遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
by dostoev
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<   2012年 12月 ( 28 )   > この月の画像一覧

さよなら辰年

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画像は、今年の6月に撮影した満月。その時の黒雲がまるで龍の姿になり、月を食らっているようにも見えた。振り返れば、辰年の今年は天体に関する事が多くあった。

月も一番大きく見えるスーパームーンやら、一番青く見えるというブルームーン。または日蝕やら月食。そして木星と重なるとか、月と金星と木星が最大接近するとかに加え、毎年の様々な流星群が花を添えてくれ、空を見上げる機会が多かったと思う。
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「日本書紀」斉明天皇の即位の後に記された「空中にして龍に乗れる者有り。貌、唐人に似たり。」という記述も、恐らく天体に関するものであろうという事である。天空を翔ける存在が鳥以外には龍という存在が信じられていた時代だ。ただ初めの画像の様に、様々な形に変化する雲もまた龍に見立てられた可能性はあるだろう。その雲さえも、常に空を見上げていなければ見えない。
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仕事に明け暮れ、下を向いて歩く人には天空に広がる神秘が見えない時がままあるもの。その天空の神秘を見ようとさせてくれたのは、今年の辰年であったようにも感じる。画像は、満月に照らされた遠野盆地だが、この情景も意識を上に向けない限り見る事の出来ぬ情景となる。さてその辰年も終わりで、次は巳年となる。来年もまた天空が、どんな情景を魅せてくれるのか楽しみではある。
by dostoev | 2012-12-31 12:19 | 民宿御伽屋情報 | Comments(1)

狩猟のススメ

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この漫画「山賊ダイアリー」は、面白い。ただ面白いと言っても、狩猟やサバイバルに興味ある人間には…という限定ではある。昨今、猟銃の不祥事から規制が厳しくなり、狩猟免許を習得する人も減り、また歳を取った為とか、金銭問題から、狩猟免許を破棄する人が増えた為、増殖するシカなどに対応できず困った話を良く聴く。この「山賊ダイアリー」は初心者の青年が、一つ一つ狩猟を経験し、教本には載ってないような様々な事も描き表わしているので、かなりの情報量で、感心する事しきり。最近は、北上市にもイノシシの目撃例がある事から、数年後にはニホンジカやカモシカだけでなく、イノシシも増えそうな予感で、益々猟師というかハンターが増えてくれないと大変だと思う。ただ放射能問題もあるので、仕留めても、その肉を簡単に食べたり売ったりできない事だろう。それでも増える一方の野生動物を放置はできないだろう。とにかく、興味を持っている方は、この漫画「山賊ダイアリー」を読んで欲しいものだ。
by dostoev | 2012-12-30 20:05 | 民宿御伽屋情報 | Comments(0)

瀬織津比咩の祈り(年越の祓)

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大祓は、6月と12月の晦日(新暦では6月30日と12月31日)に行われる除災行事であり、犯した罪や穢れを除き去るための祓えの行事で、6月の大祓を夏越の祓、12月の大祓を年越の祓と云う。この時の祝詞で名前を呼ばれる神に、早池峰大神である瀬織津比咩の名が挙がる。その瀬織津比咩の縁日は不動明王と同じ28日とされている。画像は、その瀬織津比咩の像でもある。

ところで、28日が誕生日のどこぞの馬鹿が28日に骨折したという。まるで世の穢れを一身に受けたかのようで、まるで瀬織津比咩の化身かと思ってしまった(苦笑)(^^;
by dostoev | 2012-12-30 11:41 | 瀬織津比咩雑記 | Comments(2)

御神木の伐採による祟り

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ここ暫くの間、早池峯神社の御神木が伐採され、その関係者5人が死んで"祟りだ!"という話を聞いていたので、その裏付けを取る為図書館通いをしていた。やっと発見できたのが、岩手日報昭和34年9月25日の記事で、神木の伐採によって神官と氏子が争っているという記事を発見したに過ぎなかった。140本余りの神木が伐採されたが、その売値が120万円で、あまりに市場価格より安すぎるなどと、いろいろ神木の伐採に対する対立があったようだ。しかし関係者が死亡したという記事を発見するには至らなかった。

ところで神木伐採について「上閉伊新聞」では明治元年に青笹の元八幡の神木である榎を伐採したものが狂い死にしたとの紹介があったが、その真意は定かでは無い。ただ、全国に神木伐採による怪異譚はかなり伝えられており、綾織町の田屋の大杉も、福泉寺の建立当初に、木彫りの十一面観音を彫るにあたって、その田屋の大杉を購入しようとしたが、以前に伐採しようとした時、血が流れた為に止めたという伝承から、田屋の大杉を福泉寺へ売るのを断ったという逸話がある。
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神社の境内に生えている御神木に呪いの藁人形を打ち付ける場合、それは神を脅す行為であるという。それは「この神木に打ち付けた釘を抜いて欲しくば、我が呪いを叶えたまえ!」と神を脅すのであるのだという。神は大事な神木を心配し、その願いを叶えるとか。しかし以前、鱒沢において呪いの藁人形が発見された時に、その藁人形を打ち付けた犯人である老婆が名乗り出たところ、数日で死んでしまったという。近所では「呪い返しにあったのだろう…。」と噂されたそうである。
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今も昔も、神社の神木はそれほど尊く、神の息吹がかかっている存在の為に、容易く傷付ける事は出来ないものであると、日本人の中に根付いているようだ。例えば、ある場所に立ちション便が酷くて、その土地の者が思案をした挙句に鳥居の絵を描いたところ、ピタッと立ちションは止んだという。神木然り、日本人には神仏に対する尊敬の念がいつの間にか根付き、神仏に対して罰当たりな行為は出来なくなっているようだ。

ところで去年、韓国人がとある神社に忍び込み、神仏像と共に、神社に預けられていた呪いの藁人形も一緒に盗んだところ、精神に異常をきたしたという。古代においても「日本書紀」天智天皇紀668年(天智天皇7年)「是歳。沙門道行盗草薙剣、逃向新羅。而中路風雨。荒迷而帰」とある。朝鮮半島の者がやはり盗みを働いたのだが、剣の神威に触れたのか、それが成されなかったという話だ。こういう伝承が、日本人の心に神仏に対する畏怖の念を抱かせて来たのだろう。

民主党政権となってからというもの、韓国人や中国人のビザが緩和され、犯罪者でも自由に日本国に出入りできるようになってしまった。その為、ここ3年間で日本の神社仏閣から盗まれる神仏像の数は過去最高になるという。また、御神木が意図的に枯らされたり、西日本中心に神社仏閣では相次ぐ不審火が続き、ここ数か月の間で国宝級の寺院が焼失、古くから親しまれた八雲神社も焼失。それは、日本の神社仏閣というものは無防備で、いつでも誰でも自由に行く事ができる。実際に、韓国のwebサイトには、日本の神社仏閣は無防備で盗みも放火も自由にできるという書き込みがあったという。その為、最近のこの神社仏閣の火災は恐らく、神仏に対する恐れの無い日本人では無い者の仕業であろうと云われている。実際に靖国神社に放火しようとして逮捕されたのは中国人であった。今後、益々反日教育を受けている韓国人や中国人が日本に訪れるならば、こういう神社仏閣の事件は増える事と思う。これも朝鮮や知友極と結びつく民主党の負の遺産であり、この事件を取り上げないで隠蔽する、やはり朝鮮と中国に支配されているマスコミのせいだとも言いたい。
by dostoev | 2012-12-28 16:53 | 民俗学雑記 | Comments(5)

テレビ、新聞が安倍晋三を必死に叩く理由(最悪のマスコミ報道)


新たな内閣発足は3か月間はハネムーン期間と言われ、マスコミは通常新たな内閣を温かく見守り、バッシング報道しないと言われているが、今回の安倍総理大臣は自民党総裁に決まってから、延々とバッシングが始まり、現在に至っている。それは何故か?という内容をわかり易く紹介している動画がこれ。

田舎では、なかなかわからないが、嘘の報道、偏向報道を繰り広げるマスコミに対する国民の怒りは広がっている。何故、あれだけ酷い民主党政府を擁護し、漢字の読み間違いやカツカレーを食べたくらいで自民党を批判し続けたのか…。
by dostoev | 2012-12-27 05:15 | Comments(0)

虹色の月

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夜空を見上げて、今までにいろいろな月を見てきたような気がする。その中で初めてだったのが、画像の暈を被った虹色に輝く三日月。大気の湿度が高いと朧月などや暈を被る場合が多い。そしてその大抵の俗信は、翌日雨が降る…のだが、これはかなりの確率であると思う。
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ところで「月に恋」という本がある。内容は様々な綺麗な月の写真に、適切な和歌から古今東西の逸話や神話などを紹介する、とても素敵な本だ。そこで、この虹色の月を探してみると「月虹(げっこう)」というのがあった。「光が空気中の水滴に反射、屈折して生まれます。昼間の虹は太陽の光でできますが、月光でできることもあるのです。「月虹」「夜の虹」といいます。弱い月の光で生まれる虹なので、とても淡い虹です。英語でmoonbowとよびます。」と記されていた。
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「月に恋」で紹介されていたように「月虹」が夜に出来るのはわかったが、やはり月の暈が虹色に輝くというのは、ここでは紹介されてはいなかった。
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また違う機会に、まるで後光が差しているような月に遭遇した時がある。これもやはり、空気中の水蒸気に月光が乱反射してできたものだとは理解できるが、こういう月は滅多に見る事ができない。現代ではただ「綺麗だ…。」で済みそうだが、これが古代になると月食、日蝕で大騒ぎするくらいだから、こんな月夜には世の中が大騒動になるのだろう。何故かといえば、古代は月読みが普通であったからだ。太陽暦は持統天皇時代に開始されたので、それ以前は常に月を読んでいた。女性が月を直接見ると孕むなどの俗信は、月の兎が多産の象徴でもあった為だろうか?とにかく、様々な月の俗信は存在するが、こういう滅多に見れない月には、どんな俗信が付いたのだろうか?
by dostoev | 2012-12-25 20:28 | 月の考 | Comments(0)

遠野不思議 第七百十五話「行灯堀」

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鍋倉山の裏側に「行灯堀址」の立て看板がある。そこには、こう記されている。

「遠野古事記」には、次のような言い伝えが記されている。慶長五年
(1600年)に阿曽沼氏が没落し、遠野が南部領になって盛岡南部利直
が領地巡視に来た時、二の丸の西の方は山林になっていて、要害のとし
てはおぼつかなく見えたので、利直は遠野を出発する前に、草木を刈り
払い新しい空堀を完成させるように現場を指図した。ところが岩があっ
たりして思うように仕事がはかどらず、夜中も提灯や角行灯などを灯し
て工事をしたので、後の人々はこれを「行灯堀」呼んだ。

また物見山に続く丘には段上の帯郭を開き、白兀(しらはげ・しらはぎ)
と称した。物見山に向かって左側に鉄砲稽古場の跡といわれる段丘がある。
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ところが、この行灯掘には別の伝説があった。

その昔、白萩が昼でもなお薄暗い気味の悪い程に鬱蒼とした森があった頃
の事である。

この森には夜になると、いつも出て来ては行灯を灯し、糸もみをする女が
いた。これはおかしいと、ある猟師の男がその女を鉄砲で撃ってみた。と
ころがどうした事か鉄砲の弾は一向に当たらなかったと云う。猟師は不思
議に思って、上郷町細越の師匠に相談しに行った。すると師匠は「それは
人間では無いから、女を狙って撃つのではなく、行灯の灯りを狙って撃て」
と教わった。

猟師は再び白萩へ行き、暗くなるのを待っていた。辺りが真っ暗になると
女が現われてきた。今度は、女では無く行灯の灯りを狙って撃ったところ、
手ごたえがあったという。見るとその正体は、この白萩の森に何百年と棲
む巨大な蝦蟇であったと云う。それから遠野の人達は、この森を行灯森と
呼ぶようになり、その地名は今も白萩に残されている。
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今年、この行灯掘の下方にカメラを仕掛けてみると、キツネとハクビシンなどが写っていた。然程、多くの動物が写っていたわけでは無かったが、それなりに動物の通り道であるようだった。

ところで、ここでもう一つの似通った話を見つけた事になる。「遠野不思議 第七百十四話「怪異狐の稲荷」にも書いたように、似た様な話は綾織の笠通山、宮守の寺沢、小友の外山、そして遠野の鍋倉山にあった。探せばまだあるかもしれないが、全て共通するのは昼でも暗いという場所という事だろう。現代とは違い、昔は暗闇に対する恐怖が、かなりあった。照明器具は現代とは違い、ロウソクや行灯の灯り程度で、灯りの周りを仄かに照らす程度で、その奥には闇が広がっていた為、家の中でも魔物は潜んでいると信じられていた時代があったのだ。それがましてや、魔物の巣窟の様な日の明りが差さない深い森では、この様な物語が作られたのかもしれない。南部の行灯掘の話は、城を築くにあたっての逸話となるが、城が築かれてから現在の遠野の町が開かれたのであって、それ以前は、人の住まない、それこそ鬱蒼とした森が広がっていたのが、鍋倉山とその背後の山々であった。しかしそんな中にも、ポツリポツリと人が住んでいたようで、鍋倉山に城を築く以前の物語であったとしても、何等不思議は無い物語ではある。
by dostoev | 2012-12-25 05:52 | 遠野不思議(伝説の地) | Comments(0)

神道の世界

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平凡社から発売された「神道の美術」。内容は、様々な仏像や神像、もしくは美術品などに、一つ一つに神に対する、決して軽くない深い人の言葉を添え、興味深いものになっている。また神社という建物の説明にと祭祀に関する道具の説明などや細かなものまで初心者に対し、とてもわかり易く説明している。漠然とした神道に対する意識が、この本でかなり親しみ易く、そして不可思議さを深めている面白い本だと思う。この「神道の美術」は、一家に一冊あってもいいのではないだろうか。
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いやもっと神道の世界を、もっと簡単に楽しく知りたいという人には、鈴木さちこ「日本全国ゆるゆる神社の旅」は、お勧め。実は、神社が好きな人ってのは、普通はだいだいこんな感じだろうと思う。全国の神社を巡って、その神社ごとの美しい景観に感動し、当地の御馳走に舌鼓をうち、ついでに自分の願いも託してしまうという、ある意味贅沢な旅とは神社巡りの旅だと気付かせてくれる漫画だと思う。
by dostoev | 2012-12-24 19:05 | 民宿御伽屋情報 | Comments(0)

雪の散歩道

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昨日、今日と晴れ渡って天気が良かったが、寝ているうちに雪が積もったらしい。朝起きたら、粉雪が積もっていた。その為に、遠野の町も白化粧を施していた。
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昼近くに鍋倉山へと行って見ると、太陽の熱で溶けて落ちる雪と、風に飛ばされ舞い散る雪が、かなり目立った。このように雪の散歩道を歩くと、パラパラと…。
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また、ブワッ!と落ちる…。
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たまに、ドサッ!と…。
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杉林の中に入って見ると、風で雪が舞っている。
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チラチラと逆光で光って綺麗だ。
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180ミリマクロで狙ってみた。
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また鍋倉公園へと行って見ると、笹竹が雪に映えて印象的だった。
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前ボケを狙って笹の間から雪を撮影してみる。
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植木に積もった雪から、小さな枝葉が顔を覗かせている。
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葉っぱに氷のダイアモンドを手にしているように見える。
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この冷たい雪の中、小さな命が生きているのがわかる。
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おまけで、今朝の遠野駅前では雪が降って雪女像が嬉しそうにしていた…。
by dostoev | 2012-12-24 17:35 | 遠野体験記 | Comments(0)

遠野不思議 第七百十四話「怪異狐の稲荷」

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小友町外山に某という鉄砲撃ちがいた。その師匠は水沢の人であったらしい。その外山の某が人首の帰り道、サエゾウ長峰というノリコシという妖怪が出ると云われる寂しい場所を通ったところ、不思議にも行灯を点した女が糸車を回していた。これは化け物の類であろうと鉄砲に弾を込めて女の体目がけて撃ったが、火が消えただけで女はニヤッと笑った。今度は二つ弾を込めて、女の顔を目がけて撃ったが手ごたえは無かった。これは手におえないと判断した某は急遽、水沢の師匠の元へと向かい、教えを乞うた。すると師匠曰は、体を狙って撃つのではなく、行灯の灯りを狙って撃てと教わった。

翌日再び、昨夜と同じ場所に戻るとやはり女が行灯の灯りの元、糸車を回していたという。今度は師匠に教わった通り、行灯の灯りを狙って撃ったころ、手ごたえがあったのか、行灯の火が消えたという。恐る恐る近付いて見ると、女が倒れていたそうな。しかし夜明けまで待ってみると、その女は大きな古狐の姿に変わったのだという。そのまま古狐の死体を外山まで運んだが、村の人々から狐は祟るので稲荷として祀れという事から祀られたのが外山の稲荷であるという。
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ただし、この話と殆ど同じ話が、笠通山と寺沢高原と、この外山に伝わっている。若干の違いは、笠通山と寺沢高原に登場する化け物は「ムジナ」であって、この外山に登場するのは「古狐」という違いだろう。
by dostoev | 2012-12-23 18:48 | 遠野不思議(伝説) | Comments(0)