛りも地名の由来に関係しているというが、実際のところはわからないようだ。

判官びいきなる言葉があるが、確かに平泉で死んだとされる義経の伝説は、岩手県に多い。それが義経だけでなく、静御前に関する話もいくつか存在する。そしてもう一つ気になるのが「篠懸(すずがけ)」という言葉だ。篠懸とは、修験者が衣の上に着る麻の衣で、深山の篠の露を防ぐ為のものであるという。
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遠野市の小友町に、篠権現社(しのごんげんしゃ)というのがある。しかし別の呼び名を「すずごんげん」とも呼ぶ。篠権現の祭祀は、調べると諏訪の御室神事に繋がるのがわかったが、何故に「篠権現」と名付けられたか不明であった。とにかく篠懸とは、篠懸衣とも呼ばれる山伏など修験者が着る法衣。スズカケとは鈴懸とも書き、プラタナスの事。何故に山伏の法衣が篠懸と呼ばれるかというと、首から纏う結袈裟の丸い房がプラタナスの実に似ている事からだった。つまり篠懸には露払いの意味があり、一つの”祓い”を意味するものである。つまり鈴(すず)は篠(すず)でもあり、山伏の文化を意味するものでもある。確かに東北において「しず」が「すず」に訛る可能性はあるだろうが、山伏が伝える「篠」は、あくまでも「すず」であったようだ。「鈴鹿」と「静」の混同が転訛の影響から見受けられ、伝承にも「鈴鹿御前」と「静御前」がはっきりしないのだが、これらを伝えた者達が山伏であろうという見解から考えると「すずか」として捉えるべきだろう。

また薙刀であるが、発祥にはいろいろな説があり不確定である。ただ、ウィキペディアの解説の中に「中国の長柄武器である大刀が伝えられ、これに習って日本で作られたものが奈良時代から平安時代にかけて寺院の守護のために僧兵の武器として広く用いられており、これが薙刀の発祥であるという説もあり、その起源と発達過程については諸説存在する。」とある。薙刀の利用方法は武器にばかりとられがちだが、神事にも使用される。薙刀は長刀とも書き記される。例えば、初めて瀬織津比咩が岩手県に運ばれたとされる室根神社の神事には、神輿を山麓まで迎えに行く場合、行列の長刀役が、長刀の石突を突張り、互いに交叉して神輿を停め、列を正して掛け声高く”不浄を祓い”鉾を振り真先に立って祭場に来るというもの。そう、ここでの長刀の役目は”穢れ祓い”であり”露払い”である。露払いとは、貴人や神霊などといった高貴な者を先導する事、またはその先導する人の事であるので、長刀を振りかざし、鬼退治をした鈴鹿御前とは、伊勢への斎宮の群行を守る為に作られた存在であり、神だったのかもしれない。それから一般庶民にも広がり、峠を安全に歩む為の神となったのだと思う。神事においての長刀役は別名猿田彦役とも呼ばれるのは、先導神としての役割からだろうが、猿田彦には露払い・穢れ祓いの役目は無い。露払いの意を持つ”鈴”の名称を与え”薙刀”を持たせたものが、やはり穢れ祓いの神でもあった瀬織津比咩と結び付き、鈴鹿御前という存在を創り出したと考えるのが普通かもしれない。ただ鈴鹿山の名の由来がわからない為、結論は先送りとする。
by dostoev | 2010-11-15 16:23 | 鈴鹿権現と瀬織津比咩
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