遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
by dostoev
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遠野不思議 第五百二十六話「臼舘の妖怪」

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遠野の青笹には昔、規模の大きな臼舘があった。古い伝説では、安倍貞任はこの舘から義家軍の背後をついて、挟み撃ちにしようとしたのだと云う。しかし、その攻めは失敗に終わり、貞任軍の兵の屍が山と積まれたのだと。

それからの事、この臼舘には化け物が現れるようになったのだと云う。俵の形をした化け物だったと。刀で切ったり、棒で叩けば、その化け物の姿は三つにも、四つにも分かれるのだと。そして、みるみるまた元の俵の形に戻ってしまったのだと云う。人々は、この化け物は死んだ兵達の怨念が形となって現れたのでは?という伝説がある。

この化け物…妖怪は、果たしてどういう系統のものに属するのだろう?分裂しても元に戻るという再生能力の優れた妖怪は…調べてみよう(^^;
by dostoev | 2008-04-16 20:34 | 遠野の妖怪関係 | Comments(11)

遠野不思議 第五百二十五話「沢里屋敷跡」

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本丸の北よりの下手に、沢里氏の屋敷跡がある。沢里氏は、内丸上部
北郭の防衛を担っていたのだという。そして、この沢里屋敷跡には以前、
尾崎神社を祀っていたのだと…。

遠野南部氏が八戸根城より転封後、釜石の尾崎神社に参詣し、海防の
海岸警備及び巡視したのだという1635年に幕府は鎖国令を発し、全国
に行き渡ったのは1639年だ。

事件として1643年にオランダ船ブレスケン号が飲料水補給のために山
田湾に浮かぶ大島に入港した事件があったという事実以外に、江戸時代
には、かなりの外国船の往来や難破などがあり、三陸の人々と外国人の
交流があったという話もある。中には外国人と結ばれ、その子供を産み落
とした女性もかなりいたのだとか。もしかして、聴耳草紙に紹介される「島
の坊」の話も、それに関わるのかもしれない…。

内丸上部北郭の防衛を担っていた沢里屋敷跡には、海岸の防衛を担って
いた尾崎神社を祀っていたという事は、内陸と沿岸両方の防衛を意識して
のものとして、沢里氏に期待してのものだったのだろうか?
by dostoev | 2008-04-16 14:01 | 遠野不思議(史跡) | Comments(4)

遠野不思議 第五百二十七話「小川新道」

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千晩ヶ嶽の入り口がある釜石は小川町に小川新道というものがある。開通したのは文政7年という事らしいが、細かいところは定かでは無いらしい。ただ文政7年に、大風雨洪水により、小川新道で遠野馬死と記されているように、文政7年には既に開通していたのだろう。

この小川新道は、釜石の小川町から遠野の佐比内へと抜ける峠で、釜石の佐野氏が開いたものなのだと。上郷町の蛇野の老婦人は、嫁いだ頃は、この新道を歩いて蟹岳の飯場まで歩いて、自家製の餅や団子を売っていたのだという。これは昭和初期の頃らしいので、この時代までは小川新道は利用されていたようだ。で…ふと思った、旗屋の縫は、この小川新道を通って千晩ヶ嶽へと登り、白鹿を撃ったのかもしれないと。。。
by dostoev | 2008-04-15 16:17 | 遠野不思議(その他) | Comments(0)