遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
by dostoev
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カテゴリ:遠野の妖怪関係( 23 )

遠野不思議 第七百三十九話「妖怪 鰹の主?)」

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物見山には沼が三つあった。大物見の沼を孫四郎沼。金森にあった沼を金森沼。小物見の沼を鰹沼と云う。「鰹沼」と云う名は、この沼に大きな石があるが、天気の良い日にはこの沼の主の鰹(この地方ではカツ又はカズと云う。)が、その石の上にあがって寝ていることがあると云う。魚はそこへあがる筈がないから何か妖怪変化のものに違いないが、それでこの沼を「カズ沼」と云っている。

又、この沼にいたずらすると必ず雨が降ると云われ、附近の土室、来内部落の人達は注意をしている。もし木でも投げ込んで来ると、翌日行って見ればその木は岡に上がっているとも云って神秘な沼としている。

                                 「土渕村誌」
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「土渕村誌」を読んでいたら、物見山に関する記述があった。その中に遠野の物見山には以前「鰹沼(カツ沼&カズ沼)」というのがあり、天気の良い日には沼の主である鰹が石の上に上がって寝ている事があると伝えられる…と。魚が石の上に上がる筈が無いから妖怪変化の類に違いないと書いているが、そもそも遠野の山の沼に海の鰹がいるだろうか?ただ関連しそうな話に「遠野物語拾遺37」「海川に棲む魚の種類すべてがいると伝えられている。(抜粋)」とあり、山の中にある池や沼であっても海の魚がいるという記述は、確かにある。小友町の篠権現に沿岸から参詣者が多く居たとか、虎舞が伝わっているなど、海の文化もかなり遠野に流入している。小さな神社や祠を覗いて見ても、海の貝殻などが供えられている事から、海と遠野は繋がっているのだと思う。実際、遠野の町にある善明寺には海に居る筈の「猩々」という妖怪の毛で作った払子が奉納されているのは、遠野物語世界は、沿岸域も含めての遠野物語なのであろう。

画像は小物見の辺りだが、現在の物見山は沼がまったく無くなってしまった。自分が小学校の遠足の時(昭和40年代)に小物見のところに若干の沼を見たきりであった。以前は桂の木が多く自生し、水が多くあったと伝えられているが、山の開発によって広葉樹が伐採され針葉樹が植えられてから、物見山も変わったのだろう。それと共に、妖怪変化もいなくなってしまったのか。
by dostoev | 2013-06-03 17:46 | 遠野の妖怪関係 | Comments(6)

遠野不思議 第六百二十八話「獣の槍」

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文政(1818~1829)の頃、怖ろしい妖怪の白狐が出没し悪事をなしていたのだと云う。そこで当時の某寺の住職が、その白狐を退治する為に、寺宝である槍を使って、その白狐を退治したのだと。この槍、別名「獣の槍」と呼ばれるというのだが…。

「獣の槍」のイメージは、漫画「うしおととら」に登場する、やはり妖怪や物の怪を退治する「獣の槍」のイメージになってしまう…。しかし現在、その槍は行方不明…残念!ただしその槍は、黒くて錆も入っており、そんなに立派なものではないとの事。。。
by dostoev | 2009-04-07 07:02 | 遠野の妖怪関係 | Comments(8)

遠野不思議 第六百十一話「猩々の払子」

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猩々の毛でできている払子なのだという。猩々の毛は赤いので、この払子
の赤色は。。。

猩々とは中国の伝説の動物で、人の言葉を理解し、赤い顔をした人間のよ
うな姿で、全身に赤い毛が生えており、酒を好むとされている。日本では、
七福神の一人である寿老人の代わりに入れられた時代もあったという。
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岩手県では、海から現れる猩々の話が伝わっている。

ある男が猩々を見たくて、樽に酒を入れて浜の砂の中に埋めておいたところ、
海から出てきた猩々がその酒を飲んでしまい、酔っ払って樽の中に落ちてし
まったという。男は樽に近寄り中を覗いたところ、猩々は飛び出して海へ逃げ
て行ったという話しが伝わっている。
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by dostoev | 2008-12-13 11:42 | 遠野の妖怪関係 | Comments(2)

遠野不思議 第五百二十六話「臼舘の妖怪」

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遠野の青笹には昔、規模の大きな臼舘があった。古い伝説では、安倍貞任はこの舘から義家軍の背後をついて、挟み撃ちにしようとしたのだと云う。しかし、その攻めは失敗に終わり、貞任軍の兵の屍が山と積まれたのだと。

それからの事、この臼舘には化け物が現れるようになったのだと云う。俵の形をした化け物だったと。刀で切ったり、棒で叩けば、その化け物の姿は三つにも、四つにも分かれるのだと。そして、みるみるまた元の俵の形に戻ってしまったのだと云う。人々は、この化け物は死んだ兵達の怨念が形となって現れたのでは?という伝説がある。

この化け物…妖怪は、果たしてどういう系統のものに属するのだろう?分裂しても元に戻るという再生能力の優れた妖怪は…調べてみよう(^^;
by dostoev | 2008-04-16 20:34 | 遠野の妖怪関係 | Comments(11)

遠野不思議 第四百四十八話「舌出岩」

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昔、天明年間の頃、栃内部落に大蛇がいたそうな。その大蛇は家畜や農作物を
荒らして、部落の人々は困っていたそうである。部落の人々はどうしたものかと
途方にくれていたが、そこに一人の和尚が現れたのだと。

和尚は、わたしが退治してあげようと言って、大きな樽に酒を造って大蛇が来る
のを待っていたのだと。夜になって、その大蛇が酒の匂いにひかれて寄って来、
その大樽の酒を飲み出し、やがて酔い潰れて、寝息を立てて寝てしまったとこ
ろを、その和尚が退治したのだと云う。

この退治された大蛇の頭はその後岩に変わって「舌出岩」と呼ばれ、今でも大き
な口から舌を出しているのだと云う。


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この「舌出岩」の下には小さな祠があり「明神」という札が入っている。実はこの退治
された大蛇の尾は、大樽にある川に渦巻いているのだと。
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大蛇に大樽に入った酒を飲ませた場所は、今ではやはり大樽という地名となり、
その川沿いにはやはり、明神を祀っている神社がある。そう、舌出岩の明神の祠と
大樽の明神神社は繋がっているのである。

雨乞いには龍を祀るのだが、弘法大師は大蛇に祈願して雨乞いをした。龍と大蛇
の混同は昔からあり、この舌出岩となった大蛇も龍となりて明神として祀られたの
だろう。また、川は龍の見立てともなるのを考えると、大蛇の頭の場所の川から尾
の大樽まで一繋がりに川は、緩やかにカーブを描いているので、大雨の後にはよ
く氾濫したのかもしれない。なのでこの話は、小烏川の氾濫を物語る話だったのだ
ろう。
by dostoev | 2007-10-28 16:39 | 遠野の妖怪関係 | Comments(0)

遠野不思議 第三百七十八話「化け栗」

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遠野町字蓮華の九頭竜権現の境内に、化け栗枕栗などという栗の老樹
がある。権現の御正体は即ちこの樹であって、昔は女を人身御供に取っ
た。そのおり枕にして頭を乗せていて、人を食ったのが枕栗であるという。

                                「遠野物語拾遺70」

by dostoev | 2007-05-30 16:34 | 遠野の妖怪関係 | Comments(0)

遠野不思議 第三百四十一話「座敷ワラシの杉」

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早池峰神社の山門を潜り、すぐ右手にある注連縄を張った杉の大木がある。
これは昔、この杉の陰から座敷ワラシが覗いていたと伝わる。それからなの
かどうか、早池峰神社は座敷ワラシの発祥地と伝わり、全国に広がっている
座敷ワラシがこの早池峰神社に集結するとも云われている。

今では4月29日に、座敷ワラシ祈願祭が執り行われている。
by dostoev | 2007-04-02 13:34 | 遠野の妖怪関係 | Comments(0)

遠野不思議 第三百二十四話「ノリコシ」

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ノリコシという化け物は影法師の様なものだそうな。最初は
見る人の目の前に小さな坊主頭になって現れるが、はっきり
しないのでよく視ると、その度にめきめきと丈がのびて、つ
いに見上げる迄に大きくなるのだそうである。

段々に下へ見下ろして行けば消えてしまうものだといわれて
いる。

土淵村の権蔵という鍛冶屋が、師匠の所へ徒弟に行っていた
頃、ある夜遅く余所から帰って来ると、家の中では師匠の女
房が燈を明るく灯して縫物をしている様子だった。

それを障子の外で一人の男が隙見をしている。誰であろうか
と近寄って行くと、その男は段々と後ずさりをして、雨打ち
石のあたりまで退いた。そうして急に丈がするすると高くな
り、とうとう屋根を乗り越し(ノリコシ)て、蔭の方へ消え
去ったという。


                        「遠野物語拾遺170」



思うのだけど、ドッペルゲンガーは自分の影の部分。心理学
的には主体の逆転現象みたいなもの。

陰陽五行では、光と闇の二極がある。太陽と月がその代表で、
ある意味、生と死を意味していると思う。

太陽が沈んで月が昇るように、生と死は交互に活動している
が…たまに太陽と月は同じ天空に浮かぶ。

つまり主体である自分が、死を司り影の存在であるドッペル
ゲンガーに遭遇するというのは主体の逆転現象を示し、死を
意味するのかもしれない。

西洋に影に自分の生活を乗っ取られ、今まで主体だった自分
からいつの間にか影がその社会の主役となり、その主体であ
る自分は死に至ってしまう…。

元々人間には二面性が存在し、生と死&天使と悪魔みたいな
感じ。月の女神も優しい慈悲溢れるダイアナと、復習の女神
であるヘカテ。ヤヌス神というのもあるし、とにかく二面性
は昔から伝えられてきた。

だから「遠野物語79話」に登場する目玉だけが伸びている
妖しい男は、自分の影の存在だったのかもしれない。またノ
リコシも、師匠の女房を覗き見している自分がその場におり、
その自分自身に対する恐れから、そういう存在を見たという
か…自分自身の影に対する部分の恐れが具現化した妖怪とし
ての話かなぁなどと感じたりもした。



ちなみに写真は、最近撮影した妖怪?のようなもの…。



ある深夜の事…寝ていたのだけど…フト目が覚めたら、窓の外
にボンヤリと人影が。

『ああ、外に誰か立っているな…。』

また目をつむり、寝ようとしたら気付いた…。

『子供?…。』

一瞬ゾッとして、次には枕元にデジカメがあったので、1枚ハチリと写
したら、写っている!!!

写真見て、わかる?暗がりの中で、ボンヤリとテーブルとイスの写真が
写ってるでしょ?外と室内の高低差は、ほとんど無いんよ…。

この写真は、明け方3時半頃に撮ったもの。この時間に散歩している
子供っているか?

この食堂の床に寝ている事は、確かに同級生なら知っている。飲みに
行ったついでにからかってやろうという輩がいてもいいのだろうが、普通
は窓を叩いたりして、寝ているのを起こす筈だ。しかし自分は、なんとなく
目が覚めて、窓の方を見やっただけだ。

そして、1枚目の写真を撮って、今度は近づいて、もう一枚パチリ…。
そうすると、内部に気付いたのか?外の怪しい人影は動き出した…。

紙製のカーテン素材を使っているので、薄くなった箇所から、向かいの
街灯が透けて写っている。

そして、慌ててカメラを手にして、玄関へ走って外に出たら…。

誰もいないぞっ!おい!(ーー:)
by dostoev | 2007-03-03 09:09 | 遠野の妖怪関係 | Comments(2)

遠野不思議 第三百二十一話「小豆平の化け物」

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物見山の山中には小豆平という処がる。昔南部の御家中の
侍で中館某と言う者が鉄砲打ちに行き、ここで体中に小豆を
附けた得体の知れぬものに行逢った。一発に仕止めようとし
たが命中せず、ついにその姿を見失った。それからここを小豆
平と言う様になり、狩人の間に、ここで鉄砲を打っても当たらぬ
と言い伝えられている。

                    「遠野物語拾遺123」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
奥州藤原氏が鎌倉幕府に滅ぼされた後に、栃木から遠野に阿曾沼という領主がおさまった。しかし其の後、秀吉の怒りをかい、追われた後に代わりに八戸の南部が遠野を統治した…というのが大雑把な概要。

その阿曾沼が追われた時、気仙方面から嫁いだ姫がいたと云う。それがドタバタの最中に、従者を引き連れて伊達藩であった気仙方面に逃げたというのだが、その逃げた経路が実は、物見山経由であったそうな。まあ当然、通常の峠や街道は押さえられているので、時間がかかろうと難所の物見山越えを果たしたのだと云う。その時に、金目の物を持ち運んだろうが、途中捨ててしまったのもあったのでは?という事なそうだ…。

池の端は南部に使えた商人であったそうだが…元々は、阿曾沼にも通じていた商人であったようだ。ここは憶測であるけれど、もしかして、その姫を通じた書簡があり、その金品などを捨てた場所を記したものから、物見山へと出向き、その沼から金品を引き上げ、財を成したのでは?という穿った考えもできる。

例えではあるが、その場所にあまり人を行かせないようにする場合、大抵は怖い噂話を広げるとかになると思う。それが「遠野物語拾遺123」の小豆の化け物の話になったのか、などと考えてしまう。小豆とぎの妖怪は、当時全国を駆け巡って広がったようでもあるので、その妖怪に便乗し、その話を広めたのかもしれない。当時の最強の武器は、やはり鉄砲であって、その鉄砲が当たらぬというのでは、その化け物を退治する手段は厳しいという事になってしまう。つまり、それだけ恐ろしい妖化け物が物見山に棲んでいると広まったのでは、誰も近寄らなかった時期があったのかもしれない。

現在この地は、足元には笹薮が生え、鬱蒼としたカラ松林となってしまい、当時の面影は見当たらない…。
by dostoev | 2007-03-02 10:45 | 遠野の妖怪関係 | Comments(0)

遠野不思議 第三百十六話「小豆洗田(妖怪アズキトギ)」

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ここは小豆洗田と呼ばれ「ザクリザクリ…。」という小豆を洗うような響きをなす
妖怪が棲んでいたと云われる小川だ。
by dostoev | 2007-02-28 08:01 | 遠野の妖怪関係 | Comments(0)