遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
by dostoev
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カテゴリ:遠野不思議(淵)( 11 )

遠野不思議 第八百六十話「お鍋ヶ淵」

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鱒沢村のお鍋が淵というのも、やはり同じ猿ヶ石川の流れにある淵である。
昔阿曽沼家の時代にこの村の領主の妾が、主人の戦死を聞いて幼な子を抱
えて、入水して死んだ処と言い伝えている。淵の中に大きな白い石がある
が、洪水の前などにはその岩の上に、白い衣装の婦人が現われて、髪を梳
いているのを見ることがあった。今から二十五年前程の大水の際にも、こ
れを見た者が二、三人もあった。

                     「遠野物語拾遺29」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お鍋に関する詳細の記事は、以前「遠野物語拾遺29」の時に書いたので、ここでは省く事とする。ところで、このお鍋ヶ淵の白い石についてだが伊能嘉矩「遠野くさぐさ」によれば、明治三十年の頃、土木工事の際に砕いて材料に使用したと云う。お鍋は実在した人物のようで鱒沢出身のようだが、入水したのが出身地の淵か、奉公先の淵かという事になる。例えば坂上田村麻呂や源義経、もしくは和泉式部、小野小町の墓が全国に広がる様に、お鍋もまた親しまれたからこそ、入水した淵が複数云われるのかもしれない。ただ「遠野物語拾遺29」文中の「淵の中に大きな白い石があるが、洪水の前などにはその岩の上に、白い衣装の婦人が現われて、髪を梳いているのを見ることがあった。今から二十五年前程の大水の際にも、これを見た者が二、三人もあった。」が、必ずしも"お鍋"を指すものではないだろう。逆に言えば、そういう女を見たと云う情報から、「入水したお鍋という女」が思い出され、後で当て嵌められた可能性があるだろう。
by dostoev | 2017-07-07 20:27 | 遠野不思議(淵) | Comments(4)

遠野不思議 第七百六十九話「人面魚?の淵」

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赤沢川の上流部を探索していると、一つの淵があった。そこには何故か金色の鯉が泳いでいた。だが、こんな山奥に鯉がいる筈も無い。恐らく、誰かが放したものだろうと思う。
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しかし、よく見ると人面魚ぽいぞ?
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取り敢えず「人面魚の淵」という事にしておこう(^^;
by dostoev | 2013-10-02 13:55 | 遠野不思議(淵) | Comments(0)

遠野不思議 第六百三十四話「御前淵」

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戦乱に巻き込まれ、逃げようとした女性達がこの淵に飛び込み溺れ死んだと
云われる淵が、この写真の御前淵と云う。以前は、もっと深かったらしいが、
遠野市全域にわたり木の伐採、もしくは針葉樹の植林がおこなわれ、全体的
に川の水量が減ってしまった。。。
by dostoev | 2009-04-15 07:01 | 遠野不思議(淵) | Comments(2)

遠野不思議 第六百十四話「御前ヶ淵」

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金成婦人が、夫の死に嘆き悲しみ身を投じたと云われる淵。または天人子の話の
場所でもある。
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背後には、御前淵神社がある。
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by dostoev | 2008-12-15 10:32 | 遠野不思議(淵) | Comments(0)

遠野不思議 第六百十二話「女ヶ淵」

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昔、登戸には川傍の雑草の中にみすぼらしい一軒の家があったというが、川が氾濫するたび家が流されそうになるので、川の主に娘をあげる事を約束する。その後に娘の草履が川傍にきちんと二つ並んでいるのを発見し、父親は嘆き悲しみ、川に向かって念仏を唱えた後に何処へやら姿を消してしまったのだと。今でも登戸の淵には、その娘が棲んでいると云われ、時折登戸橋の上から下を見ると美しい女性が立っていると云われている。今では川が変わってしまったが、昔は水が青く淀んで渦巻いており、水の底も見えなくて恐ろしいイメージがあったと云われていた。

ところでその川の主とは、登戸の人々は龍神であると云うが、他に河童であるとか、いやウナギであるとも云われている。
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登戸には、他にも忌まわしい淵の伝説があり「遠野物語拾遺25」「遠野物語拾遺26」で召使の女や、乞食の親子を殺し、その祟りからか男や女の育たぬ家などという話が伝わっている。
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by dostoev | 2008-12-14 08:53 | 遠野不思議(淵) | Comments(0)

遠野不思議 第五百七十話「高館の淵」

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ある日の夕方、高館の孫兵衛が一人、急ぎ足で帰る途中、人間とも獣ともつかな
い異様なものが、孫兵衛を手招きしていのだという。それを河童と思い、息の止ま
る程驚いて、一目散に家に逃げ帰ったという。

また左兵衛という男が、む早朝に田の水を見に行く為、高館淵を通ったところ、小
さい赤ん坊くらいの子供がちょこちょこ歩いていたと。なんだろうと、捕まえようとし
たが、その子供みたいなものは淵に飛び込み見えなくなってしまったという。

明治時代になり、この高館淵で悲劇が起きた。この地の小学校の校長の子息で、
士官学校幹部候補生の信一という若者が、当時部落で禁断の高館淵を泳ぐという
挑戦をしたのだという。しかし、いきなり水中に沈んでしまい、たまたまそこを通りか
かった馬吉という男に助けに水中へ潜ったというが、ついに若者は死んでしまったと。

しかし今では、この高館淵も埋まってしまい川原となってしまった。
by dostoev | 2008-07-31 21:21 | 遠野不思議(淵) | Comments(0)

遠野不思議 第五百五十五話「釜淵(大萩)」

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附馬牛村東禅寺の常福院に、昔無尽和尚の時に用いられたという大釜がある。
無尽は碩徳の師家であって、不断二百余人の雲水が随従してたので、いつも
この釜で粥などを煮ていたものであるという。初には夫婦釜といって二つの釜
があった。

東禅寺が盛岡の城下へ移された時、この釜は持って行かれるのを厭がって、
夜々異様の唸り声を立てて、本堂をごろごろと転げまわった。

いよいよ担ぎ出そうとすると、幾人がかりでも動かぬ程重くなった。それも雌釜
の方だけはとうとう担ぎ挙げられて、同じ村の大萩という処まで行ったが、後に
残った雄釜を恋しがって鳴出し、人夫をよろよろと後戻りをさせるので、気味が
悪くなってしばらく地上に置くと、そのまま唸りながら前の淵へ入ってしまった。

それでその一つだけは今でもこの淵の底に沈んでいるのだそうな。

                                  「遠野物語拾遺」22話


鱒沢と同じように、やはり東禅寺の雌釜が沈んでいると伝えられている。今では、
砂防ダムとなっているこの地は、ひっそりと佇んでいる。
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by dostoev | 2008-07-04 15:22 | 遠野不思議(淵) | Comments(0)

遠野不思議 第五百五十四話「釜淵(鱒沢)」

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山神神社の下にある釜淵は昔はかなり深い淵だったが、今ではその名残も無く
なってしまった。ところでこの釜淵の由来は、下記を読んで欲しい。
夫婦釜の伝説

ただしこの話は、附馬牛と鱒沢で重複している。ただし、当時の街道を考えると
この鱒沢の釜淵の方が正しい気がするのだが。

昔、附馬牛の大萩に東禅寺という大きな寺があった頃、そこには二百人もの
修行僧がおり、修行に明け暮れていたのだという。なので食事も大したもの
で、馬釜のような大きな雄蝶、雌蝶と呼ばれた二つの釜で、ご飯を炊いてい
たのだと。

ところが時代も変わり、江戸時代の初期に、南部の殿様がこの東禅寺を盛岡
に移転する事としたのだという。その時にこの雄蝶、雌蝶の二つの釜を一緒に
運ぶ事となったのだが、何故かこの淵の側を通りかかった時に、急に片方の
雌蝶の釜が崩れ落ち、あっという間に淵に沈んでしまったのだと。そして雄蝶
と呼ばれた釜は空中に舞い上がり、火の玉のようになって、元の東禅寺まで
飛んでいったそうな。きっと今まで居た東禅寺から離れたくなかったのだろうと、
人々は語ったのだという。雄蝶の釜は今でも大萩の常福院に残っており、寺宝
となっている。

そして、淵に沈んだ雌蝶の釜は、何十人という人足をかけても、ついに引き上げ
る事が出来ないままであったと。それから、この雌蝶の釜の沈んだ淵を釜淵と呼
んで近寄らず、またこの釜淵で魚を獲ると祟りがあると恐れられたそうである。
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by dostoev | 2008-07-04 13:38 | 遠野不思議(淵) | Comments(0)

遠野不思議 第四百五話壺桐の淵」

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写真は、壺桐の淵

金沢村の字長谷は、土淵村字栃内の琴畑と、背中合わせになった部落である。
その長谷に曲栃という家があり、その家の後ろに滝明神という祠があって、その
境内に昔大きな栃の木があった。

ある時大槌浜の人たちが船にしようと思って、この木を所望して伐りにかかった
が、いくら伐っても翌日行って見ると、切屑が元木についてどうしても伐る倒すこ
とは出来なかった。

皆が困りきっているところへ、ちょうど来合わせた旅の乞食があった。そういう事
はよく古木にはあるものだが、それは焼き伐りにすれば無難く伐り倒すことが出
来るものだと教えてくれた。それでようやくのことでこの栃の木を伐り倒して、金
沢川に流し下すと、流れて川下の壺桐の淵まで行って、倒さに落ち沈んで再び
浮かび揚がらず、そのままその淵のぬしになってしまったそうな。

この曲栃の家には美しい一人の娘があった。いつも夕方になると家の後ろの大
栃の樹の下に行き、幹にもたれて居り居りしたものであったが、某木が大槌の
人に買われて行くということを聞いてから、伐らせたくないといって毎日毎夜泣い
ていた。

それがとうとう金沢川へ、伐って流して下すのを見ると、気狂の様になって泣き
ながらその木の後について往き、いきなり壺桐の淵に飛込んで沈んでいる木に
抱きついて死んでしまった。

そうして娘の亡骸はついに浮かび出でなかった。天気の良い日には今でも水の
底に、羽の生えたような大木の姿が見えるという事である。

                                    「遠野物語拾遺21」

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実は、明神の祠はあると聞いて探したのだけど見つける事が出来なかった。沢
沿いにあるというのだが、延々と登り山の頂上に近付いても尚見つけれない。帰
りも目を皿の様に凝らして見たが発見できず…。ただしこの写真の場所は、一番
水量のある沢であり古い木が乱立している場所でもあった。多分だけれど、この
地に栃の木があったのだろうと、勝手に思ってしまう。何故かと言うと、頂上に近
付けば、殆ど水の流れは無く、滝明神として祠を祀るには少々不適切かなぁとも
思ったのでなぁ…。
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by dostoev | 2007-06-12 07:50 | 遠野不思議(淵) | Comments(0)

遠野不思議 第四百四話「明神淵」

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小槌川の明神淵であったかと思うが、その近所に毎晩大牛が出て、
畑の麦を食ってならなかた。畠主が鉄砲を打ちかけ、打ちかけ追って
行くと、その牛は淵の中にざんぶりと水音を立てて入ったまま、見えな
くなったという。

                             「遠野物語拾遺177」

by dostoev | 2007-06-11 17:23 | 遠野不思議(淵) | Comments(0)