夜の石上山の道程トイウモノは、完全に暗闇となる。早池峰は全体が岩山である為、空を見上げれば
煌めく星があり、月が昇っていれば、月明かりだけで山頂まで登る事が可能だ。しかし石上山の場合、中之堂の辺りで、ようやく空が若干開け、遠野(宮守・綾織・附馬牛)の灯りを確認できる程度だ。
杉並木を見上げれば、僅かに漏れる、星の輝きが見える。
馬止めまでの道程は、楽なハイキング気分で行ける。ただ、ここからが傾斜がきつくなる…。石上山は、二面性のある山だと思う。遠くから眺める石上山の外見は、なだらかな優しいイメージを感じる山だが、実はそのイメーシも、この馬止めまでだろう。修験の山であったのを理解出来るのは、ここから上の道程となる。
中之堂からは、下界を確認できる。馬止めから、この中之堂の道程もキツイのたが、この中之堂の脇に鎖場があり、ここからが修験の道の始まりを示すかのような厳しさを感じる道程となる。
今回、頂きから星空を撮影する予定だったが…サッカー観戦の為に出発が遅くなり、頂きに到着した頃は既に、太陽の光の強さの影響を受けてしまっていた…(TT)まあ、次の機会にでも再び…。
取り敢えず記念にと、山頂で記念撮影をした。。。
だんだん明るくなってくると六角牛山が、その輪郭を現した。手前に見えるのは、高清水牧場。どうやら遠野盆地は、雲海になっているようだ。
太陽が昇り始めて、遠野盆地は朝霧が、川の流れのように漂っていた。
完全に太陽が昇ってから、この地から600m先にある一等三角点へと細い一本道を辿って進んだ。
そしてその途中、噂に聞いていた巨石を確認した。見た目は一見、続石。しかし複雑な構造を示す巨石で亀のようにも見える。こういう修験の山の頂きに鎮座する巨石であるから、何か云われがあのでは無いだろうか?今度聞き込み調査して別に紹介してみたい巨石だ。
さて下山という時…山の生き物が一斉に活動をむ開始したようだ。鳥や虫の鳴き声はいいのたが、無数に虫か飛び始め、息を吸うたびに、その無数の虫を吸い込んでいるような感覚に陥る。
ところで…早朝の山は、煩い!!!
石上山ては、山ツツジが満開となっている。
下山時、この登ってきた夜の杉並木と、この朝の杉並木のギャップが、なんとなく妙味てあった。