遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
by dostoev
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カテゴリ:岩手県の瀬織津比咩( 45 )

瀬織津比咩の祭祀其の四十三「早池峰神社(関根)」

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この神社は、死んでいた。入口の鳥居はそれなりに新しく、雰囲気もある。しかし、鳥居を潜ってから信仰の死を感じた。
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鳥居の奥は、蕗の葉が生い茂り、人の往来の無さを表していた。
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そして社までの参道は、雑草が生い茂り、どこに足を向けて進んで良いか迷ってしまうほど。
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社そのものは、神を祀る社という感じでは無く、神を遥拝する拝殿の様相であった。方向はどうやら、早池峯を向いているようだ。
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この神社の当初は、どうやら小さな祠で早池峯大神が祀られていたようだ。その後地域での信仰の広がりから、社や鳥居も大きくなったようだが、その後に廃れて行ったのは、やはり人口の推移によるものだろう。神とは人が祀るものであるから、人がいなくなるという事は、信仰の終焉でもある。学校の統合、神社の統合、世の中の流れとなっている。
by dostoev | 2016-07-02 12:07 | 岩手県の瀬織津比咩 | Comments(0)

瀬織津比咩の祭祀其の四十二「根田茂神社」

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この根田茂神社は、遠野側から見た場合、早池峯の左斜め後ろに鎮座する神社となる。現在、岩手神社庁の記載によれば、祭神が弥都波能売神となっているが、明治10年に編纂された「巌手懸管轄誌」によれば「根田茂神社 村社、瀬織都姫命ヲ祭ル、勧請年月日詳ナラス、祭日九月十五日」とあり、明治時代には瀬織津比咩であったのが理解できる。
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この根田茂神社のすぐ傍には、根田茂川が流れている。その川の流れを引いて、農業用水として利用しているのだろう、川の周辺にいくつもの田畑が見受けられる。ところで弥都波能売神の「ミツハ」とは、水走で、禊の水の迸る様だとされ、それが水路と結び付き、農業用水の巡る地域に弥都波能売神を祀る神社がよくある。折口信夫「水の女」によれば、ミヌマ・ミツハ・ミツマ・ミヌメ・ミルメ・ヒヌマなどは水神の総称であるようだ。そして、これらの語源の発生が禊からきている為に、穢祓神である瀬織津比咩とも結び付く。だからといって、弥都波能売神・罔象女神が全て瀬織津比咩かと言えば、そうではない。先に述べた様に、農業用水の安定を願って、初めから水路の神であろう弥都波能売神を勧請したものもあり、全てが瀬織津比咩に結び付くわけではない。
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この根田茂神社の祭神は、棟札からわかるように農業用水の神では無く、滝神であり、瀬織津比咩であった。恐らく弥都波能売神が瀬織津比咩である場合は、大抵は滝神である事が前提となろう。ただ、特異な例もある。遠野の多賀神社の祭神は、滋賀県の多賀大社から勧請された祭神なのだが、伊弉諾と伊邪那美ではなく、伊弉諾と弥都波能売神となっている。多賀(たが)が「高」を意味すると解釈はされているが、「高」は「滝」でもあるという用法もある事から、琵琶湖湖畔に鎮座する多賀大社の祭神に、水神が含まれてもおかしくはない。ところで、遠野の多賀神社は古くから縁結びの神として親しまれて来たが、考えれば妙でもある。何故なら、伊弉諾と伊邪那美は、現世と黄泉国とで、袂を分かったからだ。方や人間を誕生させる生の神であり、方や人間を縊り殺してしまう死の神でもある。この相違う夫婦神は縁結びより、離婚神とした方が正しくはないだろうか。黄泉国から帰還した伊弉諾は、水と結び付いて、最高神である三貴子を誕生させた。「古事記」などによれば、伊弉諾が単独で三貴子を誕生させた様に記されているが、要は水神と結び付いて三貴子を誕生させたと考えて良いだろう。よって、遠野の多賀神社に祀られる神が本来、伊弉諾と弥都波能売神という水神であるのは正しいのではないか。その弥都波能売神は当然、穢祓の神でもある筈だ。
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根田茂神社の眼前には、落差は低いものの、大小の滝がある。早池峯の裏側に祀られている神社であるが、早池峯の神としてでは無く、あくまで滝神を祀る神社が、この根田茂神社であった。
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by dostoev | 2015-10-04 19:20 | 岩手県の瀬織津比咩 | Comments(0)

瀬織津比咩の祭祀其の四十一「早池峯新山神社(荒田)」

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小国の荒田に鎮座する、早池峯新山神社。祭神は、瀬織津比咩となっている。由緒は慶長三年勧請となっているが、社頭由緒には「大同二年酉年川井村山中ニ鎮座」と記されている。ただし祭神は、須世理姫命であるという。画像は、その早池峯新山神社の拝殿となる。
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早池峯新山神社の社の周囲には、末社だろうか、小さな社がいくつかある。その中に、祭神素戔男尊の八坂神社があった。社頭由緒の祭神、須世理姫命と関係があるのだろうか?須世理姫も根の国の住人。「大祓祝詞」によれば、罪や穢れを根の国・底の国に運んで行くのが瀬織津比咩の仕事でもある。ある意味、現世と根の国の境界に立つのが瀬織津比咩という事。これは別の機会に、詳しく書く事としよう。
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本殿内部を拝見すると、闇の中に自分の姿の映る鏡があった。御神体は早池峯そのものであろうが、鏡はその現身であろう。鏡は蛇の眼を意味し、また古くは月を意図して、水神の象徴にもなっている。まさに、竜蛇神でもある瀬織津比咩にとっての現身が、鏡であるのだろう。
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その鏡の背後には、古い鏡があり、左右に古い社と新しい社が並んでいるが、古い社には何も入っていない。これは、伊勢神宮などの式年遷宮と同じ、小さな神の遷宮なのだろう。
by dostoev | 2015-09-25 18:49 | 岩手県の瀬織津比咩 | Comments(2)

瀬織津比咩の祭祀其の四十「早池峯山善行院(関根)」

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由緒 延喜十一年四月十一日 浄貞善行院院号御免、早池峯山小国掛所開闢により新山堂を建立して早池峯山善行院と称す。
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境内に行水の池があり、昔はこの池で必ず身を清めなければ本堂に入る事が出来なかったと云う。
by dostoev | 2015-09-01 17:23 | 岩手県の瀬織津比咩 | Comments(0)

瀬織津比咩の祭祀其の三十九「早池峯神社(門馬)」

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創立の年代は、不詳であると云う。御神体は、本殿が早池峯に向けて建てられているので、早池峯そのものが御神体であろうが、鏡5個を作物の神として祀っているという。何故に五個なのかは不明だが、鏡は月を意味し、また蛇の眼を意味する事から、水神であり竜蛇神である早池峯の神に相応しいものであろう。
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本殿とは別に、立派な拝殿も建てられており、村民一同で勧請された神社である事から、その村民の崇敬が厚い早池峯神社である事がよくわかる。
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拝殿内部向って左には小さな社があり、権現様が祀られていた。
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また拝殿内部向って右には、恐らく恵比寿様と大黒様であろうか。もしかして七福神かもしれぬが、やはり小さな社に祀られている。
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そしてこの門馬早池峯神社の入口は、早池峯の旧登山口でもあった。橋を渡った正面の鳥居を潜って、多くの人々が早池峯に登ったのだという。今では別の地に、登山口が設けられた。
by dostoev | 2015-08-31 09:32 | 岩手県の瀬織津比咩 | Comments(0)

瀬織津比咩の祭祀其の三十八「高瀧神社」

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高瀧神社の創建は不明だが、陸前高田氷上神社から分霊された瀧神であり、その瀧である水に神霊が籠っていると信じられ、瀧そのものが神であったと。その瀧の水は、悪病を流して、悪魔を追い払うというので”お滝さま”から水を貰い、家中でこれを飲むという風習があったようだ。また、鉄製の草鞋も奉納されており、アラハバキ神との伝えもある。
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ただ現在は、不動明王が祀られてはいるが、陸前高田の氷上神社の祭祀とは変化している。奥州市の氷上神社は、同じく陸前高田の氷上神社から分霊された瀬織津比咩を祀るが、この高瀧神社は初めから瀧神としての瀬織津比売を分霊された筈が、今はその名前が失せている。だが、ここも瀬織津比咩を祀る神社である事は間違いないだろう。そして、氷川神社とアラハバキ神との繋がりが、この神社にもあったという事だ。
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by dostoev | 2014-06-10 18:25 | 岩手県の瀬織津比咩 | Comments(0)

室根山(姫滝)再び

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ふだらくや きしうつ奈みハ ミくま能の なち能おやまに 比びくたきつせ
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実は、先週の日曜日に行ってきたのだが、画像の十一面観音の石仏と石の祠に刻まれた御詠歌が、何故かピンボケで公開できないのが悔しくて、再び雨の室根山の姫滝を訪れてみた。
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もう一つ、今日行こうと決めたのは雨だった。前回の室根山行脚は、好天続きで水が涸れる手前であったのが大きかった。滝の流れる岩を見ても、本来はもっと水量が多いと判断できたので、豊富な水量の滝を見てみたかった。

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この姫滝は一ヶ所だけ、雰囲気のある岩盤を流れる滝があるのだが、それだけではなく、滝が連続して流れ落ち、麓まで続いている。これが雨が降らないと、寂しい涸れた沢というイメージで思う人も多いだろうが、雨の多く降った後の姫滝は、これが本当の姿なのだと実感してしまった。

by dostoev | 2014-06-08 18:32 | 岩手県の瀬織津比咩 | Comments(0)

瀬織津比咩の祭祀其の三十七「瀧の本地垂迹(室根神社)」

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わかっているものとして、養老年間に熊野から室根神社に連れてこられた瀬織津比咩の記録が、岩手県では最古になっている。しかし現在、室根神社に瀬織津比咩の名前は無い。
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ところで室根神社の本殿の脇に水場がある。
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そこにどっかりと鎮座しているのは、不動明王像であった。室根三十三観音の中の不動明王像は、他の観音と離れて水源の場所に鎮座していた。この室根神社から室根山の頂へ行くには15分程度で行く。楽をするなら、上の展望台まで車で行けば、5分程度で行く事が出来る。つまり、神社そのものが山の上に位置しているという事。
不動明王像の鎮座する場所には水が殆ど流れていない。最近の好天が続いた影響があるのかとも思ったが、考えてみると山の水源というものは僅かな水量が殆どである。
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妙見曼荼羅を見ても、紫微宮や滝があるのは曼荼羅の真ん中から下の方にある。山というものは、雨水を受け山全体にその水を染み込ませて、ゆっくりと水源から流して、山から下るほどにその水量は増えていくもの。豊かな水量を誇る滝などは、山の中腹より下にあるのであり、山の頂には滝は無い。
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その滝は、神社よりずっと下がった場所にある。名前を姫滝という。ここは車もこれない場所なので、神社より下るか、麓の鳥居を潜ってから登るしかない。
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三十三観音のある地を水源としてる滝が姫滝であるのだが、古老に聞いてみると「なんでも本地垂迹の様なものらしい。」という答えが返ってきた。
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この姫滝は、本地を三十三観音の中の不動明王とすもので、その垂迹は、姫滝である女神という事になる。それはつまり、熊野から室根神社に連れてこられた滝神である瀬織津比咩という事になるのだろう。瀬織津比咩の名が無くなった室根神社ではあるが、瀬織津比咩の祭祀の形が妙見曼荼羅の如く、室根山の中腹に残っていたという事だろう。
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by dostoev | 2014-06-02 08:30 | 岩手県の瀬織津比咩 | Comments(0)

瀬織津比咩の祭祀其の三十六「白滝神社(犬淵)」

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犬淵の白滝側にある白滝神社。「附馬牛村誌」では「通称お不動さまと呼ばれるが、むしろお滝さまと呼ばれる場合が多く、滝そのものが神で、神殿は拝殿の役割に過ぎない。」と記されている。
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不可解なのは、神である筈の滝が、この拝殿の背後では無く脇にあるという事。これは滝を祀る神社であるが、実際は早池峯山の方向に向かって拝む拝殿ではなかろうか。
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この白滝神社を修理した時に寄付した人達の名が記されている。
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この白滝神社に祀られる瀬織津比咩は、後に土渕の琴畑へと分霊されたようだ。また琴畑の白滝神社にある不動明王像も、早池峯妙泉寺から持ち込まれている。こうしてみると、土渕の常堅寺が早池峯妙泉寺の末寺であったように、また土淵に早池峯を信仰した安倍氏が住んでいた様に、土淵の信仰形態は早池峯信仰を色濃く受け継いでいるのではなかろうか。

最近、不動尊を取り上げ記事にしているが、その不動尊の分布が、宮守を除けば殆ど、附馬牛・松崎・土淵地区に連なっているのは、そのまま早池峯への道筋でもある。常堅寺の前方に早池峯古参道跡の朽ちた鳥居があるが、土淵から早池峯へと向かうのは、不動尊の道筋でもあり、それはつまり瀬織津比咩への道筋でもあると考える。
by dostoev | 2013-11-28 08:25 | 岩手県の瀬織津比咩 | Comments(0)

瀬織津比咩の祭祀其の三十五「伊豆神社(来内)」

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この伊豆神社も、三山神社で紹介しているので詳細は省く。ただ、附馬牛の神遺神社と伊豆神社と、どちらが三女神が各山々に別れたとするなら、自分は神遺神社が先だと考える。
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しかし、それでも伊豆神社は早池峰信仰を拡げるにあたっての存在としては、神遺神社より大きかったのだろうと思う。ただ地図上では確認できるが、この地から確認できない早池峯という山に対する信仰が何故起きたのか。それはやはり、眼前に迫って見える六角牛山との関連無しでは語れないのではなかろうか。
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ひょんな事から、河野水軍と早池峯の神の結び付きを知った。その河野水軍は、伊豆の三島との関連が伺われる。時代は始閣藤蔵の時代より河野水軍の方が新しいが、何故に伊豆神社なのかと考えれば、関連がある可能性も否定できないのだろう。河野水軍そのものも、安倍宗任が訪れた時代の後に結成された水軍であり、安倍宗任との関連も考えられる。いや、それよりも河野水軍以前の伊予国に広がる信仰との関連があるのではなかろうかと考える。それはつまり、早池峯大神である瀬織津比咩という存在が、遠野だけでは収まりきれない神である証となるのだろう。
by dostoev | 2013-11-21 09:06 | 岩手県の瀬織津比咩 | Comments(0)