遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
by dostoev
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<   2006年 05月 ( 37 )   > この月の画像一覧

遠野不思議 第二百八話「山口の水車小屋」

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密かに若い男女の逢引場所でもあった水車小屋である。
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by dostoev | 2006-05-29 10:44 | 遠野各地の水車小屋 | Comments(6)

白滝神社の怪異を体験しよう!

土淵村の若者達が4人、5人、琴畑川へ木流しに行った時の事である。不動ノ滝
の傍らにある不動堂に泊まっていたが、夜嵐が烈しかったので、堂の戸を堅く締
切っておいたのに、夜明けになってみると、その中の一人が堂の外に投げ出され
たまま、前後不覚で熟睡をしていた。宵に締めた戸はそのままであったから、こ
れは神業であろうと言い合って恐れた。六、七年前の冬の事である。
                          「遠野物語拾遺119」




実は昨夜、本を読んでいたら知らない間に寝てしまい、12時過ぎに起きてしまった。暇つぶしにmixi開いて遊んだけ眠くならない…。それじゃ!という事で、山奥にある白滝神社のお堂へと行って、寝る事にしてみた。

何故こんな事をしたかというと、自分が寝ようとしたお堂は「遠野物語」に登場するお堂で、寝ると外に放り出されるという怪異現象が起きるという伝説のお堂だから、実験しに行こう!と、急遽決定した。
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到着したのは2時半過ぎで、とにかく辺りは真っ暗闇。車のヘッドライトに、そのお堂が浮かび上がったので、いざ!という事で寝る事にした。
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とにかく、車のヘッドライトが照らす箇所だけは明るいが、それ以外は闇の深さに飲み込まれているようだ。
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持ってきた懐中電灯で、滝を照らして撮影を試みてみたが照射された箇所だけがどうにか撮影できただけだった。
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お堂の中は、不動明王がボワ~ッと浮かび上がっている。
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頭の方向をどうしようか?と、あちこちに頭を向けたがお堂の傾斜の関係から、不動明王へ頭を向けて寝るのがベストと認識。とにかく寝ようと横になってみた。傍には白滝と云われる、御神体の滝がゴォ~ゴォ~と水音を響かせている。
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しかし夕立の音より、煩い!寝ていても、音が大き過ぎて寝るのに不適当な音だ。知らす知らずに時も過ぎてゆき、時計を見ると、あっという間に3時15分になっていた。


でもその頃から、滝の音にも慣れてきたのか、だんだんと睡魔が襲ってくるのがわかる。ウトウト、ウトウトと、し始めてきた…。

よく…寝言を言っている人に話しかけてはいけない。もしも寝言を言っている人に話しかけて、返事があったらその人は死ぬという迷信がある。

この迷信は、信じているわけじゃない。ただ明け方に起こされた時に、起こしている相手の声が夢の中の登場人物として登場する事はままある。つまり、寝ていても脳は起きていて耳などからいろいろな情報を脳に流して、夢として具現化しているのだなぁという認識はあった。

ただ昨夜の場合は、声というより凄まじい滝の轟音が響いている中なので…実は、ウトウトと寝てしまい夢に現れた状況が、洪水の夢だった。

もがいてももがいても、押し寄せる波に流されては、板に掴まり、また流される。友達や知っている人達も沢山流されている中、必死でもがいているという夢だった。

実は携帯の目覚ましを、4時に設定していたので、その音で目が覚めてしまった。
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お堂の扉を開けると、もうかなり明るくなっていた。
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その後に時間的余裕があったので、朝日の写真などを交えて撮影して帰ってきたのだった…。

しかし、やはりというか水音の響きの中で寝ると、その水音が脳に多大な情報を流すのだろう。つまり、寝ている場合に食べ物の良い匂いがすると、夢でも食事している夢。寝ている最中に女性に優しく声をかけられていれば、やはり夢に登場する女性は、美化される素敵な女性に変化しているような気がする。なんたって夢というのは、自分の願望や恐怖や、ありとあらゆる煩悩が詰まっていて、それが具現化されるので、誇張されている場合が多いのだろう。

やはり夢は、素敵な想いという情報を引き摺って、いい夢見たいよなぁ…と(^^;
by dostoev | 2006-05-27 20:50 | 遠野体験記 | Comments(17)

遠野不思議 第二百七話「鉄砲で撃たれたトヨの供養塔」

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嘉兵衛に撃たれたトヨの供養塔。
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トヨが撃たれた場所だという、オガセの滝。
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ただ「注釈遠野物語」では、このトヨの供養塔を否定しているが、これもまた怪しい。
明治12年の「南無阿弥陀仏」と刻んだ石碑を、現在その地を買い取って住んでいる
他から嫁に来た、明治41年生まれの大洞マサエの言葉を鵜呑みにしているという
のは、あきらかにおかしい。
by dostoev | 2006-05-27 15:31 | 遠野不思議(遺跡) | Comments(3)

遠野不思議 第二百六話「山口孫左ェ門一族の墓」

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山口部落の、夜明けが始まった。この山口村の背後の山腹に空濠を
縦横にまわした舘があり、山口舘と云った。山口孫左ェ門は、初代の
館の開祖より36代目にあたるのだと云う。
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山口孫左ェ門一族の墓は、同じ畑の中に二箇所に分かれてある。
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この古い墓は、墓石だけを集めて山積みになっている。元々墓地
だった場所も人手に渡って畑になったが、この墓所だけを残してい
るのは、やはり聖なる地という認識からだろう。
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この墓石に刻まれた戒名は、金や鉄などの金属に関する字が挿入
されている。山師を生業とした山口一族の名残でもある。
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by dostoev | 2006-05-27 05:55 | 遠野不思議(伝説の地) | Comments(2)

遠野不思議 第二百五話「山口部落のお稲荷様」

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山口部落で親しまれている、お薬師様の裏通りの草地にポツネンと
このお稲荷様はある。山口舘の開祖から36代目にあたる伝説の
山口孫左ェ門の影響からか、お稲荷様は数多く見受けられる。
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この祠は、低く小さく人間様だけでなくまるで、狐そのものにも信仰
されているような錯覚に陥る。
by dostoev | 2006-05-27 01:11 | 遠野各地の稲荷神社 | Comments(2)

遠野不思議 第二百四話「山口孫左ェ門のお稲荷様」

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ザシキワラシが去った為に、一家全滅という事になってしまった山口孫左ェ門
は、狂信的な狐信者だった。その昔、伏見稲荷へと雌雄2匹の稲荷狐を懐に
携えて旅をしたという。そして正一位を貰いうけ、一両のお金を謝礼にと支払い
急いで遠野へ戻ったのだと云う。
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山口孫左ェ門曰く「夕暮れになるとデンデラ野には、ポッポッと狐火があがった
ものだ…。」という事である。この狐火に関しては当時の人々曰く、狐の発情期
には毛が擦れあい、静電気が発生しし狐火があがると思われていたようだ(^^;

孫左ェ門は、デンデラ野の奥にお稲荷様を祀っていたのだが、今でもその伝説
のお稲荷様はあるが…殆ど朽ち果ててはきている。

ところで不思議な話としては、3匹の稲荷狐というものは、孫左ェ門曰く…。

狐には3種類いる。一つは普通の本土狐。もう一つは神の使いである白狐。
そしてもう一つは、子犬か猫くらいの大きさの黒い狐で、稲荷狐であるという。
これは子狐ではなく、そういう種類の狐である。

このデンデラ野は、稲荷狐の巣になっていたといい、その穴は小さく普通の
本土狐などは入れないほど小さいのだという。

孫左ェ門は、この稲荷狐を自在に操り、いつも雌雄の稲荷狐を懐に入れてい
たという。膝にあげ油揚げを食べさせ4年経ったらケンギ(拍子木)を叩くと、
稲荷狐の一族全部が孫左ェ門の傍に寄ってくるようになっていたという伝説の
狐使いが、山口孫左ェ門である。
by dostoev | 2006-05-26 08:27 | 遠野不思議(伝説の地) | Comments(3)

遠野不思議 第二百三話「土淵の河童淵」

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今ではすっかり観光地化されて、いろいろと懇切丁寧だ。
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常堅寺の境内を通って、この橋を渡って河童淵へと行くのだが、
途中の秘密にどれだけの人が気付くかどうか…。
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紅白のお乳を模った物は、乳の出が良くなるようにという象徴でもある。
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以前の河童オジサンは、安部貞任の末裔だという…。
by dostoev | 2006-05-25 16:04 | 遠野各地の河童淵 | Comments(8)

遠野不思議 第二百十二話「三峰神社跡」

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昔は祠もあったらしいが、今ではこの石碑だけの三峰様。

安政二年(1855)に狼が村里に出て来て、人や家畜に危害を加える
ので、村人が三峰様の祟りでは?という事から衣川から分霊して貰い
祀ったら、それから狼が村に出る事は無かったという。
by dostoev | 2006-05-25 08:56 | 遠野不思議(史跡) | Comments(7)

遠野不思議 第二百十一話「妻の神の石碑群(駒木)」

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路の傍らに山の神、田の神、塞の神の名を彫りたる石を立つ
るは常のことなり。又早池峰山、六角牛山の名を刻したる石
は、遠野郷にもあれど、それよりも浜に殊に多し。

                             「遠野物語98」

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>遠野郷にもあれど、それよりも浜に殊に多し。

この浜に多しという記述は、実は沿岸で六角牛山と早池峰山
が、海難事故を防ぐ灯台の代わりとなる見立ての山となって
信仰の対象になっているからどす。

これは実際、海に行けばわかる事で、確かに海からは六角牛
山と早池峰山を望める。
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ところで、遠野も必ず各々の町外れには塞の神の石碑群が ある。
この塞の神は「サイのカミ」「サエのカミ」とも「ク ナトのカミ」とも呼
ばれる。

大抵は町外れの境界に立って厄災を防ぐ為にあるのだという…。


塞の神としては、別に道祖神と呼ばれるものがある。道祖神
は大抵、男女仲睦まじく並んでいる石碑が見受けられる。


ところでクナトの神という名称の「クナト」とは「婚」だと
いう。クナトの「ト」は「所」。町外れで結ばれる男女とは
果たして?

町外れを境界と認識すれば、その境界で男女の会話で思い起
こされるのは、現の世と黄泉の国との扉を隔てて会話する、
イザナギとイザナミ…。


ここで少し疑問なのが女性であるイザナミが「一日に10
00人殺す」と宣言した事。確かに黄泉の住人となったイ
ザナミではあるから「殺す。」という言葉は自然のような
気がするが、女性が生命の源という意識を持って考えると
違和感がある…。

また逆にイザナギは「1日に1500人生む。」と答えた。
これにより、常に死者よりも生者が上回り、人は滅亡する
事はない。しかし「生む。」と答えたのは、男であるイザ
ナギだ…。


更に天孫の道案内の時に登場した眼力?ある猿田彦神は、
天宇受売神の女陰に魅せられ?た後に婚姻を果たして、
道祖神となったとも云う…。


ここで少し脱線だけど、イザナミの「1日1000人殺す!]
発言を考えてみた…。


オーガスムスには「小さな死」という意味も含まれており、
セックスの後に果てるのも、一つの死と捉えていたようです。
実際、カマキリやクモの世界では、交尾した後に食べられる
というまさに「生」と「死」が隣合わせなのですだ…。

それとは別に男性の射精によって何億もの精子が女性の子宮
めがけて侵入するのだけど、内部の酸にやられたりで、かな
りの精子が死ぬのは理解していると思います。

それをこのイザナミ・イザナギの創造神話「古事記」に照ら
し合わせてみると、なんとなく符合するのですよ。

心理学者で有名なユングは「母」という存在の否定的側面と
して「秘密」「隠されたもの」「暗さ」「深い底」「死者の
世界」「滅亡」「誘い込み」「毒」という言葉をあげていま
すだ。そしてそれは、原始人の宗教思想にも反映している。
女性は子を生み出す根源である故に、死すべき運命になる人
間の最後をも司る事になる…。

上記↑の「母」の言葉に「古事記」と符合しそうな言葉が、
沢山あるのに気付くでしょ?

死んで黄泉の国へ行ったイザナミを連れ戻す為に、イザナギ
は深い穴を通り死者の国へと赴いた…。

実は女性の暗さ怖さは、女陰そのものが深く暗い洞穴を示し
ているので、昔から洞=女陰と呼ばれていたのですわぁ。

となるとイザナギの黄泉への旅は、つまり性交だったのか?
などと考えてしまうのですわぁ。だからイザナミが「100
0人殺す!」と宣まったのも、精子を殺す符合させれば納得。
当然男であるイザナギは、それを上回る数の精子?を射精す
れば、子宮まで当然辿り着いて”生”が成されるのだから。

しかし、この「古事記」の時代に、性の仕組みなんてわかっ
て無い筈なので、なんか不思議だなぁ…と。

そして黄泉への旅立ち(性交)の後、禊と共に神々をイザナ
ギは生み出している…。

町外れ、村境などが性に関する事を示している場所だと
考えれば、子供を誕生させるという性そのものは、一つ
の呪術。

イザナミの黄泉の国からの声「1日に1000人殺す!」
という魔的な叫びに対抗しうるのは、人間の持ち得る性
の神秘ではなかったのか?と思うわけですよ。

かっては国造りで互いに結ばれあったイザナミとイザナ
ギが、現世と黄泉とで敵同士になり、現世と黄泉との境
界で呪いの言葉を受けるものの、人間の性の神秘を前面
に出して、その呪いを打ち消す程の力が人間の、男女間
の性の結びつきにあってこその塞の神なのかもしれない
という考えなのですわ。

遠野地方には無いのですが、仲睦まじい男女が並んだ道
祖神などは、イザナミの嫉妬?からくる呪い?という力
を跳ね除けるパワーなのかなぁ…と。もしかして、黄泉
の国で出遭って、イザナギに対し謎の言葉を囁いた菊理姫
はもしや「イザナミなんかより、わたしと一緒に子作り
しましょ♪」などと言ったのかもしれない(^^;

だからこそ、水に縁がある白山信仰と菊理姫が結びついて
黄泉の国から脱出の後に、中ツ瀬に降り立って禊をして、
アマテラスなどの神々を産んだのは、菊理姫との結びつき
を示したのかも…(^^;
by dostoev | 2006-05-25 08:53 | 遠野不思議(石碑) | Comments(0)

遠野不思議 第二百十話「峠の神々」

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by dostoev | 2006-05-25 08:49 | 遠野不思議(石碑) | Comments(0)