遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
by dostoev
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カテゴリ:来内の違和感( 2 )

来内の違和感2

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本来の伊豆神社の別当は、代々堤家が執り行っていた。しかし堤家に代わり、現在は外来の宮司が伊豆神社の祭祀を執り行っている。伊豆神社の祭神は瀬織津姫なのだが、この来内の地を見渡すと、瀬織津姫が鎮座している筈の早池峯山を感じないのだ。ただし伊豆神社の並びにある山神の鳥居と石碑は、北である早池峰の方を意識して建てられている。ただし、伊豆神社の並びである為に、伊豆神社建立の後で、この山神の鳥居と石碑は建てられたのだろうと察する。

とにかく来内全体を見渡した場合、早池峯山よりも六角牛山がその威容を示している。また周囲の白龍権現や蛇の伝承などから、雪を被った六角牛そのものに、白蛇であり白龍の意識が伝わっているような気がする。つまり本来、来内村では六角牛山に対する尊敬の念と信仰があったのだが、後に流れてきた始閣藤蔵の影響により、更なる遠くに聳える早池峯山に対する信仰が始まったのではないのかと考えてしまう。
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とにかく来内全体を見渡した場合、早池峯山よりも六角牛山がその威容を示している。また周囲の白龍権現や蛇の伝承などから、雪を被った六角牛そのものに、白蛇であり白龍の意識が伝わっているような気がする。つまり本来、来内村では六角牛山に対する尊敬の念と信仰があったのだが、後に流れてきた始閣藤蔵の影響により、更なる遠くに聳える早池峯山に対する信仰が始まったのではないのかと考えてしまう。
f0075075_1045964.jpg

ところで天から降りて来た霊華とは”蓮華”であり、この蓮華はマタギの隠語では”心臓”を意味する。となれば伝説の解釈次第では、長女を殺して末の妹が早池峰山を奪ったとも成りえる。それを更に解釈すれば、元々六角牛山の姫神を祀っていた来内という地が、早池峰山に変更になったという解釈の仕方もあるのでは?と考える。何故なら”山”を里に伝えるのは、山伏かマタギであるからだ。来内の地から見えない早池峰山と、その早池峰山の方向に向けて建立された伊豆神社。早池峰山に鎮座した瀬織津比咩を祀る伊豆神社とは、本来祀られていた六角牛の姫神を変える為の手段であったのかもしれない。
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伊豆神社で三女神がわかれた伝説がいくつかあるのだが、早池峰神社が鎮座する大出地域の手前に小出という地域があり、そこに神遺神社(かみわかれじんじゃ)がある。遠野三山の女神は、ここから別れたとあるが「山深き遠野の里の物語せよ」の著者である菊池照雄氏によれば、神遺神社の方が古いだろうという見解を示している。
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この神遺神社のある小出には、奇怪な岩が存在する。その名称も多岐にわたり「次郎石」「夫婦石」「もののけ岩」などとあるが、もう一つ「地蔵岩」とも呼ばれる。この岩の傍を流れる渓流を地蔵沢といい、実は三女神が別れの前の晩に、この地で過ごしたというのだ。ここで小岩に伝わる、三女神の伝承を紹介しよう。

三女神が、各々行く先の山が決まっての別れの前の晩、この地蔵沢で身を清めて翌日の別れにそなえたという。早池峰山に行く殊になさった三女のお早は、早々に早池峰へと向かった。長女であるお六は、六角牛へは大変だとだだをこねたが、村人がやってきて牛を与えたと。そして、そのままお六は牛に乗って六角牛へと向かった。さて一人残った次女のお石は石上山へと向かうのだが、心配した地蔵が石から抜け出して、お石を連れて石上山へと向かっていったと。その地蔵が抜け出した岩が地蔵岩であり、小出の地域では神の石と呼ばれ祀り、毎年12月12日にお祭りをしたという事である。
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地蔵岩は画像の通り、人がすっぽり入る奇岩である。おそらく時代ごとに、この岩に対して伝説が作られ語られたものと思われる。現在は次郎石と呼ばれる地名となる場所だ。ところで伊豆神社に伝わる伝承では、長女は石上山へ行き、次女が六角牛山となっているが、小出に伝わる伝承では、逆になって長女が六角牛山となっている。
by dostoev | 2010-11-15 10:10 | 来内の違和感 | Comments(2)

来内の違和感(その1)

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遠野市上郷町に来内という地があり、その奥には、気仙地域に通じる蕨峠がある。気仙という沿岸区域から遠野に辿り着く為には、荷沢峠、赤羽根峠、そして蕨峠となる。この蕨峠を、瀬織津姫を運んできた四角藤蔵が通ってきたというのだ。
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ところが、蕨峠から来内という集落に辿り着くと、前方の彼方に聳える山がその威圧的な姿を見せるのが六角牛山だ。
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実は、この六角牛山の中腹には不動の滝と呼ばれる滝があり、傍には大滝神社がかって鎮座しており、瀬織津姫が祀られていたという。しかし、今では荒廃してしまい、六神石神社に合祀されてしまった。ただし、そこに祀られているのは瀬織津姫ではなく、白龍神となっている。
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ところでこの来内地域には、白龍権現堂というのがある。以前は川端にあったらしいのだが、後に現在の地に移転したのだという。
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この白龍権現堂の由来は、蛇を殺した為、その祟りを恐れて祀ったのだという。その蛇は、果たして白蛇だったのかはわからない。

気になるのは、この白龍権現堂の向きだ。北東へと意図的に向けられているのだが、その方向には六角牛山が聳えている。早池峰の伊吹を感じるこの来内の地に、何故か六角牛山の存在が大きいのが分かる。先の記事で書き記したように、蕨峠からこの来内の地へ抜け出ると、眼前に聳えるのは早池峰山ではなく、六角牛山だ。蛇といえば、この来内の地には蛇の伝承がある。

来内に六陸田という地があり、ここは太古は池であった。

この池に、お早、お六、お石という三匹の蛇がいた。この
蛇たちは水神でもあったから、遠野三山の水源で神になろ
うと、この六陸田の地から一直線に天ヶ森へ経て、長峰七
日路に水無しという水の無い峰を越え、現在の神遺峠の神
分の社に来て泊まった。

蛇たちは、天から蓮華の花が降ってきた者が、早池峰の主
になる事にしようと話し合って、眠りに就いた。明け方近
く、それは姉の胸に降ってきた。ところが、末の妹の蛇は、
寝ずに待ちうけていてすぐに起き上がり、それをそっと自
分の胸に置いて、寝たふりをした。

みんなが目を覚ました時、末の娘の蛇は、約束通り、天の
神が私を早池峰の女神に選びましたと言って、早池峰に飛
び去った。姉は怒って早池峰と背中合わせの、一番低い石
上山の、中の姉は六角牛の女神になった。

この為、遠野三山は、女が登れば妬み、男の登るのを喜ん
だので、女人禁制の山になったという。


この伝承を読むと、単に三女神の伝説が蛇に変わっただけのようだが、水神の正体の殆どが蛇であり、白龍権現堂とリンクするように、六角牛山にも白龍が祀られている事実がある。
by dostoev | 2010-11-14 17:23 | 来内の違和感 | Comments(0)