遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
by dostoev
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<   2007年 06月 ( 36 )   > この月の画像一覧

物見山の今

物見山は、昔からの遠足場だった。初めて登ったのが小学2年の時。その後数回に渡って登り、最後に登ったのが遠野高校3年の時のウサギ狩りにおいて…。

この物見山は標高917mで、南の位置に屹立している。昔は狩場として、獲物も沢山いたというが、今では針葉樹林に覆われ、生物の少なさを体感できる。またこの物見山は小友町からは長富士と親しまれ、山頂近くに麻神の祠があるという。また山中に藁麦角石、坊主石、硯石などの天然記念物があるというが確認はまだしていない…。

写真は、去年の初冬に撮影したものだ。
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鍋倉山の奥に物見山の登り口がある。登ってすぐに沢水か流れている場所に辿り着く。昔は必ずここで水を飲んだものだった。その傍らに、写真の石碑がある。
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戦後、戦死した兵士の遺族がここに石碑を建立したという話を聞いた事がある。
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途中まで杉林なのだが、管理されてないのか…バタバタと倒れている杉の木が目だった。生物の棲まない杉の木。スギ花粉の元凶である杉の木。こうして管理されてなくほっとくのならば、全て伐採し雑木を植えた方が地球環境にも良い気はするが…先立つものが無いので、結局放置となっているのが現状か…。
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懐かしい、地震観測所。今でも稼動しているのだろうか?
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大抵の遠足は、このマイクロウェーブまで辿り着いたら弁当タイムとなる。
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とにかく昔は、遠足で良く登った物見山なのだが、今何故誰もこの山に登らないのかというと、木々が生い茂り、まったく景色が見えないからだ。昔はこのマイクロウェーブの地から、遠野の街を見渡したものである。遠野の記録を読むと、ここには3つの池があったらしいが、昭和40年代には。池は1とつしかなかった。
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マイクロウェーブの地が景色が悪いならば…と、それなら大物見へと…。

昔は屋根付きの建物がある展望台だった筈だが、今ではNTTの管理するアンテナ塔?があるだけだ…。
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大物見は、昔この地から南を見ると高田松原の海が見渡せたのだが、やはり木々が生い茂り視界を遮って見えない。
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しかし、この大物見の地でやっと、遠野の町並みが展望できた…。
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by dostoev | 2007-06-28 18:07 | 遠野体験記 | Comments(4)

夜のデンデラ野の怪…。

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mixiのマイミクになっているくげ氏が、急遽泊まりに来たので、急遽ナイトツアー
を敢行!月が明るく綺麗な夜だったので、なんとなくボーッと夜空を見あげてい
たい日でもあった。

妖狐の墓を見た後、山口部落のデンデラ野の奥へと進んでいった…。
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くげ氏に、ここが昔老人達が、我が家を見下ろしながら暮らした場所であり、こ
の下に川が流れてあり、あの世とこの世を隔てる現世の三途の川なのだ…と
説明した後に、写真を一枚パチリ。すると、何故かモヤがかかって写っている…。

くげ氏は「今、目の前にモヤなんてないですよね?」と…。自分にもモヤなんて見
えないので、同じ場所を連続撮影してみる事にした…。
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立て続けに3枚撮影したら、初めの1枚にやはりモヤが写っていたが、2枚目と3枚
目の写真には、モヤが写っていない…。

この夜は、無風でモヤが発生したとしても、簡単に風で流れるという事は無い。ま
してや連続撮影なので、発生しているモヤが、急に消えてしまう事なんて考えられ
ない…。

「これは…それじゃ、帰りながら、いろいろ撮影してみますかぁ!」と、なんとなく遠
足気分であちこちを撮影してみた。
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デンデラ野の一番奥から、下へと向かいながらあちこちを撮影したら無数のオーブ
らしき?ものが沢山写るのだが、何故か同じ場所でも写る場合と、そうでない場合
がある。
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例えば、オーブの正体が飛んでいる虫や、塵やホコリだとしたら、連続撮影していれ
ば、全てに写る筈じゃないのだろうか?

例えば、レンズの汚れからオーブが写るのなら、やはり同じ事。なんで、同じ場所の
連続撮影で、こうも違うのだろうか?

下の4枚の写真もまた、連続撮影したもの。若干のズレはあるが、同じ場所での撮影
である…。
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とにかく、1枚目と2枚目は無数のオーブらしきものが写っているのにもかかわらず、
3枚目と4枚目は、そのなりを潜める…。

とにかく塵や埃が空気中に蔓延しているならば、何度撮影しても似たような写真に
なるのではないのだろうか?何故こうも違いができるのが、自分の頭で考えても
よくわからないのであった…。
by dostoev | 2007-06-26 00:54 | 遠野情報(雑記帳) | Comments(7)

遠野不思議 第四百十三話「マムシ」

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最近、なかなかマムシと遭遇する事が無くなった。以前なら、山菜・キノコ採りへ行くと、幾度と無くマムシに遭遇したものだったが…。

これはマムシだけでなく蛇全般の話だが、ヘビの目玉を飲めば目の薬になるといい、目を爛々と輝かせる人がいたら、あれはヘビの目を飲んだ人だと言われたものだという。今でもヘビ…特にマムシの目玉を飲むと、目に油膜がかかり、汗が目に入っても弾くものだと云われている。試した事は無いが…。
by dostoev | 2007-06-24 17:25 | 遠野で遭遇する生物 | Comments(0)

毘沙門天

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東和町にある毘沙門天像。これは蝦夷征伐としての坂上田村麻呂が建立したとの伝えがあるのだが、この毘沙門天像は当時、蝦夷の豪族である閉伊族が遠野郷に住んでいて、その移動手段は猿ヶ石川を利用していたという事から、それを睨むという形で建立されたのでは?という説がある。

写真をみて気付くかと思うが、この毘沙門天像は地天女像に支えられて屹立している。これはギリシア神話の大地の女神であるガイア信仰から来ているのでは?と想像させられる。オリンポスの神々に対して反乱を起こした巨人族は、何度倒しても大地に触れるだけで甦ってしまう。これは、巨人の母であるガイアが助けるからだ。つまり大地に根ざしてあれば不死身であるという思想と信仰が、この毘沙門天にも繋がっているのではないか?

ちなみにこの毘沙門天の祀っているコンクリート製のお堂の中は、通常撮影禁止となっているのだが、ストロボを焚かないという条件付で許可されたものだ。
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この毘沙門天と並んで立っている、この仏像に注目したい。体の割りに頭の比率が小さいと思ったが、実は元々これは十一面観音であり、東部が腐食して、代わりに阿弥陀如来の頭を挿げ替えたのだという。つまり、蝦夷征伐の時代に強力な力を持つ観音であった十一面観音をこの蝦夷地に祀ったという事は、蝦夷を封印しようという意思の表れだったのだろう。それは、早池峰神社における、瀬織津姫と十一面観音にも見てとれるものだ。
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ちなみに、この毘沙門天の足に味噌を塗りたくり祈願する信仰の祠に祀ってある毘沙門天像の足を模した足は、遠野の綾織に住む、宮大工である菊池翁が頼まれて、自ら彫り上げたものである。
by dostoev | 2007-06-21 19:09 | 民俗学雑記 | Comments(2)

遠野不思議 第四百十二話「地蔵沢」

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昔、三人の女神が遠野三山である、早池峰山・六角牛山・石上山の三つの山へと
別れた場所がある。それは神遺神社といい、それは今でもあるが…。

実は三人娘のうち、お石はこの神遺神社から一番遠い石上山まで行くのに不安が
っていたのだが、この沢に棲むお地蔵さんが゜「よしよし、わしが送って行くから安心
しろ。」と、牛に乗ったお石を石上山まで引いて行ったのだと云う…。
by dostoev | 2007-06-20 15:14 | 遠野不思議(伝説の地) | Comments(0)

遠野不思議 第四百十話「種山高原(宮沢賢治の愛した地)」

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種山高原は、今でこそ遠野では無くなったが、それでも遠野の小友町から
物見山として親しまれる山だ。ちなみに遠野の南に聳える物見山は、小友町
では長富士として呼ばれていた。

この種山は現在種山高原といい、牧場地でもありキャンプ場にもなっている。
この地は宮沢賢治が頻繁に足を運んだのだという。賢治曰く「最も星空が美し
い場所」という事らしいが、今では街灯の影響を受けて、星空もよく見えなくなっ
てきているが…。
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種山高原を訪れたこの時は、月が顔を出し、雲が夜空を覆っていた為に星は
よく見えなかった。ただキツネが多いのか、歩くほどにキツネが顔を出して、
自分の前から、何匹か走り去っていく…。
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賢治は、種山の中でもこの立石に、いつも立ち寄りボンヤリ星空を眺め何かを
想っていたのだという。ちなみに立石の由来は、写真にある巨大な石が屹立し
ているからのようだ。
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by dostoev | 2007-06-17 18:21 | 遠野不思議(自然) | Comments(2)

遠野不思議 第四百九話「天保年間の人探し。」

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さすが役所仕事とは、この事…。

数年前まで遠野の家庭裁判所前に貼り出されていた、人探しの紙。
読むと、天保元年生まれの、千葉トリさんというオバチャン?を探し
ているようだが…生きていれば、果たして何歳なのたろう?

ある意味これは、役所仕事というよりブラックジョークと捉えよう(^^;;;;
by dostoev | 2007-06-15 17:21 | 遠野不思議(その他) | Comments(0)

遠野不思議 第四百八話「亡者の想い」

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土淵村の助役北川清と云ふ人の家は字火石に在り。代々の山臥にて祖父は
正福院と云ひ、学者にて著作多く、村の為に尽くしたる人なり。清の弟に福二
と云ふ人は海岸の田の浜へ婿へ行きたるが、先年の大津波に遭ひて妻と子と
を失ひ、生き残りたる二人の子と共に元の屋敷の地に小屋を掛けて一年ばか
りありき。

夏の初の月夜に便所に起き出でしが、遠く離れたる所に在りて行く道も浪の
打つ渚なり。霧の布きたる夜なりしが、その霧の中より男女二人の者の近よる
を見れば、女は正しく亡くなりし我妻なり。思はず其跡をつけて、遙々と船越村
の方へ行く崎の洞のある所まで追い行き、名を呼びたるに、振返りてにこと笑ひ
たる。

男はと見れば海波の難に死せり者なり。自分が婿に入りし以前に互いに深く心
を通わせたりと聞きし男なり。今は此人と夫婦になりてあると云ふに、子供は可
愛くは無いのかと云へば、女は少しく顔の色を変えて泣きたり。死したる人と物
言ふとは思われずして、悲しく情けなくなりたれば足元を見て在りし間に、男女
は再び足早にそこを立ち退きて、小浦へ行く道の山陰を廻り見えずなりたり。
追ひかけて見たりしがふと死したる者なりしと心付き、夜明まで道中に立ちて
考え、朝になりて帰りたり。其後久しく煩ひたりと云へり。

                                   「遠野物語99」

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この話を読むと…死んで結ばれるのは、本当に好きだった相手であるという事。
仮初の婚姻で、長きに渡って暮らした中よりも本当に好きだった相手と結ばれ
たいという想いが、死んだ後に叶うのであるのか…と。
by dostoev | 2007-06-14 09:54 | 遠野不思議(伝説の地) | Comments(0)

遠野不思議 第四百七話「四十八坂」

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船越の漁夫何某、ある日仲間の者と共に吉里吉里より帰るとて、夜深く四十八坂
のあたりを通りしに、小川のある所にて一人の女に逢ふ。見れば我が妻なり。され
どもかゝる夜中に独此辺に来べき道理なければ、必定化物ならんと思ひ定め、矢
庭に魚切り包丁を持ちて後ろの方より差し通したれば、悲しき声を立てゝ死したり。
暫くの間は正体を現はさゝ゛れば流石に心に懸り、後の事を連れの者に頼み、お
のれは馳せて家に帰りしに、妻は何事も無く家に待ちてあり。今恐ろしき夢を見た
り。あまり帰りの遅ければ夢に途中まで見に出たるに、山路にて何とも知れぬ者
に脅かされて、命を取らるゝと思ひて目覚めたりと云ふ。さてはと合点して再び以
前の場所へ引返して見れば、山にて殺したりし女は連れの者が見てをる中につ
ひに一匹の狐となりたりと云へり。夢の野山を行くに此獣の身を傭ふことありと見
ゆ。

                                     「遠野物語100」

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この話の怖さは、例え人の姿であっても怪しいと思い包丁で刺し殺すところにあるのかもしれない。騙そうとした狐が人間に包丁で刺されるという憐れでありながら怖い話。そう、人間の方が怖いのかもしれない…。

写真は四十八坂の旧道。昔は山腹を横断し、四十八の険しい坂道が上下していた為に四十八坂と名付けられ、また狐も多く出没していたらしい。
by dostoev | 2007-06-13 05:11 | 遠野不思議(伝説の地) | Comments(0)

遠野不思議 第四百六話「耶蘇教」

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写真は、船越半島

佐々木氏の祖父は七十ばかりにて三四年前に亡くなりし人なり。此人の青年の
頃と云へば、嘉永の頃なるべきか。

海岸の地には西洋人あまた来往してありき。釜石にも山田にも西洋館あり。船越
の半島の突端にも西洋人の住みしことあり。耶蘇教は密々に行はれ、遠野郷で
も之を奉じて磔になりたる者あり。浜に行きたる人の話に、異人はよく抱き合ひて
は嘗め合ふ者なりなど伝ふことを、今でも話しにする老人あり。海岸地方には合
の子中々多かりしと伝ふことなり。

                                     「遠野物語84」


実際、江戸時代には三陸海岸に外国人が多く漂流し、浜の娘と結ばれ子を成した
話は確かに多い。自分の家系にも以前ロシア人と交わったものがいたとか云々…。

この漂流し定着した外国人が、遠野の山に辿り着き、天狗となったり山男となった
のでは?という説も、あながち否定できないものではある。

ちなみに遠野の小友町に「胴臼洞」というのがあるが、これは「胴臼」を「デウス」と
読んだらしく、元々「胴臼洞」には、耶蘇教の人々が住んでいたのでは?という事
らしい。

【世界開始の科の御伝え】ー東北隠れキリシタンに伝わるー


そもそも でうすと敬い奉るは天地の御主 

人間万物の御親にてましますなり

はじめに 天地万物を つくらせたまい

また 土より五体をつくりて人となし

これ あだんとじゅすへるのふたりなり

ぱらいそに二本の天の木あれば かならず

食う事なかれと でうすかたく仰せあるを

じゅすへる あだんをたばかりて

あだんは まさんの木の実をとりて食い

じゅすへるはいのちの木の実を食しける

これより たちまち天の快楽をうしない

あだん その妻えわと下界に追いやられ

畜生を食し 田畑を耕してまいるべし

また じゅすへるの子ども 死ぬことなく

生みふえれば でうす これを憂いたまいて

地をひらきて いんへるのに落としたもう

その子孫 わずかに人からかくれ住み

いのちの木の実の功力にや 死ぬこと

なしといえども でうすの呪い受けたれば

順次に いんへるのにひきこまれ

子し孫そん 地の底に身をもがき

きりんと参る日まで 苦しみつきざるというなり

by dostoev | 2007-06-12 16:21 | 遠野不思議(伝説の地) | Comments(0)