遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
by dostoev
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カテゴリ:「遠野妖怪談」( 7 )

「遠野妖怪談(恐怖、みていけの便所)」

f0075075_13194254.jpg

この病院の便所は、臭い。だが、その臭さというのは「ウンコ臭い」ではなく「オシッコ臭い」なのだ。では何故「オシッコ臭い」なのか?と、わたしは思考と空想を巡らせてみた。多分これは、食物によるものだろう。日本人は米食中心である。そのため日本人は、摂取した約50~60%がクソになって出てくる。

ちなみに西洋人、いわゆる肉食主体のクソ還元率は、約20%だという。つまり日本人は、西洋人の約3倍のクソを出す、という事になる。実際に食物摂取によって行われるクソ還元率は、なんと世界第一位なのだ…(^^;

そして次に続く国としては、イタリアである。これは多分、あのスパゲッティによるものではないかと、わたしは考える。しかしクソの臭さについては、肉食主体の人種の方が臭いのだ。

以前わたしがイギリスへ行き、偶然その泊まったホテルのボーイの屁を嗅ぐことができた。とにかく、イギリスのホテルのボーイの屁は、まことにもって臭い!屁が臭いという事は、クソも臭いということである。

以前わたしが取材の為に動物園へ行き、肉食動物と草食動物のクソを比較検討した時のことである。肉食動物のクソは、側に寄って臭いを嗅ぐまでもない。近づけない程に臭いのだ。だが、草食動物のクソは、側に寄り、鼻を近づけて「ああ、やっぱりクソ臭いなぁ…。」と、感じる程度の臭さだ。

不幸にも屁の臭いは嗅げなかったが、飼育係りに聞けば、やはり肉食動物の屁は、草食動物の屁など問題にならない程、臭いそうだ。ついでに飼育係に「どの動物の屁が一番臭いのですか?」と尋ねた。すると返ってきた答えは、百獣の王ライオンであった。わたしは思わず唸ってしまった。さすがに百獣の王を自負するだけあって、クソの臭さもやはり、百獣の王なのだった(^^;

しかし、肉食動物のクソが臭いのはわかったが、いくら西洋人のクソが臭くても、日本人は西洋人の3倍のクソを出すのだ。同量ならば臭さで負けるだろうが、やはり西洋人の3倍のクソがあれば、臭さに対抗出来る筈なのだが…。どうしてなのか、この病院の便所は、大量にクソが詰まっている筈なのに「ウンコ臭い」くないのだ。だが、この問題はすぐに解決した。やはり、食物なのである。この病院の食事には、肉料理が出ないのだ。さらに老人主体の為、味付けもあっさりしており「こんなもの食っても、臭いクソなぞでるわけなかろう!」みたいな食事なのである。そのせいあってか、この病院の便所は「ウンコ臭い」のではなく「オシッコ臭い」なのだ。だが、何故「オシッコ臭い」なのかというと、多分…憶測ではあるが、老人主体が原因であるとわたしは思う。

老人は〃しまり〃がない。五感が0?に等しい。ましてや手足が「プルプル」と震えるとなると…〃辺り構わず飛び散す〃これこそが「オシッコ臭い」の正体であろう。とにかく、この病院では、一生懸命トイレ掃除に励んで欲しい!これがわたしの願いなのだ…って、わたしはクソの事を書くのではなかった。そう「恐怖、みていけの便所」について書くのであった(^^;

あれはまだ、わたしが入院したての頃であった。病室で熱心にも、読書に耽っていたわたしは、オシッコが膀胱に溜るのを感じつつも、目の前に流れる活字に魅せられていたのだが、 やはり物事には限界というものが存在するようである。 膀胱に溜ったオシッコどもが「バカヤローッ!早く出しやがれ!」と叫び暴れる為、仕方無く便所に走ったわたしであった。

便所の入口には、便所用スリッパというものがあって、その色はあまりにも健康的で、模範的なクソ色スリッパで、


「わたしこそが、この便所に理想的な存在として、
              燦然と輝くスリッパなのよ。」


と、言っているようであった。だが、そんな事はどうでもよかったわたしは、そそくさと、そのスリッパに履きかえた。と、その瞬間、わたしはただならぬ妖気を感じ取ったのである。なんと便所の中から…。


「う~ん、う~ん、う~ん、う~ん。」


という、二重和声音が聞こえてくるではないか。嫌な予感が脳裏を横切りながらも、わたしは声のする方へと目をやった。そこには、ふたつの大便用のドアが開け放たれ、老婆二人が連なり、少々黄ばんだ皺クチャなケツを公衆の面前にさらけ出し「う~ん、う~ん、う~ん、う~ん。」と唸っている。

その醜悪?なるものを目の前にし、わたしは逃げ出したくなったが、生理的、本能的欲求が、それを拒んだ。わたしは一目散に、小便用の便器に向かって駆け出し、恍惚的快感を求めたのであった…。
しかし、随分溜っていたようである。なかなか終わりそうにない。そうしているうちに例のあの声が、再びわたしの耳に、 まとわりついてきた…。


「う~ん、う~ん、う~ん、う~ん…。」


この呪文のような唸り声が、わたしの頭を駆け巡り、ついに、わたしの頭にとり憑いてしまったのだ。そうすると、今まで「う~ん、う~ん…。」と聞こえていた声が、いつの間にか


「みていけ~、みていけ~、みていけ~、
            みていけ~、みていけ~っ…。」



と、聞こえるようになったのである。この声は、真に恐怖である。何故ならこの声によって、先程の情景がわたしの頭の中に、再び映し出されたのである。わたしにとってこれ程の恐怖は、未だかって経験したことがなかった〃恐怖〃であった。あ~恐ろしや、恐ろしや…(^^;
by dostoev | 2010-12-02 13:23 | 「遠野妖怪談」 | Comments(0)

「遠野妖怪談(妖怪、厠さがし)」

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この妖怪は、夜の11時過ぎに現れる妖怪である。その登場の仕方というのは、静まり返った病院の廊下に突如…。

「ガチャ…。」


という、ドアを開ける音と共に…である。ここで断っておきたいのだが、この「ガチャ」という音は、まだ血気盛んな若者が、連続した歯切れの良いテンポで、「ガチャ!」とドアを開けるのでは無く、人に騙され、世間に騙された者がこの世を恨むといった調子で、一音ごとに怨念をこめながら「ガ・チ・ャ・ッ」という、重々しい響きなのである。そしてその「ガ・チ・ャ・ッ」という音の後に「ペタッ…ペ タッ…ペタッ…。」という素足で歩く音が響き、各部屋のドアが開かれるのだ。

そして嗄れた声で…。

「こ・こ・違う・か?」

と言いながら、各部屋を廻っているのだった。同室の”屁こきジジイ”は「来たぞ、来たぞ…。」と、期待?に胸ふくらませている様であった。すると「パタ、パタ、パタ、パタッ」と慌しく、廊下をスリッパで走ってくる者がいる。看護師であった。

「おじいさん、トイレはこっちよ!」

という困惑しながらも、強いメリハリのきいた看護婦の声が、静まり返った病院の中に響きわたる。同室の"屁こきジジイ"に聞いてみると、なんでも最近、間違って?他人の病室に入り込んでオシッコをしていったそうな。しかし、そういう失敗があったにも拘らず、未だにトイレの場所がわからずに、夜な夜なトイレを探して、深夜の病院を歩き廻るという、これまた、一匹の妖怪なのである(^^;
by dostoev | 2010-12-02 13:18 | 「遠野妖怪談」 | Comments(0)

「遠野妖怪談(妖怪?語り部ババア)」

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この妖怪こそ、〃民話の里、遠野〃らしい妖怪、あまりにも『遠野物語』的な妖怪はいないであろう。これもまた、バアサンである…。

このバアサン、昼間はじっと病室に閉じこもり、グッスリと睡眠をとっているのだが、消灯を過ぎるとムックと起き出し、「昔々、あったずどもな…。」と『遠野物語』を語り始めるのだった。

実際にこのバアサンは遠野の語部の一人で、あちらこちらへ行き「あったずどもな…。」というのを得意技にしているそうな。しかし怪我の為、この病院に入院したのであった。

静まり返った病院の中に響く話し声というものは、やけに大きく感じられるもの。ましてや、人々が安眠しようとしている最中に「あったずどもな…。」と『遠野物語』を語り始めるなど、近所迷惑もいいとこである。あまりにも「語部ババア」に対する苦情が相次ぐ為、ついに看護師の手によって退治されたのだった。どんどはれ…(^^;
by dostoev | 2010-12-02 13:15 | 「遠野妖怪談」 | Comments(0)

「遠野妖怪談(妖怪てんてこ)」

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この妖怪は、丸々肥えたエビス様の顔立ちをしたバアサンで、特に変わった事をするわけではないのだが、女には珍しく、頭のてっぺんがカッパの様にハゲているのである。そして特筆すべきは、笑い声である…。

「ひゃっ、ひゃっ!」

丸みのあるかん高い声なのだが「ひゃっ、ひゃっ」の「ひ」 の部分に、無声音を伴うのである。それがあたかも、日本語と独語の混合タッグチームみたいな発音で、聞いていて果たして人間であろうか?といった疑問がつき纏うのだ。

では何故「てんてこ」なのかというと、その笑い声と共に、必ずハゲている頭の部分を二度程、軽く叩くのである。〃ハゲ頭を叩く〃、一般的に多用される擬音としては「ピシャ、ピシャ」であろうが、そのエビス様に似た風貌、そこからにじみ出る素朴なイメージからは、積重ねられた遠野に於ける民話の重みと、哀愁が漂うように感じ、何故かわたしの耳には「ピシャ、ピシャ」ではなく「てんてこ」と聞こえるのであった。何ともいえぬ、愛らしい妖怪である。…(^^;
by dostoev | 2010-12-02 13:13 | 「遠野妖怪談」 | Comments(0)

「遠野妖怪談(カモシカババア)」

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この「カモシカババア」というバアサンは、大して奇怪な行動をとるわけでは無いのだが、「カモシカババア」という名の由来こそが、奇怪なのである。

このバアサンはある日、山で栗拾いをしていたそうな。ところが急に尿をもよおし、その場で、山作業用の汚らしいズボンを下げ、しゃがみこんで、さも気持ち良さそうに溜っていた尿を放出している時であったそうな。

そのバアサンの姿を見て、興奮したかどうかはわからぬが、突然ヤブの中から「わたしは決して、表情を表に出しませんよ。」という眼つきをしたカモシカが超然とそのバアサンの前に現れ、何を思ったのか、そのバアサンめがけて突進して行ったのだった。

そしてそのカモシカは、バアサンの助骨を、あの角の生えた固い頭でへし折ったのである。その結果バアサンは、T医院に入院することになり、必然的に「カモシカババア」と呼ばれ、有名になったのである。めでたし、めでたし…(^^;
by dostoev | 2010-12-02 13:11 | 「遠野妖怪談」 | Comments(0)

「遠野妖怪談(屁コキジジイ)」

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この屁こきジジイは、わたしと同室のジイサンで、なんの変哲もないただの「屁こきジジイ」なのである。しかし、その屁がとにかく凄い。そしてその屁をする時というのが、殆ど決まって夜なのである。 病院の消灯は、夜9時である。そしてその消灯と共に、ジイサンの屁の独奏会が始まるのであった…。

野球マンガに〃七色の変化球〃というのがあったが、そのジイサンの屁は〃七色の変化っ屁〃とでも言おうか、様々な音色と臭気で、毎晩わたしを楽しませてくれる。ゲリ状のドロドロしたクソをガスが弾くように「ビチュッ、ビチュ、ビチュ、ビチュッ」というのもあった。目一杯に肛門を解放し「ブホーッ!」という、猛り狂ったホラ貝の音色のようなものも聴かせてもらった。さらに、愛らしい女子高生が恥じらいながら「プッ、プゥ~ゥッ」とやりそうな可愛い屁など、実際に様々な音を聴かせてくれる。そして臭いも…。
 
東京ディズニーランドで〃光と音のパレード〃というのをわたしは見てきたが、これに匹敵するのが「屁こきジジイ」の〃音と臭いのパレード〃であろう(^^;
by dostoev | 2010-12-02 13:09 | 「遠野妖怪談」 | Comments(0)

「遠野妖怪談(はじめに)」

何故の災いであろうか、不幸にも長野の出奥に於いて腰痛に見舞われ、急拠我が故郷である遠野のT医院に入院するため舞戻った。動くことによって生命を維持するわたしにとって、遠野の老人の集合場所で、空虚で、動きの無い病院生活というものは、地獄の業火にも等しい。救いを白衣の天使に求めようとしたわたしだが、それも儚い夢でしかなかった……。

しかし久々の遠野の地は、わたしに安堵感を与えてくれた。やはり遠野という地は、わたしにとってかけがえのない土地である。病室の中で本を読み。ありとあらゆる思考が、頭の中を駆巡り、病院生活が過去ってゆく中、わたしは〃民話の里〃遠野を改めて認識した。

「遠野物語」には、様々な幽霊、妖怪たちの姿が描かれている。わたしはその妖怪達の登場する話を、単なる作り話としてしか意識していなかった。だが実際に妖怪たちは、この遠野に存在していたのである。それもわたしの入院しているこのT医院の中に。そこでわたしが遭遇した、その妖怪達を、みなさんに紹介してみようと思う。
by dostoev | 2010-12-02 13:06 | 「遠野妖怪談」 | Comments(0)