遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
by dostoev
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カテゴリ:遠野不思議(石)( 67 )

遠野不思議 第八百五十九話「河童の座石」

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猿ヶ石川と早瀬川の合流点である落合には、"河童の座石"という石があり、いかなる洪水でも水に隠れる事は無いと云われる。ここは別に「女ヶ淵」と云われ、女河童が出るとされていた。これは女河童が石の上に座り休むと云う意味合いでもあろうが、例えば「遠野物語拾遺29」「淵の中に大きな白い石があるが、洪水の前などにはその岩の上に、白い衣装の婦人が現われて、髪を梳いているのを見ることがあった。(抜粋)」また「遠野物語拾遺30」「前にいう松崎沼の傍には大きな石があった。その石の上へ時々女が現われ(抜粋)」というように、猿ヶ石川に他にも石の上に忽然と現れる女の話があり、それは女河童か?と問われれば、そういう訳では無い。そして今回の河童の座石がある女ヶ淵も、本来は女河童が出るからと女ヶ淵と呼ばれたわけではないようだ。実は、この上流にも、やはり女ヶ淵と呼ばれる淵があり、そこは「遠野物語拾遺34」と同じ構成の話になっている。更に上流には、やはり"お鍋ヶ淵"と呼ばれた「遠野物語拾遺30」にも登場する松崎沼がある。また別に、釜淵と呼ばれる淵も二ヶ所存在するのは、猿ヶ石川に他地域の淵伝説が持ち込まれ、地域住民によって語られた為であろうか。

ところで女ヶ淵と呼ばれるには、それなりの理由がある。まずこの落合とは、早瀬川との合流地である。つまり道でいうところの辻にあたる。辻とは、異界や霊界との境界にあると信じられ、川の落合も腹帯淵の様に、水界に通じる伝説がある。そして女河童が現れるだけではなく、やはり妖しい女の目撃はあったようだ。戦後にも、川原に乞食の親子などが住んでいた事から、その水浴びの姿が目撃された可能性はあるだろうが、それに尾ひれがついて広まった可能性も否定できないだろう。何故なら石に関する俗信に「白い石を死に石と云う。」というものがあり、生きている女が石の上に乗っただけで、それは死人と思われたふしがあるからだ。
by dostoev | 2017-07-06 19:28 | 遠野不思議(石) | Comments(3)

遠野不思議 第八百五十六話「立石」

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石上山に連なる山中に、立石と呼ばれる巨石がある。そしてその近くには館跡らしきがある事から、信仰された石では無かったかとされている。その真意はわからぬが、例えば綾織地区を見ると、続石意外には何故か縄文遺跡が近くにある事から、古代人は巨石信仰をしたのだろうと漠然に思える。ただ問題は、立石という名前だ。立石は他に、綾織にもあり、また遠野の西の外れの種山にも立石という地がある。さらに立石というと地名は、全国に広がる。

鹿島出版会「蹴裂伝説と国づくり」で、阿蘇を開拓した健磐龍命(たけいわたつのみこと)とは「立石」ではないか?と疑問を呈している。「龍(たつ)」という漢字に誤魔化されるが「磐・岩・石」が「たつ」という名が健磐龍命ではないかとしている。これには自分も賛成票を投じたい。龍神の娘を嫁にした事から「立つ」に「龍」の漢字をあてたようにも思えるからだ。では健磐龍命が「立石」としたならば、全国に拡がる立石地名は、開拓の証としての立石という意味になるのだろうか?縄文人の巨石信仰の元、大岩に人が集まり、その地が開拓されるのではあるなら、確かに立石はその証になろう。ただまだ、その裏付けは出来ていない為に、今後の調査によるのだろう。
by dostoev | 2017-06-24 11:14 | 遠野不思議(石) | Comments(5)

遠野不思議 第七百七十三話「亀石」

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亀の横顔のようにも確かに見える。下には水が流れており、水を湛える水瓶の様でもある。もしかして、水瓶の意味もあるのだろうか?
by dostoev | 2013-11-05 16:43 | 遠野不思議(石) | Comments(0)

遠野不思議 第七百七十話「べご(牛)石」

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名前の由来はわからないが、昔から「べご石」と伝わっている。ただ昔は、このべご石に水が流れ落ち、滝のようになっていたという。
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沢沿いに屹立する岩であるから、昔は細い沢がこの岩を伝って流れていたのだろう。ただ牛には水神との関係も深く、この沢沿いのべご石の命名も、それに関係していたのだろうか?
by dostoev | 2013-10-02 16:07 | 遠野不思議(石) | Comments(0)

遠野不思議 第七百四十八話「狐岩」

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狐岩と呼ばれる奇岩は、触ると鉄分を帯びているような岩の塊である。横から見ると、なんとなくだが、狐の横顔にも見える。
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この狐の横顔に見える岩の隣にも、もう一つの岩が並んである。一説には「間に入ってはならぬ」との事だが、例えば土淵の夫婦岩などは夫婦の間を裂く行為となるので間に入るなという伝承がある。この狐岩は、どうなのであろう?この並んだ岩は、夫婦狐なのか、はたまた寸断された化物狐の姿なのか?
by dostoev | 2013-06-26 19:13 | 遠野不思議(石) | Comments(0)

遠野不思議 第七百四十四話「へのご岩(コンセイサマ)」

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高さ、凡そ5メートル弱であろうか、自然石で出来たコンセイサマがある。別名へのご岩。
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足元には、祭祀されているようで、似た様な自然石のコンセイサマがおかれている。手前の人為的な石棒は途中で折れているが、土淵のクマンドウで見たものと同じである。
by dostoev | 2013-06-20 16:34 | 遠野不思議(石) | Comments(0)

遠野不思議 第七百四十二話「陰陽石(達曽部)」

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達曽部の熊野神社境内に祀られている陰陽石。遠野で有名な山崎のコンセイサマもそうだが、こういう自然の造形に貴重性を見出している。
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陰陽石の大抵は、陰と陽が独立した形であるのだが、これは陰陽が一体になっている姿である為に、珍重性を見出され祀られたのだろう。
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by dostoev | 2013-06-13 17:34 | 遠野不思議(石) | Comments(0)

遠野不思議 第七百三十七話「亀岩」

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某山に、巨大な亀の様な岩があると聞き行って見た。確かにデカイ岩が横たわっていた。
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そのデカイ図体から顔だけを横に突き出して、周りを睨むように見据えていた。見た目は何というか…ガラパゴスゾウガメみたいに感じたのだった…。
by dostoev | 2013-06-01 16:55 | 遠野不思議(石) | Comments(0)

遠野不思議 第六百九十八話「明神の休み石」

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大楢の大明神を祀る神社の傍に、この石はある。川沿いにある広く平坦な石は、確かに座って、のんびり川面を眺めるには絶好の石である。ところでこの石は、もしや尾石では無いのか?という事であるが、どうであろう。
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川沿いである為か、水害の度に水の猛威に晒されたのか、割れて水に沈んでいる箇所も見受けられる。となれば以前はもっと長い石であったのだろうか…。
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by dostoev | 2012-10-15 09:16 | 遠野不思議(石) | Comments(0)

遠野不思議 第六百九十七話「続石(爪喰)」

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爪喰の山中に「続石」があるというので行って確認してきた。この爪喰の続石は、西内の舌出岩が蛇の頭だとすると、この続石は胴体であるという。正面から見ると、左に大きく傾いている続石だが、この三段に重なる石の姿が蛇腹を連想させたのだろうか?大きさは、176センチの自分が手を広げて一緒に写ったので、高さはだいたい6メートルくらいであろうか。
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by dostoev | 2012-10-14 16:18 | 遠野不思議(石) | Comments(0)