遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
by dostoev
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<   2011年 03月 ( 8 )   > この月の画像一覧

御伽屋の営業について

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今後の食品の確保が困難が予想される為、食堂の営業は暫く休業する事と致します。

また民宿部の宿泊に関しては、災害復旧の関係者には2食付きの料理を提供致しますが、それ以外のお客様に対しては、朝食付き・素泊まりのみの宿泊とさせていただきます。また料金に関しては、電話でお問い合わせください。

電話番号は0198-62-3862
by dostoev | 2011-03-14 07:29 | 民宿御伽屋情報 | Comments(0)

災害の夜

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M9という未曽有の大地震により、遠野も停電となった。その遠野の街中で光りを放っていたのが、避難場所にもなった遠野市営ホテル「アエリア遠野」。しかしこの「アエリア遠野」営業を半年行わないとの事で、市役所の建物が使用不可との事で、臨時の災害対策本部となったのだろうか?
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また駅周辺では、発電機のおかげで御伽屋も灯りを取れた。地震後、3匹の猫の行方がわからなかったが、10歳のグーは自分の傍の椅子にジーっとしていた。しかし1歳未満のミーは、夜中まで発見できなかったが、厨房の奥の隅にブルブル震えていたのを発見。余程、怖かったようだ。
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釣具屋は、細かな商品が沢山倒れており、片付けに苦労したようだ。
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遠野は、沿岸の宮古・山田・大槌・釜石・大船渡・陸前高田へと抜ける峠が沢山あり、今後は遠野を拠点に救援と復旧の拠点となるのだろう。上空にはヘリコプターが飛び交い、街中は写真のような災害対策の車が集結しているようだ。
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遠野運動公園が、救援の拠点。
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救援の緊急車両の為に、各社のタンクローリー車がガソリン補給の為に待機していた。
by dostoev | 2011-03-13 22:13 | 民宿御伽屋情報 | Comments(8)

瀬織津比咩の祭祀其の七「清滝神社」

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【清滝神社】    陸前高田市横田町字槻沢
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元禄年間(1688~1704)槻沢の大家である萩原氏の創建と伝えられる。その後寛政七年(1795)に、別当萩原家の先祖八太郎外6名によって不動明を奉納。当初は瀬織津比咩が単独で祀られていたようだが、途中から不動明王が加わったという形らしい。ただしこの時点においては神社としての名前は
付いていなかったようだ。
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明治4年になり、熊野神社の宮司により「清滝神社」と命名されたらしい。現在の社は昭和42年の再建によるもの。

祭神 瀬織津比咩  不動明王石像

祭日 3月28日  9月28日

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by dostoev | 2011-03-10 11:33 | 岩手県の瀬織津比咩 | Comments(11)

瀬織津比咩の祭祀其の六「新山神社(更木)」

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【新山神社】北上市更木第32地割141番地

社伝によれば、延文二年(1357)村の鎮守として勧請。文政年間
(1818-1829)領主南部晴陽は社領を寄進し、南部家紋所付
幔幕を奉納し、毎年例祭には代参者を参向させる。
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現在、別当は変わったばかりで、この神社詳しく知る人はいないようだ。聞くところによると地域では大切に(実は、境内は汚なかった(ーー))している神社だという。
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以前は、小さな石の祠だけであったそうで、名前も「新山神社」では無く「深山神社」であったと。この地域周辺での瀬織津比咩は新山様とも呼ばれる事から、いつしか深山神社ではなく新山神社と伝えられるようになったそうな。後に立派な社殿を建てたのが、どうも南部氏が入った文政年間のようだ。
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地域の人数人から聞いたところ、瀬織津比咩という名は浸透しておらず、早池峰の姫神が祀られているとだけ認識されているようだ。また社殿の前に神域として、樹木から湧き出た井戸があり(現在は淀んで汚い…。)これらも早池峰と結び付いたのだとも云われているようである。
by dostoev | 2011-03-10 09:29 | 岩手県の瀬織津比咩 | Comments(0)

「遠野物語9(共同幻想)」

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菊池弥之助と云ふ老人は若き頃駄賃を業とせり。笛の名人にて夜通しに馬を
追ひて行く時などは、よく笛を吹きながら行きたり。ある薄月夜に、あまた
の仲間の者と共に浜へ越ゆる境木峠を行くとて、又笛を取出して吹きすさみ
つゝ大谷地と云ふ所の上を過ぎたり。大谷地は深き谷にて白樺の林しげく、
其下は葦など生じ湿りたる沢なり。此時谷より何者か高き声にて面白いぞー
と呼ばる者あり。一同悉く色を失ひ遁げ走りたりと云へり。

                                    「遠野物語9」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜の山は恐ろしいという認識の元に歩いていると、どんな音にも敏感になり、あっという間に恐怖は襲いかかって来る。「一同悉く色を失ひ遁げ走りたりと云へり。」という記述は、その全てを物語っているかのよう。

「幽霊の正体見たり枯れ尾花」というのは、何にでも言えるのもので、気持ちが動揺し、落ち着いて眼の前のモノを認識できない。これはよく犯罪を目の当たりにして、その犯人のモンタージュを作成する時、人によって供述がバラバラなのは皆、同じ心境で犯人の犯行を目撃したものでは無いのだと考えられる。

また集団の心理として「一同悉く色を失ひ遁げ走りたりと云へり。」というものは、自分も子供の頃に経験がある。恐怖心を抱いたまま皆で夜道を歩いていると、その中の一人が…例えば風に揺れてガサッと音を出した木々に相対した瞬間、怖さに耐えきれなくなって「わぁ~」と叫ぶ。そうすると堰を切ったように皆が一斉に「わぁ~」と逃げ出してしまう…と同じであろう、所謂集団心理、共同幻想に陥った為であろう。

とにかくこの「遠野物語9」は、自分たち以外にこんな時間に、こんな場所を歩いている筈が無いだろうという意識下からの怪奇譚みたいなもの。今でも遠野では、例えばマツタケを採る場合、人に見つからない様、夜に採りに行く人が意外にいる。また禁止されている川での夜突きも一度見た事がある。夜の沢にボゥと明りが灯っている様は、場合によっては人に対し恐怖を与えるもの。人の脳裏に『こんな夜に、何をしていのだろう?』という疑問は、夜の闇と相まって恐怖に変換される。

「遠野物語9」では「薄月夜」とあるが、これは三日月や新月ではなく、恐らく満月に近いもので、雲が薄っすらとかかっている状況だと思われる。画像の様に満月の夜は明るく、夜道を歩くにも明りを必要としない 。薄月夜であっても、ある程度は歩けるもの。こういう月の明るい夜には先に書いた、山での山菜やキノコ採りをしているか、山の沢での漁をしているものと思ってしまう。

「面白いぞー!」

という叫び声は沢山、山菜&キノコがあったか、もしくは夜の沢での漁で沢山捕れ「面白いぞー!」と仲間に叫んでいるのではないだろうか(笑)(^^;
by dostoev | 2011-03-04 06:08 | 「遠野物語考」1話~ | Comments(6)

瀬織津比咩の祭祀其の五「弘渕神社」

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【弘渕神社】    花巻市石鳥谷町江曽9-113
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【由緒】

建長年中(1249~1255)弘淵山長楽寺開基恵休上人(藤原源太夫弘長)
大和国高市郡より奥州へ下向のみぎり、釈迦如来一尊六字名号、地蔵尊の什物
を奉携し、江曽に来り一宇を建立し、篤く之を崇敬せり。長楽寺二十一代の住
持俊教は、碩学にして徳の厚い名僧で、常に済生利民の志をいだく。

時に元文4年(1739)、大旱魃にして、農作物悉く枯死せんとす。利教農
民の苦難を見るに忍びず同年8月5日雨乞いをせしところ不思議にも大雨が降
り出し、四隣を潤し、作物蘇生して成熟し、支配の人民は救われた。依て利教
は地蔵尊を大明神として造立す。里人そのご利益の顕著なるに深く感銘帰依す
るところなり、地をトして一祠を建てて之を祀り、利教の許を得て之をに長楽
寺の山号たる弘淵山の二字を冠して、弘淵大明神と敬称崇拝せり。

後に瀬織津姫命を合祀したが、明治維新になって、神仏混合を禁じられ、瀬織
津姫命を祭神とした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この由緒に感じる事は、当初は瀬織津比咩が祀られていなかったが、後に合祀された瀬織津比咩を大事に思い、瀬織津比咩主体の神社になさったという事だろう。この神社の裏手には北上川が流れている。つまり、水の流れと雨乞いを意識して祀られた瀬織津比咩は、かなり古くから人々の意識の中に残っていたのだと考える。そうでなければ、後から合祀された瀬織津比咩を残すという事は考えられない。本来は、瀬織津比咩という神が地域の人々に既に根付いていて、後にそれが本願叶ったと考えられないだろうか?

とにかく花巻の瀬織津比咩は北上川流域にあり、東和の瀬織津比咩は猿ヶ石川流域。また陸前高田は気仙川流域であり、やはり川や滝に瀬織津比咩が鎮座しているのがわかる。
by dostoev | 2011-03-03 01:56 | 岩手県の瀬織津比咩 | Comments(0)

瀬織津比咩の祭祀其の四「新山宮(多岐宮神社)」

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この岩手県北上市口内の多岐宮神社内新山宮には、瀬織津比咩が祀られている。また何故か祠には菊池神社の御札もあり、ここにも菊池一族の影がある事がわかった。
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また新山宮を祀り置く多岐神社の由緒を紹介したい。



【多岐神社由来】

抑、多岐大明神と申し奉るは、往昔人王五十代桓武天皇の御宗征夷大将軍坂上
田村麻呂の勅命を奉じ東国の鬼神首領、悪路王高丸其の外これに組する鬼神共
を退治の為、陸奥に下りけり。

稲瀬の奥なる三光岳に潜居する岩盤石と申す鬼神、悪路王に組して余、多の手
下擁して、其の勢力大なるに、将軍三百余騎を差し向けて攻めるも、厳窟峻険
にして容易に攻め難く、止む無く北東に迂回して背後より攻め破らんとせしも、
路に迷いて難渋、加えて六月半ばの炎天、軍兵渇して、疲れ倒れる者出る始末
なり。この時八十余の翁、薪を背負いて通るを、此の辺りに清水の湧き出づる
処無きやと問うに、此の先に清水の湧き出づる泉あり。下流に瀧有りと申した
れば、その瀧に至りて陣をとり、渇を癒しければ、兵勇気百倍となり士気大い
にあがる。而して翁の案内にて三光岳を急襲至しければ、流石の岩盤石も三百
余討取られ北方へと逃げされり。

将軍翁を召して其の功を賞し、砂銀を当分として与えたり。其の後将軍鬼神悪
路王其の他の鬼神共を討伐、帰京のみぎり当所に立ち寄りて、かっての翁を尋
ゆるに、村人申すには其の様な翁の住居も無く、知る者も無しと、かへりみる
に此の地に東光水と申す瀧ありて、この水にて妻の木の枝なるを煎じて用いれ
ば病気直ちに全快するとの霊地あり。翁はその瀧の化身に非ざるかと申し上げ
たれば、将軍不思議に思い瀧に参りて見渡すに…瀧の下なる石に砂銀置かれ在
るを見る。些ては矢張り翁は化神にて征軍の難渋しあるを見兼ね、自づから御
導引きになられたに相違ないと、その有難さに瀧の落つるに向いて三度礼拝し、
命じて一社を御建立、多岐宮と号し崇め玉もう。ときに延暦二十一(802)
発未年八月の事なり。

後代に至り藤原仲光、立花村高舘に住みし頃、干ばつ冷温が屡々有りたれば村
民困窮の処、東光水の流れる処は独り五穀実りしは多岐宮を誓護持し参りと仲
光の至誠通じたるか、神の恵みに村人その有難さに参詣怠らずとか云々、此の
由、都に聞こえければ、関白藤原頼道、帝に奉上成たれば、帝此れを嘉し、三
井兼平を勅使として御遣わしになられたり、依って御堂三間四面を再建され、
境内二寸四方、山林十丁を附属して神社守護の礎とし、稲倉大明神と改号せり。



御堂再建を祝って三井兼平


都にて聞きし満さる多岐の宮

         峯の古木に照らす月影

と詠みたる。時に長元八年(1035)四月、後一条天皇の御宇なり。
文政七年(1824)に至りて、此れまでも神社の修復、改築は数度行われて
きたのだが、破損甚だしくなりたれば、南部家の地頭桜庭十郎衛門の助力と近
隣の寄附により建立したのが現存の神社にして、彫刻の精巧さは希少のものと
されている。

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この札に書かれている内容は、新山神社の殆どが奥州藤原時代に羽黒山に祀られる玉依姫という瀬織津比咩の別称を勧請してからのもの。玉依姫は神話において、姉である豊玉姫命の産んだ鵜茅不合葺命を育ての親として養育したという言い伝えが結び付いてのものだろう。ただ現在の宮司は、最近になってこの多岐宮神社に携わる様になったようで聞いても、いつから瀬織津比咩が祀られたのかは謎であるという。また菊池神社との関係も定かでは無いという。
by dostoev | 2011-03-02 10:42 | 岩手県の瀬織津比咩 | Comments(0)

浮遊夢

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迷い子の群れ 遥か 私を呼ぶ

砂の記憶をたぐり 夜はみちる

遠い昔 放たれた光 私を照らす

頬なでる風 指に触れる 虹のかけら

ここで あなたを待っていた

ふいに透きとおる カラダは

春の風にさらわれていく

空へ 舞い上がる たかく

果てしない草原を さまよいゆく

微熱の瞳とじて 夢を見てる

大切な たった一つきりの  ココロの奥で

そっと息づいた 蕾のように ほどけてゆく

ここで 誰かを待っていた

ふいに透きとおる カラダを つよく 抱いて

舞い上がる

ずっと遠い昔 放たれた光 私を照らす

頬なでる風 指に触れる 虹のかけら

ここで あなたを待っていた ふいに透きとおる カラダは

春の風にさらわれて 空へ 舞い上がる いま

ここで誰かを待っていた

ふいに透きとおる ココロは

春の風にさらわれて

空へ舞い上がる いま         

                                 「浮遊夢」byオリガ

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火の国に昔、早池峰の麓に流れる水をわかちあった一族がいるという。

10月11日に撮影した又一の滝に来ていた自分の気配と声を察したという不思議。
by dostoev | 2011-03-01 03:14 | よもつ文 | Comments(0)