遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
by dostoev
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妖怪ガイド

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今日は、妖怪作家?の化野燐さんを、今度の小説の舞台として遠野が登場
する予定なので、妖怪ガイドとして遠野を巡った。ただし雪で行けない場所も
あるのだが、遠野の雪の情景を刻み付けたいとの事で、あまり天候が芳しく
は無かったが、案内をしてきた。

ただ、明日は天気が良いようなので、またいろいろと案内する予定だ。

以前もやはり、妖怪作家…というか、幅広い活躍をしている山口敏太郎さん
を案内し、妖怪関係者には、何かと声をかけられるようになったのは、このブ
ログのせいだとはわかっている。まあ、座敷親父のリンクにも、何故か妖怪
民宿と書かれているし…(^^;
by dostoev | 2008-02-24 18:33 | 御伽屋・幻想ガイド | Comments(4)

馬の話

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馬は遠野にとって、無くてはならない存在だった。戦にも使われ、畑仕事や
木材の運搬にも幅広く利用され、また家族同然でもあった。しかしそれでも
畜生類とも呼ばれた為「オシラサマ」の話でも、人間と結ばれようとしたので
殺されてしまう。そしてその馬を救済する為なのか、馬頭観音信仰が広まった。
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馬頭観音は憤怒の形相の像で、衆生の煩悩を貪り食って、六道の畜生道を
救済すると云われ、牛馬畜産の神として信仰され、遠野を巡るとあちこちに
馬頭観音の石碑を見る事ができる。ただし殆どは石碑としての信仰であり、
馬頭観音像を祀るのは山崎観音くらいではないだろうか?
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この版木では衣を纏った人物が馬を曳いている図柄であるが、この人と思われるの
が実は猿という事だ。「河童駒引き」で知られる馬と河童の話は遠野にも伝わるが、
元々河童は川から這い上がると猿となるという説もある。元々河童自体が江戸時代
の発生だと考え合わせると、この慶長年代では既に河童と猿の融合が始まっていた
のかもしれない。

「西遊記」において孫悟空が天界において弼馬温という地位に甘んじていたが、元来
猿が馬を安堵させる存在として古来から伝えられていた。遠野においても山の神の
神事などで、馬に猿の人形を乗せたりなどという風習があったのを考え合わせても、
馬と猿の結び付きは深かったのだろう。

ただ馬が水辺にいると、龍が現われ結びつき龍馬となるという伝説が中国から伝わり
馬は水神である龍の使いという意識もあってか、雨乞いに生き馬を奉納した歴史があ
り、それが後の絵馬にと変化している。つまり馬を有するとは、水を有するという事でも
あり、馬を飼っている農家は自動的に五穀豊穣の願いをかけている事と同じであった。
by dostoev | 2008-02-22 20:28 | 民俗学雑記 | Comments(0)

遠野不思議 第五百十六話「遠野の馬と武豊」

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遠野は蝦夷の時代から馬産地で有名だった。それが昭和の戦時中、軍隊に軍馬としてタダ同然に馬を持っていかれて、遠野の馬は壊滅状態になった。もう馬の生産どころではないなと困っていた遠野に、現在の競馬界に天才ジョッキーとして名を馳せる北海道在住の武豊の祖父が、多くの馬を無償で遠野に寄付したのだという。それから遠野では、再び馬の生産に活気を取り戻し、現代に至る。この話を知るなら遠野の人々は、武家に足を向けて寝る事が出来ないのだろう。
by dostoev | 2008-02-22 19:26 | 遠野不思議(その他) | Comments(0)

遠野不思議 第五百十五話「宇迦神社」

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遠野の一日市町にひっそりとある宇迦神社。運満虚空蔵を祀る古社と伝えられ、勧請年月は不明だという。御神体は直径約四寸の銅鏡であり、藤原光長の銘があるという。楢の古木が御神木としてあったそうだが、明治24年に焼失し、今では根元だけを残しているという。
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以前は、社の前に清い泉があって、鰻が沢山生息していたという。実際、この裏手には来内川が流れ、昔の石垣で組んだ堀でもあった為、その隙間に沢山の鰻がいたという。今では鰻も減ったというが柳玄寺の近辺では、まだまだ鰻がいるというが、どうだろう?

ただ、宇迦神社の鰻は、神の使いであり、片目であるという。捕って食べたら神罰がくだるそうだが。。。その為、宇迦神社の氏子は鰻を食べないという…。
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ところで表向きは宇迦神社といっているが、一般的には「ウンナンサマ」と呼んでいる。ウンナンサマは基本的には水神であり、ウンナンサマと呼ばれる地域は遠野に数箇所ある。ただ、大抵の水神は蛇であったり龍であったりするのに宇迦神社の鰻の場合は、蛇と鰻の共通点は鱗族であるので、その同じ鱗族の鰻が宇迦神社に沢山生息していた為だと思う。大岩魚が人間に化けてとか、大鰻が坊さんに化けてという昔話があるが、鱗族は蛇と共通のものを持っている為に人間に化ける話があり、また祟りをもなす。
by dostoev | 2008-02-15 19:54 | 遠野各地の神社(その他) | Comments(0)

冬の白滝

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琴畑渓流の水量は、そこそこあるので、小友の藤沢の滝や又一の滝のように
雪で覆われ、凍る事はないようだ。
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透明度はまあまあで、岩陰に魚でも潜んでいるかと探したが見つける事はでき
なかった。
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落差の低い滝ではあるが、やはり間近になると水しぶきが凄い。
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滝壺というほどではないが、内部を撮影してみる事にする。
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予想通りというか…こんな程度にしか写らない。
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足を伸ばしてみると、やはり極端にはえぐれていない。かなり浅い滝壺だ。
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水中からの景色は、水で歪んで見える。なんか青空が眩しく思える。これが
魚の目線か。。。
まだ早い時間帯なので、これが日差しが差し込んでいれば、水中ももっと
綺麗に撮影できたのかもしれない。
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穏やかな琴畑渓流は、今日も悠々と流れていく。。。
by dostoev | 2008-02-11 10:31 | 遠野体験記 | Comments(0)

遠野不思議 第五百十四話「鏡魚」

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閉伊郡の海岸地方では、軒毎に鏡魚といって、やや円形で光沢のある
魚を陰干しにして掛けておく。魔除けだといわれる。

                               「遠野物語拾遺220」



こうして「遠野物語」では鏡魚が魔除けであるという話が紹介されているが、
あくまでも閉伊郡という沿岸地域での風習で、遠野では鏡魚を掛けておく風
習は無い。

たまにスーパーに、この鏡魚が並ぶ時があるが、皆気持ち悪がって売れ残る
のだという。

元々三陸沿岸には生息しない鏡魚であるけれど、潮の流れの変化がある時に
たまに水揚げされるようで、それが希少価値と体が鏡のようにピカピカ光っ
ている事から、魔除けとしての鏡と混同されて沿岸地域で広がったものだと
思う。

昔は流通が悪く、海の魚も生で遠野に届く事は、滅多に無かったという。た
だ陰干しの鏡魚は保存もきくので確かに持ち込まれたのかもしれないが、
やはり希少価値だった為にどうだったのだろう…。

ただ「遠野物語220」においての佐々木喜善の文章も、実際見たわけでは無
い記述となっているので、遠野には届いて無かったのかもしれない。村長にも
なっている喜善に、実際鏡魚を掛けている家があったのなら、情報はすぐに入
った事であったろうから…。

ところで日本の鏡は、弥生時代に中国・朝鮮から伝わったのが最初とされる。
中国では鏡の呪術的な力が、神仙思想や道教思想と結びつき、それが日本に
伝わったものだと。

日本で有名なのは、照魔鏡というのがあり、有名な「殺生石」での九尾の狐
を正体を見破った鏡だ。また吸血鬼は鏡に映らないと、吸血鬼の発見法でも
鏡は使われるのは映画でもよく観たものだった。つまり、西洋・東洋問わず、
鏡は魔物を発見するアイテムだったのだろう。。。

岩手県の大船渡市での俗信に、夜中の12時に部屋の四隅に鏡を置くと、そ
の部屋の中央に未来の結婚する相手が浮かぶというものがある。

これから鏡は、魔物を発見するだけではなく、予言のアイテムとしても使わ
れている。水鏡に映るのは、遠く離れている場所とか、未来などが映し出さ
れるというのは、やはり古今東西SFファンタジーの映画でもよく取り入れ
られているので、鏡の持つ魔力というものに対するイメージは世界共通なの
かもしれない。
by dostoev | 2008-02-10 21:07 | 遠野不思議(その他) | Comments(0)

遠野不思議 第五百十三話「花さかん ひらいた」

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花さかん 開いた

はさみで ちょんぎりと

えっさか さっさ



遠野の創世神話に三人娘の話があり、蓮華の花が落ちた者が早池峰の山を取るという事になったが、夜中一番上の姉の上に降りてきた蓮華の花を、末の娘が横取りしたという話がある…。

昔から「花盗人は、盗人のうちに入らない」とか「花は三本までなら黙って盗っても許される」「もの種も三粒までななら黙って盗っていい」とも言われた遠野では、早池峰山の神様が許してくださるとされていて、大人でも断りなしで、花とか野菜の種を畑からもらったりしていた。その時に「花さかん ひらいた」を言葉にして盗ったのだという。

ところで余談だが、遠野の大抵のわらべ唄などは山伏が伝えたというが、最後の「えっさかさっさ」というのは、よく駕篭かきが「えっさ、ほいさ」と掛け声をかけるのと同じである。元々ヘブライ語で「えっさ」とは「持つ」という意味であるので、山伏の世界にも古来からのキリスト教の伝道があった事がわかるというものか…。
by dostoev | 2008-02-10 19:31 | 遠野のわらべ唄 | Comments(0)

遠野不思議 第五百十二話「えっけどのにけぇど」

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えっけぇどの  にけぇど

さんぐらこの  しけぇど

はせのかんのん とがくしみょうじん

くまのべっとうさま なぁんじょ

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最後の”なんじょ”とは「なぁ~んだ!」という意味で、謎かけに用いる言葉である。ここで紹介した「えっけどのにけぇど」は、写真にあるように囲炉裏などに吊るす自在鉤に対しての謎かけ唄だ。

一番上にあり火から遠い場所が早池峰山を表し、下の鉤の部分が熱いので、南の熊野なのだと。そして囲炉裏の火は那智の火祭りを表し、鉤に吊るされた鍋の底は、熊野山に例えられているのだと。

そして、この”なんじょ”の中に登場する”はせのかんのん”は有名な「鎌倉」の歌にも出てくる長谷寺の観音であり、”とがくしみょうじん”は信濃の戸隠神社。そして”くまのべっとうさま”は、熊野三山を支配している別当様なのだと。

実は、遠野の殿様であった阿曽沼氏が過去に長谷寺→戸隠神社→熊野というルートで旅をした唄でもあるとも伝えられている。
by dostoev | 2008-02-07 18:35 | 遠野のわらべ唄 | Comments(0)

遠野不思議 第五百十一話「ツチノコ」

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上郷町佐比内河原の鈴木某という男が、片沢という所へ朝草刈に行った。
刈り終わって家に帰って、馬に草をやろうとして見ると、刈草の中に胴
ばかりの蛇がうごめいていた。

次の朝もまた片沢へ行くと、馬沓程もある胴の無い蛇の頭が眼を皿の様
にして睨んでいた。

これはきっと昨日の蛇と同じ蛇だろうと思い、おおいに畏れて、以後こ
の沢には決して入らぬし、祠も建てて祀るから、どうか祟らないでけろ
と言って帰った。

それで祟りもなかったが、何代か後の喜代人という者がこの言い伝えを
馬鹿にして片沢へ草刈りに入ったところが、頭ばかりの蛇が草の間に藁
打槌の様になっていた。それを見て帰ると、病みついて死んだと伝えら
れており、今もこの片沢には草刈りに入らない。

                               「遠野物語拾遺182」



ツチノコは全国でも有名だが、この「遠野物語拾遺」でも似たような
蛇の姿が伝えられている。ただ…鈴木某が片沢で初めのツチノコらし
きを見、翌日同じ片沢へ行って、やはり同じツチノコの様な蛇がいた
という事は…。

蛇は、かなり大きいものを食べると云われるのは一般的である。ただ、
度を越したモノを食べた場合、ある程度消化するまで、動けなくなる
という。

写真はアズマモグラを飲み込んだアオダイショウだ。自分の体よりも
度を越す獲物を丸呑みした、アオダイショウは動けなく、すぐに捕獲
されたと云う…。

なので「遠野物語拾遺182」における鈴木某が、2日続けて見た蛇も
また…似たようなものだった可能性は大きい。そう、あまりにも大きい
獲物を丸呑みしてしまった為、動けなくなって同じ場所にいた蛇…(^^;

ただ、アオダイショウの場合は体長もあるので、腹はツチノコ並みに
なるのだろうが、かなり尻尾は長く見える筈。なのでここはやはり、
アオダイショウよりも体の短いマムシがやはり、モグラなどを丸呑み
して動けなくなっていたのでは…と思う(^^;
by dostoev | 2008-02-06 06:54 | 遠野不思議(その他) | Comments(2)

武運長久

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写真は戦時中の早池峰山のお山かけ

戦時中であるからこそか…人々の中には神仏への信仰心が強くあり、遠野の
人々もまた武運長久を願い、戦時中には早池峰山へと大勢登ったそうである。

つわものはまた、遠野三山を巡ったりもしたそうな。

戦争に赴いた兵隊の無事を願う家族は、毎月の15日に八つの八幡神社を拝ん
で回るというのが流行ったらしく、それを「八八幡かけ」といったらしい。

地域によって回る八幡神社は違うらしいが、最後は遠野の町へ来て、遠野八幡宮
・多賀神社そして神明神社で終わったそうである。
by dostoev | 2008-02-05 22:55 | 遠野不思議(その他) | Comments(0)