遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
by dostoev
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<   2011年 09月 ( 16 )   > この月の画像一覧

雲海の発生

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夜間飛行の飛行機が飛び交う中、雲海が発生していた。
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まだ大気が定まらないようで、モヤモヤと煙が蠢いているよう。
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安定してくると、物見山の頭が顔を出した。
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これを見れば、雲海の上としたの感じがわかるのではなかろうか?雲海の上はスッキリ晴れていて、雲海の下はまだモヤモヤしている感じだ。この画像は、雲海の断面図のようでもある。
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場所を移動して、高清水へ行ってみた。物見山の下に広がる雲海は、どうやら安定したようだ。
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綾織方面まで、雲海は広がっている。
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この23時という時間帯でここまで雲海が安定すると、明日の朝は分厚い雲海だと思う。
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逆に雲海が発生すると、街灯の影響を受けずに、星がスッキリ見えるのが利点か。
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雲海の下の町は、あたかも曇っているかのような光景となる。
by dostoev | 2011-09-27 08:47 | 遠野体験記 | Comments(2)

貞任からの夜

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夜中に抜け出して、月の出を待った。しかし何故か、月の姿は見えず。ただ微妙に霧が発生していた為、星が滲んで見えたのだった。画像は新山の展望台から撮影した、大槌湾。
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風車は、夜に点滅する赤いライトで真っ赤に染まり、その存在感を示す。
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赤い風車の背景には、星が煌めく。
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春よりは明瞭度で落ちる天の川を背景に、風車を撮る。
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貞任高原から見る遠野盆地は、雲海が発生しているよう。恐らく今朝も、高清水に雲海目当てで人が集まるのだろう。
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by dostoev | 2011-09-25 04:41 | 遠野情報(雑記帳) | Comments(12)

狼岩を探せ!

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【遠野の狼岩】


附馬牛に、旅の母と娘が早池峰参拝の途中に立ち寄ったのだという。しかし吹雪の為、これ以上進むのは難儀なので、どこかに泊めてもおうとしたが、どこにも断られてしまったのだと。仕方ないので、その吹雪の中、母と娘は早池峰神社まで行って、そこで一夜を明かす事にしたそうな。

その翌日、早池峰神社に寒さの為、凍えて死んでいる母親の姿があったそうだが、娘の姿は見えなかったという。きっと狼にでもさらわれて行かれたに違いないと、村人は噂し合ったのだと。

それから暫くの後の春、附馬牛の村が狼の群れに襲われたのだと。馬や牛の家畜が襲われ、その被害は大変なものであったそうな。狼達の棲家は早池峰であるという事から、村人の中から血気盛んな者
達が銃や弓矢を持ち寄り、狼退治に早池峰へと向かったのだという。

狼の群れを発見した村人達は一斉に攻撃したというが、狼達の反撃の前に恐れをなして、逃げ始めたという。数人の村人が狼の犠牲になりかけた時、一人の少女の声に村人に対する攻撃をやめたそうな。その少女の側には、銀色の毛並みを持つ、一匹の大きな狼と他に二匹の狼がいたという。

その後一人の鉄砲自慢の男が、その大きな銀色の狼を撃ち殺そうと、早池峰の山へと向かったそうな。満月の夜、早池峰のある場所で、月の光に照らし出され銀色に輝いている一匹の狼を発見し、鉄砲で狙いを付け、撃ったという。しかし、その鉄砲の弾は、側にいた一人の少女に当たってしまったと。銀色の狼は、怒りに狂いその撃った男を噛み殺してしまったのだという。しかし息絶え絶えに、その少女はそれ以上人間には復讐してはならないと告げ、ついに息を引き取ったのだと。

それからその大きな銀色の狼と他の狼は、悲しみに暮れ、早池峰の奥へと進み、何晩も咆え続け、最後には石になってしまったという。今でもその狼が石になった狼石は、早池峰のどこかにあるという。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以前、古老から聞いた「狼石」の亜流の話だが、最近「狼岩」というのがあるという話を聞いた。それは「狼岩線」という林道が通っている山の頂に、その岩があるというので、取り敢えず行ってみた。
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話を聞いた古老はもう既に、この世を去っている。話もメモでは無く、耳で聴いた話を書き残しただけだった。どこか漠然とした物語ではあったが、まさか「狼岩線」という林道があるとは知らなんだ…。

取り敢えず林道を走ってみたが、今でも営林署が使用しているのか、そんなに酷くない林道であった。この狼岩林道は、一つの小高い山の周囲を巡るように走っている。途中、広い場所に出くわしたので、車を置いて少々狭くなった林道を歩いてみた。奥まで続いている林道ではあるが、頂までの道は、無いようだ。そこで仕方なく、獣道らしきを登って頂へと行ってみる事にした。時間にして20分くらいだろうか?すぐに頂へと着いた。
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頂は、平坦になっていた。周囲は木々で覆われている為に視界は悪い。しかし、木が無かったら恐らく早池峰が見えるのではなかろうか?
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頂の中央辺り、丁度枯れ木の傍に三つの…丁度犬の大きさくらいの石が、寄り添うように三つ連なっていた。もしかして、これが狼岩なのだろうか?しかし普段に誰も来ない、こんな山の頂に「狼岩」という立て看板がある筈もない。あくまで憶測で感じるしかないのだ。そうこうしているうちに、大粒の雨が降ってきた。取り敢えずここは退散しようと思ったら…帰り道がわからない…(^^;
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周囲を見渡しても、似たような感じの風景。ただ来た方向感覚だけで、帰る事にした。一度、一気に山を降ってみたが…まったく見た事も無い場所だったので、慌てて山頂に戻り、一旦休憩する事にした。
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ふと足元を見ると、赤い甲虫が歩いていた。どうもセンチコガネらしい。いわゆるスカラベの類だ。自分は、この遠野で赤いセンチコガネに遭遇したのは初めての事だった。このスカラベの向かおうとする方向を見ると、何となく自分が、この方向から来たような気がする。とにかく行ってみる事にした。暫く山の斜面を降りてみると、削られたような土が露出した法面が見えた。絶対に、人工の林道であると確信し、一気に下り降りたら…あったよ林道が(TT)

降りた林道は、それでも車を置いた場所から、かなり下った場所だった。林道をてくてく歩いて、やっと車の場所まで到着。時間を見ると2時半を回っていた。急いで帰らないと夕方の仕事に差し支えるので、急いで車で走り帰ったのだった。

今回は、赤いスカラベに助けられた気がしたが、本当に360度に広がる平坦な山というものは、何も目印になるものが無いので、適当に降ってはヤバイ。やはり磁石は携帯した方がいいだろう…。
by dostoev | 2011-09-23 21:15 | 遠野体験記 | Comments(4)

遠野祭りの夜

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台風の影響だろうか、あいにくの雨の中、遠野祭りの夜の部が行われている。
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ある意味、遠野の一年の中で人が集まる日が遠野祭りでもある。
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by dostoev | 2011-09-17 20:31 | 遠野情報(雑記帳) | Comments(10)

デンデラ野とハヤマ信仰(4月8日と9月28日)

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暗きより 暗き道にぞ

入りぬべき はるかに照らせ

山の端の月


                                     和泉式部

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
和泉式部は法華経を踏まえて、無明の闇へと進む自分を、端山の光が仏法の光であると信じ、救済して欲しいと願う歌を詠んでいる。また山の端から出る月は、恋しい人の比喩でもあるという。恋多き女性であった和泉式部だが、どちらについても想っていたのだろうと感じる。ただどちらの解釈にせよ、和泉式部は自らの魂の救済、浄化を願ってのものであったのは理解できる。
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「国つ神は、高山の末、短山の末に上り坐して、高山のいぼり

                    短山のいぼりをかきわけて聞こしめさむ」


上記は「六月大祓祝詞」の一節だが、古代人は霊魂の不滅を信じていた為、死んで肉体から離脱した魂は浄化され、祖霊神として近くのハヤマに鎮まって、山の上から子孫の生活を見守ってくれると信じていた。それが祖霊であり、国つ神としての存在であったよう。大祓祝詞を読んでわかるように、霊は徐々に高山へと登って行き、浄化されるのだろう。それがハヤマ信仰に結びついたよう。ちなみにハヤマは端山・葉山・葉山・羽山とも書き表す。

ところでデンデラ野に住みついた老人達もまた、生きながら死人となり、村を見渡せるデンデラ野の地から、我が家と子孫を見守っていたというのは、ハヤマであり祖霊信仰をリアルに再現したものだと思う。つまりデンデラ野とは、姥捨てという捨てられた老人達というマイナスイメージでは無く、生きながら祖霊であり、国つ神になる為に、デンデラ野に住みついたと考えられるのではなかろうか。信仰上の神や仏であるよりも、実際に生きながら神となった老人達は、現実にデンデラ野に住みながら、デンデラ野を降り、子孫の畑仕事を手伝い、再びデンデラ野に戻って行く。つまりリアルな現人神としての老人達であったのは恐らく、自ら率先して神となるのを望んだからでは無かったのか?デンデラ野から降りて野良仕事を手伝う事を「墓立ち」野良仕事を終え、デンデラ野に帰る事を「墓上り」というのは、祖霊であり神の行為に他ならないからだ。

ところでハヤマ信仰には、薬師如来と結び付きが深い。神仏習合以降のハヤマの本地仏は、薬師如来像となっている。薬師如来の古くは高い山に祀られたというが、いつしか里山であるハヤマに定着したようだが、先ほどの「大祓祝詞」の一節のように、魂は低い山から高い山へと移って浄化されるのだ。つまり、遠野市土淵町山口にあるデンデラ野と薬師神社は結び付きがあるのだと考える。以前、山口の薬師神社の向きが早池峰を向いていると書いた。それが最終的に早池峰信仰に結びつくからだと。早池峰の手前を「前薬師」というのだが、恐らく後ろの早池峰は「後薬師」であったと想像できる。単純に言えば、薬師如来像の坐像と立像の環形が、薬師岳と早池峰山では無かったのか?

山口部落のハヤマであるデンデラ野に住みついた現人神であり祖霊である老人達は、短山でありハヤマで浄化され、薬師の縁日である4月8日に早池峰から山の神が送られるという霊的循環に乗っかるのだと推測する。山口部落だけでは無いが、薬師神社の殆どが4月8日が祭日になっているのは、高山である祖霊の山から、山の神が里に降りてくるからだ。田の神が山の神に変わる交錯は、このハヤマ信仰が根付いた為だろう。

遠野の人が死ぬと、その魂は早池峰神社を経て、途中の又一の滝で浄化され、早池峰山へと運ばれると、昔から伝わってきた。その早池峰に坐す瀬織津比咩の縁日は9月28日であり、また早池峰神社と又一の滝に現在坐している不動明王の縁日もまた9月28日だ。恐らく秋の日である9月28日に田の神は山へと帰って山の神となるのであろうが、この山口部落の山口とは山の入り口を示すものだが、その山とは早池峰である可能性もある。一つの部落で、早池峰を中心とした信仰を作り上げたのではないか。そしてデンデラ野に住みついた老人達は、自ら率先して神となり、その魂を浄化しようとしたのがデンデラ野の本来なのかもしれない。そして自分にとっても4月8日と9月28日は、とてつもなく重要な日となってしまった…(謎)(^^;
by dostoev | 2011-09-13 23:28 | 民俗学雑記 | Comments(8)

中秋の名月の夜

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「今日は、中秋の名月だから…。」と、仕事をサボッてしまった。まあ素泊まりしかいなかったので、自分がいなくても大丈夫だろうと、強引にサボッた…(^^;
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月を見るなら、やはり海から昇る月を見たいものだと、新山へ来てみたが雲が多い。
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月が昇るまで夕焼けでもと思ったが、夕焼けという綺麗な代物では無かったのでパスし、風車など建造物を数枚写していた。
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今日は普段使わない望遠レンズを持ってきてみたが、流石に効果は高い。これで月が大きく撮れればいい。
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海上には雲が発生しており、月が昇る様子が見れなかったが、ある程度昇ってきたところでやっと、その月の輪郭が見え始めた。
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海上に停滞していた雲の上から、やっと月が顔を出した。
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そんなに赤味はきつくない月だった。もっと赤い月が希望だったが…。
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ススキを月の手前に入れてみた。
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やはり対象物が無いと、月単独ではどこか寂しいもの…。
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風車と並んで中秋の名月を撮ってみたが、月が白トビになってしまう。この辺を、今度はどうにかしなくては…。
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その後再び雲の中に月が入り込み、情景が変わる。
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ついでという事で高清水へと行き、月夜の遠野盆地を撮ってみた。雲海には人が集まるが、月夜には誰も来ないようだ。高清水は貸切であった。
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やはり月夜は明るい。遠野盆地がクッキリ浮かぶし、六角牛山もはっきりと見える。
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街を望遠で撮ってみた。やはりシャッター速度を稼げない為に、少々ぶれている。バイパスがやはり一番明るい。さすがに、現在の遠野の商圏のメインではある。
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駅からアエリアまでの全体図を撮ってみたが、バイパス程の明るさは無い。
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夜のガソリンスタンドは、流石に目立つ。ファインダーを覗いていても発見はすぐだった。
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もう一度バイパスの通りをアップしてみる。
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下早瀬橋から、遠野駅にかけて…。
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遠野駅からトピアを写す。
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NTTの電波塔を写してみたが、よく見えない…。
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アエリアを写している最中に、帰ってこい電話が鳴った為、あわてて撤収。しかし今日は、一日遊んだ気がする…(^^;
by dostoev | 2011-09-13 06:15 | 遠野情報(雑記帳) | Comments(2)

角地山調査

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先人である菊池春雄氏荻野馨氏が残してくれた「遠野市における館・城・屋敷跡調査報告書」には、感謝の意を込めたい。これと同じ調査をするには、更なる年月がかかるからだ。次の世代は、この調査を同じくなぞるのではなく、超えなくてはいけないのだろう。ところで調査報告書に記されており興味を引いた、米通り地区の角地山の五角形。この五角形の詳細については、別の機会に書くとして、とにかく五角形の舘跡らしきへと行ってみた。
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途中の過程は省くが、これは調査報告書に細かな道筋が記されているので非常に楽だった。その報告書通り行くと、それらしき場所に行きついた。ただ周囲が木々で覆われている為に、その五角形という形状はよくわからなかったが、報告書に書き記された地図では、この画像の地であるのは確かだ。
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実は、カメラ以外に持ち込んだのは金属探知機とスコップだった。沿岸の釜石に抜ける横断道が着工される前に、教育委員会はその道路に重なるだろう舘跡を調べたら、宋銭などが出土したのが報告されている。もしここもそうであるならば、その可能性も高いのかもしれない。

動画でわかるように、一か所だけ金属探知機が反応した。しかしその反応は微妙…。
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その場所は、こんもりと土が盛られているようなところだった。

ちなみに持って行った金属製のスコップに金属探知機を当ててみると、その音はハッキリしている。まあ大抵は土中に埋まっているモノであろうから、金属探知機の音も微妙なのだろう。とにかく掘ってみる事にした。
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広く深く掘るのではなく、心がけたのは狭く深く。とにかく金属探知機の先端が入り込む穴を心がけて掘った。そうして掘った穴に金属探知機の先端を入れて、先ほどの反応音よりも大きな音が出たら、何かがあるという事になるのだろう。
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ただ掘っていて考えた…。このこんもりと盛られたような土は、時代で考えれば新しいのだろう。もしも貞任の時代であるならば、こんもりと盛られた土であっても長い年月による雨風によって土は流され平坦になっている可能性が高いだろう。となればだ…可能性として、昭和から平成にかけて埋められた死体が出てきてもおかしくない筈だ。この金属探知機の反応は、死体が所持しいたであろう腕時計などの貴金属に反応したとも考えられる…などと掘っている最中、いろいろな事が脳裏をよぎってしまった…(^^;

ある程度掘っても、金属探知機の音が大きくなる事が無かったので作業を中止し、穴をふさぐ事にした。ただ周囲も探索したが、音がしたのはここだけであるのが気になった。いつかなまた来る機会もあるだろうから、今回はこれでお終いとした。今度来る時は楽する為に、弟子でも連れて来る事にしようぞ(^^;
by dostoev | 2011-09-12 14:26 | 遠野体験記 | Comments(8)

雲海メール

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いつの間にか人気の雲海となってしまったが、人気の秘密は、いつも表情が違うという事もあるだろう。車で簡単に行けて、この標高での雲海を見る事ができるのは、ある意味遠野盆地特有なのかもしれない。自分の場合は家から車で15分程度で、高清水の展望台まで到着できるのは、とても気軽だ。実は今朝…いや3日前にあった人物が、今朝も同じ場所で出会った。聞くと、以前は盛岡に住んでおり、盛岡から通っていたが、今は北上に引っ越して、北上からこの遠野盆地にかかる雲海を撮影しに来ているという。それでも、この展望台までは片道1時間強かかる計算で、一度家族で来たが、雲海を見れずにガッカリしたという。そこで「雲海メール」を約束した。雲海は夜中に発生し、朝まで残っている為、夜のうちに雲海が発生していれば、それに合わせて来る事が出来る。発生するかどうかわからない雲海を、片道1時間強かけて来るよりは確実だ。ちなみにこの「雲海メール」を約束したのは、これで3人目。みんな自分のブログの画像に影響されて雲海を見に来てくれるのは嬉しい限りでもある。
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by dostoev | 2011-09-10 09:09 | 遠野体験記 | Comments(0)

悔しい!!!(><)

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あの…シルヴィ・ギエムが岩手県に来るという。それも「ギエム…最後のボレロ」の日本公演で、もうボレロを踊る生のシルヴィ・ギエムの姿を見る事が出来ないと思っていたのに!!!

2011年10月31日月曜日岩手県県民会館大ホール…どう考えてもその日は、仕事を投げて、見に行く事ができない。遠野のトピアにはまだ、チケットがあるのに!!!こんなに悔しくそして、自分の仕事を恨んだ事は無い…(TT)
by dostoev | 2011-09-07 15:24 | 民宿御伽屋情報 | Comments(2)

竜神の荒魂と和魂

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台風一過…というよりも、災害一過。暫くの間、空は雲で覆われており、ジトジトとした湿度の高い日が続いていた。西日本ほどには雨も降らなかったが、ニュースで見る台風の爪痕は、3月11日に起きた津波の被害を思い出す程だった。そんな中の、久々の雲海を見る事が出来た。穏やかな朝、風も殆ど無く、静かな雲海。悪く言えば平坦で、平凡な雲海だけれども、雲から発生する雷や大雨を体験してきた後の雲海であった為か、その雲の静けさを見ると、暫く天災は起きないものと感じた。
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前にも書いたように、神社の注連縄は雲をも表し、そして竜を表す。注連縄も風が吹けば揺らぎ、風による藁房の揺れは大雨を、紙垂が揺れれば、それは雷の発生を予知するかのよう。天候を凝縮したような注連縄が張られている神社そのものが、まるで竜神の棲家のようでもある。

世界遺産にもなっている熊野には、日本一とも云われる那智の滝がある。滝そのものも竜を表し、まさに今回の台風の被害は、日本一の竜が暴れたようにも感じた。熊野は古代から度々水害に見舞われた歴史があるようだ。だからこそ、竜の化身でもある那智の滝を信仰してきたのだろう。しかし、その竜神も鎮まったかのようで、今日の天気は和歌山も遠野も晴れ渡っている。まさに紫雲たなびく雲海は、竜神の魅せる和魂の姿か。人々はまた、この穏やかな竜神の姿にも魅せられてきたのだろう。

人々は古代から荒ぶる竜神の被害に遭ってきたが、その都度立ち上がり竜神を押さえてきた。今回の台風で被害は甚大ではあったが、また今度も大丈夫だろう。そんなに人間とは、弱いものでは無い。ただ被害に遭った人達には、この雲海に祈りを捧げよう。
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by dostoev | 2011-09-07 07:14 | 遠野情報(雑記帳) | Comments(2)