遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
by dostoev
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カテゴリ:遠野の野鳥( 21 )

遠野不思議 第八百五十四話「フクロウ(梟)」

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「遠野の野鳥」によれば、低山帯の森林に生息し、古木の洞穴などに巣を作ると。つまり、そういう環境があれば人の生活圏内でも棲みつくのがフクロウ。餌は野ネズミなどなので、ノスリとも競合するか。

アイヌではフクロウの事を「コタンコルカムイ(村の守り神)」と呼ぶ事からも、人の生活圏に棲む鳥だとわかる。「萑」という字はフクロウであり「舊」という漢字は「臼」の上に「萑」が乗っている形。その意味は、フクロウが人の魂を奪わぬように器に縛り付けてある漢字となる。「古事記」では、死んだヤマトタケルが白鳥に姿を変えて、空へと飛んで行ったと信じられたが、フクロウは人の魂を運ぶ存在と思われたのか。西洋ではコウノトリが赤ん坊という生者の魂を運ぶ存在だが、夜の使者の様でもあるフクロウは、死者の魂を運ぶ存在と思われたのだろう。
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by dostoev | 2017-05-13 21:32 | 遠野の野鳥 | Comments(0)

遠野不思議 第八百五十三話「オシドリ(鴛鴦)」

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オシドリは、遠野でもよく見かける鳥だ。オシドリは”おしどり夫婦”とも呼ばれ、仲睦まじい夫婦の代名詞だったが近年、オシドリも浮気する事が発覚した為、今では”おしどり夫婦”も死語になってしまっただろうか?

画像は、4月の初冬に上郷で撮影したもの。たまたまカメラを手にしている時にオシドリを発見したので、木陰からこっそり撮影したもの。もっと近くから撮影しようと近付いたら、速攻で逃げられた。やはりバードウォッチングは迷彩色のテントなどに隠れて、待機する撮影がベストなのだろう。しかし、そんな時間を取れないので、この程度で我慢するしかない。
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野鳥の撮影といえば、故・時田克夫氏が遠野では有名だったが、その時田氏の写真集でもある「遠野の野鳥」を見ると、オシドリが珍しく木の上でくつろいでいる写真を載せている。ただ「遠野の野鳥」は、全般的に画質が荒いのと、野鳥の名前がランダムで、階級分類、もしくはアイウエオ順に並んでいない為に、照らし合わせるのに面倒である。また時田氏の時代と、現代になっての野鳥の生息・分布も変わった可能性もある為に、誰か代わりに「新・遠野の野鳥」でも撮影し出版してくれないだろうか?「遠野の野鳥」の発行元は図書館になっているので、遠野市の予算が出るなら、野鳥が好きな人なら遠野市にかけあってみるのも手だと思う。
by dostoev | 2017-05-13 16:23 | 遠野の野鳥 | Comments(0)

遠野不思議 第八百五十二話「ホオジロ(頬白)♂」

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たまたま山道を車で走っていると、車の前を茶色系の鳥が横切った。一瞬『スズメ?』と思ったが、取り敢えずカメラを向けてみた。野鳥は素人なので、見た瞬間になかなか鳥の識別が出来ない。帰って図鑑に照らし合わせてみると、ホオジロだった。ホオジロは名前だけは知っていたが、生の姿をいちいち確認した事が無かった。野鳥を撮影して図鑑で確認し、こうしてブログの記事に書く事で、やっと覚える事が出来る。そういう意味では、野鳥を撮影し確認する遊びも、自分自身の為になるのだなぁと実感。

ちなみに時田克夫氏「遠野の野鳥」と照らし合わせると、どこにいても見られる鳥だというそうな。つまり、自宅からも見ていた可能性のある野鳥だったという事。興味が無いと目に入らないものであるから、これからはもう少し意識しようと思う。

ウィキペディアでホオジロを確認すると「ホオジロ(頬白、Emberiza cioides)は、スズメ目ホオジロ科ホオジロ属に分類される鳥類の一種。東アジアに広く分布し、顔の模様とさえずりが特徴的な小鳥である。」

残念な事に、さえずりは確認していない。

「成鳥は全長17 cmほどでスズメとほぼ同じ大きさだが、尾羽が長い分だけ大きくみえる。」

確かに、瞬間的にはスズメかと思った。スズメの多い街中で目撃しても、やはりスズメと間違えそうだ。

「春になるとオスは草木の上に止まってさえずる。地域や個体による差があるが、さえずりの節回しは独特で「ピッピチュ・ピーチュー・ピリチュリチュー」などと聞こえる。この鳴き声の聞きなしとして「一筆啓上仕候」(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)「源平つつじ白つつじ」などが知られている。」

上記の「一筆啓上仕候」は”聞き做し(ききなし)”と云われるもので、鳥のさえずりなどを人間の言葉、或は意味のある言葉にして憶えやすくするもの。もしくは、個人的に”聞こえた”ものを個人的な感性で文章化したものと思えばよい。例えば「遠野物語拾遺118」に登場する「あい東だか西だか」も、側の木に飛んで来たモノ(ムサザビ)の鳴声を感覚で文章化したもので、意味は無い。犬の鳴声や猫の鳴声が地域や国によって表現が違うのと同じである。どちらかというと、歴史の年号を覚える為の暗記方法に似ているか?ただし、実際にホオジロの声を生で聴かないと、やはりピンとはこないだろう。バードウォッチングでは無いが、鳥の鳴声を覚える面白味を持てば、野山に行った時の楽しみが増えるのではなかろうか。
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by dostoev | 2017-05-11 16:29 | 遠野の野鳥 | Comments(0)

遠野不思議 第八百十三話「セグロセキレイ(背黒鶺鴒)」

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先にハクセキレイをを紹介したが、頭から肩、背中にかけて黒いのがセグロセキレイとなる。街中で歩道や車道をウロチョロウロチョロしているのが、ハクセキレイではなく、殆どこのセグロセキレイのようだ。遠野では「カラスズメ」と呼び「河原の雀」の意である。
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遠野では昔、殆どがこのセグロセキレイだったようだが、昭和50年代になってからハクセキレイが増えてきたようである。ウィキペディアで調べると、全国的にハクセキレイが増えてきて、押されるようにハグロセキレイの分布が縮小しているようだ。これは河原の環境に対する依存度が大きく、都市の環境に馴染まないからとの見方があるようだが、何故か遠野駅前近辺ではセグロセキレイの方が多い気がする。
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伊弉諾と伊邪那美に結ばれ方を教えたのがセキレイであったが、それがハクセキレイかセグロセキレイかと問われればなんとも言えない。他にも多くの亜種が日本には存在するからだ。つまり総称してセキレイが、日本神話において重要な役割を果たしたという事だろう。 伊勢神宮の神衣大和錦にはセキレイの模様があるというのも、皇祖神の両親(伊弉諾・伊邪那美)に男女の結ばれ方を教えた神話が大きかったのだろう。岐阜県高山では、セキレイを虐めると「親死ね、子死ね、鍋も茶碗も破れて終え!」と鳴いて呪うというのも、セキレイのおかげで日本と云う国造りがなされた為だったのか。
by dostoev | 2014-05-04 05:18 | 遠野の野鳥 | Comments(0)

遠野不思議 第八百十二話「ツグミ(鶫)」

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「東」の「鳥」と書いて「鶫(ツグミ)」と読む。春告げ鳥としてはウグイスが有名だが、このツグミも春告げ鳥とも云われ、美声で鳴く。陰陽五行によれば春の方位は東となる。しかし別に「継身」とも書き記すのは、晦日に食べたせいだろうか。「つぐみ」と「つごもり」の語音も似ているせいもあるが、翌年に生を繋げた意も含んでの事だろうか。肉は美味しいとされたようだが、自分は食べた事が無い。ツグミはシベリアで繁殖し、日本に飛来して越冬するのだが、その時にカスミ網で捕えられていたようだが、今ではカスミ網も禁止になり、それは無くなった。正式にカスミ網が禁止になったのは1947年であるようだが、今の団塊の世代に聞くと1960年代~1970年代頃まで、こっそりカスミ網で小鳥を捕獲していたという。
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ツグミの方言は全国にあれこれあるようだが、遠野での方言を見つける事は出来なかった。
by dostoev | 2014-05-03 07:00 | 遠野の野鳥 | Comments(0)

遠野不思議 第八百十一話「キジバト(雉鳩)」

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時田克夫「遠野の野鳥」には「鳴き声そのままにテデッポとも呼ばれている。」と記されている。ここで方言資料「遠野ことば」を確認すると、この雉鳩ことを「テデッ・ポッポー」と呼ぶとある。「テデッポ」と「テデッ・ポッポー」では殆ど似ているが、言い易さからすれば「テデッポ」の方が普及したのだろうか?猟銃の制限から、里では鉄砲が撃てなくなり、それによって雉鳩は人馴れし、市街地にも進出し始めたという。
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「平家物語」「山鳩色の御衣に、びんづら結はせ給ひて御涙におぼれ。」という一文があるが、雉鳩は山鳩とも呼ばれ「山鳩色」は平安時代には既に確立された色の表現であったようだ。とにかく、山だけでなく里でも比較的簡単に見る事の出来る鳥で、壮観なのは早池峯の小田越えから荒川高原にかけての林道を車で早朝に走ると、次々に道路脇から雉鳩が飛び立って、雉鳩の道が出来る事がままある。
by dostoev | 2014-04-28 16:18 | 遠野の野鳥 | Comments(0)

遠野不思議 第八百十話「カワラヒワ(河原鶸)」

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小さな鳥で、名前をカワラヒワという。なんとなくしまりの無い名前で、思わずハワイアンの曲で「カイマナヒラ」を思い出してしまった。名前からすると「河原」に多くいるのだろうか?確かに画像のカワラヒワは河原近くで発見し、撮影してみた。
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数羽で行動している様で、画像の個体以外にも近くには数羽のカワラヒラが、この水辺で戯れていた。ところで「鶸」という名前は「鶸色(ひわいろ)」とも呼び、古くから親しまれている色であった。宮澤賢治「春と修羅」の一節にも、この「鶸色」は登場している。

「それは”ひわいろ”のやわらかな山のこっちがわだ」

正確には、カワラヒワでは無くマヒワの羽色の事を「鶸色」と言うのだが、明るい黄緑色は、このカワラヒワにも共通する色合いである。羽を閉じていると、その鮮やかな黄緑色はよくわからないと思うので、水辺から飛び立つカワラヒワの画像を連続で見ていただこう。
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by dostoev | 2014-04-24 17:22 | 遠野の野鳥 | Comments(0)

遠野不思議 第八百七話「ハクセキレイ(白鶺鴒)」

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遠野で見かける事の出来るセキレイは、時田克夫「遠野の野鳥」によれば、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイの三種となるよう。他地域では稀に渡り鳥の中に、違うセキレイも飛んでくるようだ。セキレイで有名なのは伊達正宗の花押がセキレイである事。その花押は、白い紙に黒い墨で書かれている為、恐らく白黒のハクセキレイかセグロセキレイを表しているのだと思う。

セキレイには多くの異名を持つ。ニワクナギ、ニワクナブリ、イシタタキ、ニワタタキ、イワタタキ、イシクナギ、カワラスズメ、オシエドリ、コイオシエドリ、トツギオシエドリ、ツツナワセドリと多彩だ。このセキレイの名は世界的に「尻振り」「尻叩き」という観点から命名されているようだが、それは見て分るように、細目に尾羽を上下に振っている事から命名されているようだ。藤原定家の歌に、こうある。

さらぬだに霜がれはつる草の葉をまづ打ち払ふ庭叩きかな 

ここでの「庭叩き」とはセキレイを意味しているという。
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その異名の中に「教鳥」「恋教鳥」というものがある。これは最終的に、全ての異名に通じる話になる。それは「日本書紀」で伊弉諾と伊邪那美が登場し「美哉、善少女を」とのたまい合交しようとするが「其の衢知らず。」、つまり結ばれ方がわからない時にセキレイが、伊弉諾と伊邪那美の前に飛んで来た。

「時に鶺鴒有りて、飛び来りて其の首尾を揺す。二の神、見して學ひて、即ち交の道を得つ。」

つまり、セキレイがいなかったら伊弉諾と伊邪那美は結ばれ方がわからず、今の日本国は誕生していなかった事になる。だからこそ「恋教鳥」の異名がセキレイには付いた。

また別に「ニワクナギ」「イワクナギ」という異名があるが「和妙抄」によれば「鶺鴒(セキレイ)」「邇波久奈布利(ニワクナフリ)」とされており、ニハは「俄(ニワカ)」の語幹で、クナは「尻」を意味し、フリは「尾を速く振り動かす鳥の意」であるという。この別称が「ニワクナギ」と「イワクナギ」であるとされている。

このように神話で伊弉諾と伊邪那美を導いたセキレイであるから、全国でセキレイの伝承があるが、やはり大事にされてきた鳥である事がわかる。ただ遠野でセキレイに関する事を探したが見つからなかった。見つけた時には、紹介する事としよう。
by dostoev | 2014-04-19 06:08 | 遠野の野鳥 | Comments(0)

遠野不思議 第八百六話「アカゲラ(啄木鳥)」

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いわゆるキツツキ(啄木鳥)と呼ばれるのが、このアカゲラ。他にもアオゲラやコゲラがいるが、一番目に付きやすいのが、このアカゲラとなる。以前、某人物が「早池峯神社で木霊の声を聞きました!」と騒いだ事があった。木霊の声とは何かと云えば、映画「もののけ姫」に登場する白く小さな妖精のようなのが発する音から、木霊と思ったようだ。鳥の啼き声がピチークパーチク、ホーホケキョ、カッコーなどなら、なんとなくわかるが、キツツキの鳴き声は、そうそう聞いた人がいるとは思えない。ましてや知識として、キツツキは木を突くという事は知っていても、それがどんな音を発するのかは、実際にはわからないだろう。

この動画には、キツツキの木を突く不思議な音が響いているが、よく分らない人にとっては鳥の奏でる音と云うよりも、映画「もののけ姫」に登場する木霊の音だと認識する人が多いのかもしれない。
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ところでキツツキは「啄木鳥」と書き表す。啄木鳥で思い出すのは、岩手出身の石川啄木、本名石川 一ではなかろうか。啄木のペンネームは、啄木鳥から取ったという。上京している最中に結核の発病があって1903年(明治36年)2月、父に迎えられて故郷である岩手に帰った。その実家で療養をしている時「キツツキが木を叩く音が聞こえてきて、その音にいつも慰められた。」という。それからが、ペンネーム石川啄木の始まりであった。

ただ啄木というペンネームの由来は「好きだったから。」という理由が一般的に伝わっている。確かに療養中に聞こえたキツツキの、木を突く音に啄木は癒されたのもあるのだろう。啄木は、その当時不治の病とされた結核にかかっていた。その結核の症状は、咳がいつまでも続く事でもあった。これは憶測ではあるが、キツツキの木を突く音と自らの長く続く咳が、まるでキツツキの木を突く音と同じだと感じたのではなかろうか。だからこそ啄木はキツツキに愛着を感じ、自らも啄木鳥であるとして「石川啄木」と名乗ったのではなかろうか。
by dostoev | 2014-04-18 16:56 | 遠野の野鳥 | Comments(0)

遠野不思議 第八百五話「ヒヨドリ(鵯)」

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ウィキペディアによれば、ヒヨドリの鳴き声は「ヒーヨ! ヒーヨ!」と甲高く、和名はこの鳴き声に由来するという説があるが「卑しい鳥」と書いて「鵯(ヒヨドリ)」とは、どういう意味であろうか?年がら年中居座って、作物を荒す為に害鳥指定になっているから、農家にとっては確かに卑しい鳥と思うのかもしれない。しかし、平安時代でのヒヨドリは貴族の間で飼われていた歴史があった。
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「古今著聞集」563話「僧円慶ひえどりの毛をむしるに、家隆詠歌の事」では、ヒヨドリを飼っている円慶という僧は気性がせっかちだった。飼っているヒヨドリの毛の抜け変りがが遅い為に、イライラしてヒヨドリの毛を全部むしってしまい、その後にその行為を揶揄され歌に詠まれた。「ひえ鳥をむしりつくみのはだか腹しり鈴にしてなりわたるなり」

690話「承安二年五月、東山仙洞にして公卿侍臣以下を左右に分ちて鵯合せの事」この話は、そのまま「鵯合せ」の遊びの様式に触れている。現代でも飼い犬に名前を付ける様に、ヒヨドリに対して各々飼い主が、無明丸、千与丸などという名がついたヒヨドリを持ち込むのだが、それだけでは無く、舞が舞われ、楽器が演奏され、唱歌までもが行われている豪華絢爛の遊びの様相である。

704話「宮内卿家隆、秘蔵の鵯荻葉を侍従隆祐に預くる事」これはおぎ葉という名のヒヨドリと、は山という名のヒヨドリを送ったり返したりを和歌で交流している様子が描かれている。和歌の神である住吉明神が登場している事からも、ヒヨドリに名付けた名が、その人物なりの粋を表しているのではなかったろうか。この時代は本名は語らぬもの。清少納言も紫式部も本名で無かったのは、名前が呪に使われる場合もあったからで、本名を名乗る場合は結婚する相手だけという時代だった。そういう意味では、役職名で呼び合うよりも、ヒヨドリに名付けた名前で呼ぶのも一興だったのかもしれない。

705話「後久我の太政大臣通光、秘蔵の鵯おもながを壬生家隆に贈る事」これは、可愛がっているおもながというヒヨドリを譲ってくれと云われて苦悩している様を描いている。「いかにせむ山鳥のおも長き夜を老いの寝ざめに恋ひつつぞなく」この歌を添えてヒヨドリを送ったようだが、返してくれる事を期待してのものであったろう。
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今ではやかましい害鳥というイメージのヒヨドリであるが、生態分布がほぼ日本に限られている為に、わざわざ海外の鳥愛好家達が日本に訪れてヒヨドリを撮影しにくるという。そういう面からすれば、日本固有の野鳥であり、大事にすべき鳥でもあるのかもしれない。ただ「卑しい鳥」という語源は定かでないが「稗」にも「卑」が使われているので「小さい」という意味を表しているのではないか?という事だが、物差し鳥と云われるのがムクドリであり、そのムクドリよりヒヨドリが大きいか?小さいか?となれば、ヒヨドリの方が大きい。そういう事から「小さい」を意味する「卑」は当てはまらないだろう。ただ平安時代にヒヨドリに命名された名を見ると女性的な名が多い。そこで気になるのは、歴史上で「卑」という名が付いた女性で思い出すのは「卑弥呼」だ。この当時の平安時代は大陸からの書物が大量に流れ込み、それを夢中になって詠む人々が多かった。当然「魏志倭人伝」も伝わっていた筈だろうから、もしかして「卑弥呼」を意識しての「ヒヨドリ(鵯)」であったのかもしれない。
by dostoev | 2014-04-17 08:57 | 遠野の野鳥 | Comments(0)