遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
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<   2013年 11月 ( 54 )   > この月の画像一覧

遠野不思議 第七百九十五話「三照稲荷大明神(小林)」

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真新しい社で、最近新しく建てられたものだろう。
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中には古びた狐象があった。
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そして、その奥には神像の石のプレートが光に浮かび上がっている。稲荷信仰に三光信仰と云う「太陽・月・星」を信仰するものが付随するが、この稲荷の三照とは、恐らく三光の事ではなかろうか。
by dostoev | 2013-11-30 11:36 | 遠野各地の稲荷神社 | Comments(0)

遠野不思議 第七百九十四話「駒形神社(柿ノ沢)」

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一般道から引っ込んで、少し隠れたところに、この駒形神社はあった。
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粗末な造りの駒形神社ではあるけれど、定期的に参拝を果たして管理しているようだ。
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この駒形神社は、荒川駒形神社の札が有った事から分霊されたものと思うが、何故か三雷大神という神を祀っているようだ。雷の神と云うと天神様や賀茂別雷大神を思い出すが、それ以外に黄泉の国で伊邪那美の死体を取り囲んでいた八柱の雷神がいる。吉野裕子はその雷神を蛇神だとしたが、とにかくそれは八雷神。それではこの三雷神という神は、なんであろうか。
by dostoev | 2013-11-30 11:24 | 遠野各地の駒形神社 | Comments(15)

遠野不思議 第七百九十三話「比咩ヶ滝」

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黒い岩肌の滝。複雑な、岩全体の凹凸に流れる水が、黒い岩肌に浮き上がって綺麗だ。この滝の脇の岩に、瀬織津姫では無く”瀬織津比咩”と刻まれた石碑がある。
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by dostoev | 2013-11-30 07:17 | 遠野各地の滝 | Comments(0)

遠野の不動尊

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遠野の不動尊を調べてみると、その分布が附馬牛・松崎・土淵に固まっているのがわかった。他にも九重沢の不動尊や、宮守にもいくつか不動尊はあるが、何故か他地域に社を構えるまでの不動尊が見当たらないのが現状だ。ただ、地名として不動岩や不動沢などがあり、それらも恐らく修験が歩いた道筋から命名されたものであろうが、それらは省くものとする。

小友町の厳龍神社の御神体である不動岩は、小友を象徴する不動尊でもあるだろうが、それ以外に祀っている不動尊を見付ける事が出来ない。また地図の記載から漏らしてしまった飯豊の不動尊も、土淵側に加えても良いのかもしれない。そして他にもまだ発見していない不動尊もあるかもしれないが、今回は土淵・松崎・附馬牛に偏っている不動尊を考えてみたい。
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不動尊の詳細は、調べれば一般的な紹介はすぐに見つけられる。ただ「十一面観音と不動明王、そして瀬織津比咩」で書いたように、水神であり十一面観音を守る脇侍として不動尊はあるのだと思う。ただ、いつしか不動尊は一人歩きし信仰され、本来の役目では無く、不動明王の力に授かろうとする信仰が強かったのだと思う。しかし、遠野において、その不動明王に対する信仰が偏っているのは、一つの道筋があり、それから定着したものであろう。

遠野の信仰は早池峰信仰が一番根強いのだろう。それは南部氏が遠野に入部した後、火葬をする際にも早池峯の神を意識した事からもうかがい知れる。早池峯神社の建立時期が大同元年(806年)である事から見ても、南部氏の入部した時期まで約千年弱の歳月が流れている事から、それだけ遠野に早池峰信仰が根付いているのが理解できるのだ。
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その早池峯妙川寺の末寺が土淵の常堅寺であった。今は曹洞宗となっている常堅寺だが、以前は早池峯妙泉寺と同じ天台宗であった。常堅寺の山門に居る仁王像は、神仏分離の際、早池峯妙泉寺から引き取ったものであるのも、常堅寺と早池峯妙泉寺の深い繋がりがあったからだろう。その常堅寺の正面には、早池峯古参道跡の古く朽ちた鳥居が今でもあるが、それは土淵と言う地が、早池峯への信仰の入り口を示している事なのだろう。

更に明治の神仏分離の際、破棄される予定の不動明王像を琴畑の人々が早池峯妙泉寺まで引取りに行き、それが現在の琴畑渓流沿いにある不動堂と呼ばれる白滝神社へと祀られる事となった。その琴畑の白滝神社は、早池峯の麓である犬淵に鎮座する白滝神社に祀られる瀬織津比咩の分霊が祀られている。その関係なのか、琴畑には早池峯の遥拝所がある。このような琴畑の奥地にも、早池峯の神威は伝わっていたという証明にもなろう。
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「附馬牛村誌」に記されているように、滝そのものが神で、神殿は拝殿の役割にしかならない。これは那智の瀧の信仰と同じである。つまり、社に祀られている不動明王とは、あくまでも瀧神を護衛する脇侍的な存在であったのだろう。それは殆どの不動明王が滝傍に祀られる事から理解できる。あくまでも滝が神であるからだ。
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土渕の更なる奥に、小烏瀬川の滝があり、その傍らに不動尊が鎮座している。しかしこの川沿いを進むと、荒川へと抜ける。荒川もまた早池峯山への道筋である。この小烏瀬川の不動尊と荒川の不動尊を線で結べば、早池峯を中心にぐるりとした円が描かれる事になる。これは意図的に円を描いたわけでは無く、川筋を辿った修験の道筋が繋がった影響からだろう。不動という名前は、修験者が名付けたものであり、それは川沿いを辿った道筋でもある。しかし、常堅寺からの早池峯への道は、そのまま真っ直ぐの早池峯の道であり、真言宗の福泉寺初代住職も、早池峯妙川寺に関係する僧であったようで、その道筋に寺を構え福泉寺という名も、妙泉寺の影響があったという。
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そして、忘れてはならないのが安倍氏の存在だ。安倍貞任の城があったという事から名付けられた貞任山から新山地域にかけての、早池峯山の姿は、一番美しい。恐らく、信仰と共に、遥拝所としての機能があったのではなかろうか。その安倍氏は、早池峯に対する深い信仰があった。早池峯そのものにも、貞任の隠れ岩や、早池峯七不思議の一つになっている貞任の軍勢の音。貞任の馬の嘶きなどがあり、また峰続きには貞任の母の隠れた岩屋などが存在するのも、貞任と早池峯の繋がりが深い事を意味している。その安倍氏の助けを受け土淵が開発され、それと共に安倍氏の信仰も広がったと考えるのが道理ではなかろうか。

不動尊は宮守にも多いのだが、宮守もまた砥森神社を中心とし、安倍貞任伝説の溢れる地だ。こうしてみると、不動信仰と安倍貞任伝説は付随しているのがわかる。そしてそこには不動明王と共に、滝神である早池峯大神の姿が隠れ見える。つまり、遠野市内での不動尊の偏りは、そのまま安倍貞任伝説と早池峰信仰の定着と考えても良いのではなかろうか。
by dostoev | 2013-11-29 15:01 | 民俗学雑記 | Comments(0)

蛇の祟り

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ある集落に、小さな社があった。何を祀っているのかと、社に手を伸ばし、棟札を手に取り読んでみた。そこには、ある女性が蛇を殺した為に、その魂魄が体内に入り体を患い、40歳になるまで苦しんでいたという。しかし、ある僧と出会い、七日間に渡る祈祷によって、蛇の魂魄は封じ、その女性の体は全快したという事が記されていた。
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棟札の表側には「蛇體姫大明神」と記されており、その詳細は裏側に記されていた。棟札に書かれている経文から、これは日蓮宗の僧だと理解できる。裏の説明文には実名が記されており、簡単に第三者が、その内容を否定して良いものではない。ましてや、こうして社を作ってまで祀っている事であるから、記されている内容を信じて良いのだろう。とにかく「蛇體姫(へびのからだのひめ)」とある事から、その女性は蛇らしき穢れに覆われていたようだ。
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日蓮宗系の経文には、画像の様に神仏の強そうな名前が列記されている。神仏習合の名残を引きずり、その名前を連名する事によって調伏するという事なのだろう。これは、熊野の起請文も似た様なもので、多くの神名を唱える事により、その起請文の神聖さと重要性を付与するものである。また「遠野物語拾遺」で紹介される平助ハッケの唱える呪文も、各山々の名を唱える事から、似た様なものであろう。

九字を切る九字法は陰陽道だけでなく、日蓮にも伝わっている様で、その九字一つ一つに神仏の名が連なっている。近世になって修験が廃止された後に、法華寺が加持祈祷の中心となったのも、そのせいがあるだろう。とにかくここでは、日蓮宗の僧の祈祷によって、蛇の祟りから逃れる事ができたようである。

豊島泰国「日本呪術全書」で、日蓮宗の呪術中から、蛇の祟りを調伏する方法が無いか探してみたが、蛇という限定は無かった。神道系の祈祷では「大祓祝詞」などを唱えると憑いたモノは苦しみだし、蛇であるならば這いずるとされている。実は今から30年近く前、蛇を殺して憑かれたお爺さんが、這いずりまわっているところを祈祷によって治ったという話が遠野に伝わっている。今回の、蛇を殺してしまった為の厄災がどれほどのものであったのかは、想像できないい。ただ棟札には大正十一年四月三日と記されていた。

七日の祈祷と書かれていたが、日蓮宗での祈祷は、一日で決着がつかなければ、五日から七日、または一か月から二か月。あるいは百日、あるいは千日のうちに快癒させようと請願を立てるとある。つまり、僧は程度を調べてから、その日数を決めるのだろう。つまり、今回の蛇の祟りの調伏は、七日で決着させるという決意もあったのだと理解する。
by dostoev | 2013-11-29 03:07 | 民俗学雑記 | Comments(0)

瀬織津比咩の祭祀其の三十六「白滝神社(犬淵)」

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犬淵の白滝側にある白滝神社。「附馬牛村誌」では「通称お不動さまと呼ばれるが、むしろお滝さまと呼ばれる場合が多く、滝そのものが神で、神殿は拝殿の役割に過ぎない。」と記されている。
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不可解なのは、神である筈の滝が、この拝殿の背後では無く脇にあるという事。これは滝を祀る神社であるが、実際は早池峯山の方向に向かって拝む拝殿ではなかろうか。
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この白滝神社を修理した時に寄付した人達の名が記されている。
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この白滝神社に祀られる瀬織津比咩は、後に土渕の琴畑へと分霊されたようだ。また琴畑の白滝神社にある不動明王像も、早池峯妙泉寺から持ち込まれている。こうしてみると、土渕の常堅寺が早池峯妙泉寺の末寺であったように、また土淵に早池峯を信仰した安倍氏が住んでいた様に、土淵の信仰形態は早池峯信仰を色濃く受け継いでいるのではなかろうか。

最近、不動尊を取り上げ記事にしているが、その不動尊の分布が、宮守を除けば殆ど、附馬牛・松崎・土淵地区に連なっているのは、そのまま早池峯への道筋でもある。常堅寺の前方に早池峯古参道跡の朽ちた鳥居があるが、土淵から早池峯へと向かうのは、不動尊の道筋でもあり、それはつまり瀬織津比咩への道筋でもあると考える。
by dostoev | 2013-11-28 08:25 | 岩手県の瀬織津比咩 | Comments(0)

遠野不思議 第七百九十二話「水辺の祭祀場」

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白滝の傍らに、澄んだ水の溜まった場所があり、そこが何やら祭壇風になっている。昔、熊野の歩き巫女などは河原に簡単な祭壇を築いたり、自然な形状を利用して、水の祭祀を行ったという。「遠野物語拾遺」にも、水の力による占いが紹介されているように、水の力は占いなどにより重要視されていた。

ハツクニシラスと呼ばれた崇神天皇の頃は、水の祭祀場は「斎庭」と呼ばれ、その祭祀場の名称が、それ以降固定されている。古代の遺跡からは、石を集めて整備し、湧き出た水を一つにまとめ井泉を造り、そこに祭祀用の小型土器や高杯を置いて、儀礼を行ったと云う。これらは全て「聖水」という観念からきているようだ。
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陰陽師などは、画像の様な簡単な祭壇を河原に設けて、占いなどをやっていた。水神を祀る神社と言っても、上津瀬、中津瀬、下津瀬では、水神に対する願いも違うようだ。下津瀬などでの水神を祀る神社では洪水などを避ける願いが組み込まれ、中津瀬あたりの神社では水神に対し、豊穣を願う祭祀が行われていた。そして上津瀬では綺麗な水を願うと共に、不動明王が祀られるなどした。
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傍らの石には、風化しているが何やら文字が刻まれているのがわかる。
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この水溜りは、チロチロと水が流れ込んできて、この澄んだ水を常に保っているようである。恐らく、白滝神社が出来る以前の、簡素な自然祭壇であり、斎庭であったと思われる。
by dostoev | 2013-11-28 07:34 | 遠野不思議(遺跡) | Comments(0)

遠野不思議 第七百九十二話「白滝(琴畑)」

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既にアップしているものと思っていたら、まだ滝のところにアップしていなかったので、中滝の白滝に続き、琴畑の白滝もアップ。
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by dostoev | 2013-11-27 17:17 | 遠野各地の滝 | Comments(0)

遠野不思議 第七百九十一話「白滝(犬淵)」

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白滝の名の由来がよくわからぬが、岩盤が白っぽい為なのか、それとも白泡の目立ちから呼ばれるのか、ただこれと同じ名の滝が琴畑にある。
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by dostoev | 2013-11-27 17:10 | 遠野各地の滝 | Comments(0)

遠野不思議 第七百九十話「不動尊(犬淵)」

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犬淵の滝、もしくは白滝と呼ばれる滝の傍らにある不動尊。祭日は、旧6月28日。28日とは不動尊の縁日にあたる。
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そしてここは白滝神社であるが、重複するも敢えて紹介する。
by dostoev | 2013-11-27 16:12 | 遠野各地の不動尊 | Comments(0)