遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
by dostoev
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カテゴリ:佐々木氏考( 1 )

佐々木氏の謎(其の一)

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佐々木氏を調べると、全国での佐々木姓の分布が何故か岩手県と秋田県で、その半数以上を占めている。かくゆう自分も、その佐々木姓の一人でもある。遠野で「菊池、佐々木は馬の糞」と呼ばれていたのは、今では車となるが遠野の町を普通に馬が往来していた時代、あちこちに落ちていた馬糞と同じ様に、菊池と佐々木が、また多い土地であった事からの言葉であった。ただ、自分には遠野の血は無く、両親がどちらも久慈市出身である。しかし海の血かというと、親父の実家は久慈市でも山中に属し、子供の頃に行った親父の実家というのはいつも囲炉裏に魚がかけられ、その周辺には兎などの毛皮があったのを記憶している。収入はどこかに勤めていたというわけではなく、恐らく漁師であり猟師であったのだろう。その佐々木家の詳細を聞く事無く、その親父もかなり前に他界してしまった。その大川目にはやはり佐々木姓が多く、今から10年以上前に知り合った水沢の建築屋の部長というのがやはり大川目出身で佐々木さんと言ったが、その風貌はまさに親父の面影を宿していて、親戚か?と見間違う程であった。聞くとやはり代々、大川目という土地に住んでいたという。そこで思い浮かんだのは、元々同じ血が流れているのではないか?というものだった。
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「続日本記(宝亀元年八月)」「蝦夷宇漢迷公宇屈波宇等。忽率徒族。逃還賊地。差使喚之。」とあるのは、宇漢迷公宇屈波宇等が中央政府に服していたが反抗して賊地に逃げ込み城柵を侵略すると豪語したという記述となる。ここでの宇漢迷公宇屈波宇は、宇漢迷公、宇屈波宇と分けられるが「宇漢迷公」は正しくは「宇漢米(ウカノベ)」である。この宇漢米は「日本先住民俗史」によれば、こう記されている。

思ふに宇漢米公は宇漢米と称する地方の酋長なるべし、その宇漢米は今の岩手県九戸郡大川目村ならん。久慈川の久慈湾に注ぐ流域にありて、今は上大川目、下大川目に分たれあれど、地方にてはオカメと発音す。

宇漢米は一族の名であり、宇屈波宇はその族長の名となる。宇漢米に「公」が付くのは、恐らく天平年間には朝廷側に帰順していただろうという事の様だ。その宇漢米は「類聚国史」によれば「十一月甲寅。陸奥の夷俘爾散南公阿波蘇、宇漢米公隠賀、俘囚吉弥候部荒嶋等を朝堂院に饗す。阿波蘇、隠賀に並に爵第一等を。」とあるのは、朝廷側による蝦夷の懐柔策であるようだが、宇漢米は入京を果たして爵位を戴いたという事になる。

ところで蝦夷というと狩猟民族のイメージが強いが、やはり蝦夷の族長でもあった安倍氏は肥沃な土地を利用し、多くの米作りに励んでいた。しかし岩手県の米作りも、安倍氏が支配していた奥六郡が中心であり、それ以外の地での米作りは、まだまだ無理であったよう。当然、大川目に住んでいた宇漢米の一族も、狩猟民族であったろうと推測できる。

その宇漢米は「続日本記」によれば承和5年(838年)に「宇漢米公毛志に外従五位下を授く。」とあるのは蝦夷国の朝廷側に対する帰順に貢献した…ある意味蝦夷征討に協力した証であろう。つまり「蝦夷を以て蝦夷を制する」に協力したのが宇漢米でもあった。その宇漢米は「続日本記(承和十四年四月条)」によれば、近江国に移された事が明らかになっている。どうやら率先して朝廷に帰順した蝦夷は、集団的に内国に移す政策が成されていたようだが、これは蝦夷に対する教育の一環でもあったようだ。

近江国というのは、佐々木氏発祥の国でもある。岩手県と秋田県とは蝦夷国の中心でありながら、何故に近江国発祥である佐々木という姓が多いのか?もしかして、この宇漢米の近江国への集団移民が、何らかの影響があったのではないのか…。(続く)
by dostoev | 2014-05-29 08:02 | 佐々木氏考 | Comments(0)