遠野の不思議と名所の紹介と共に、遠野世界の探求
by dostoev
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2014年 06月 16日 ( 1 )

鉄の蛇(日高見とアラハバキ)其の七

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遠野から和山峠を通った先に、初神という地がある。そこは前九年の役で敗走した安倍一族の末裔が住み付いたと云われている。その初神地には、安倍一族が祀っていた星の宮神社というものがあったが、昭和時代に廃村となり信仰そのものも廃れてしまったようだ。その安倍氏の末裔の某氏は現在笛吹峠を越えたところの青の木に移住しているが、その某さんに星の宮神社の事を聞くと「星の信仰というよりも、天と地と、そして水などの自然を信仰とする壮大な教義だったのを覚えている…。」と答えてくれた。

宮城県岩出山町に、荒脛社がある。その荒脛社の縁起は「祭神は天・地・水の三神を基として、日輪を父なる神、万物を育む地、水を母なる神とする自然信仰で、二千年に及んで鎮座する産土神である。」と、この内容は初神で安倍氏の末裔が祀っていた星の宮神社と同じものであった。

「陸奥抄史」には、こう書かれている。「猿ヶ石南北に存在せる貞任山の二山これに解くべきかぎありとも曰ふ遠野村に今亡き西法寺は日下将軍の建立せし古寺なりと曰ふ荒覇吐神社社貞任山二山にありと曰ふも定かならずと地住の人曰ふ。」

日下将軍とは安倍氏の事であるが、その安倍氏が東西の貞任山にアラハバキ神社を建立したという。しかし現在、その痕跡を貞任山に見出せない。しかし、東の貞任山の南側に下った初神の地に祀られていた星の宮神社の教義は、宮城県の荒脛社と同じであったという事はもしかして、東の貞任山に建立された荒覇吐神社が移転されたものではなかろうか?そう考えて思いつくのは、岩手県住田町にある荒脛神社である。西の貞任山を南方に下った地に鎮座する住田町の荒脛神社も、西の貞任山に建立された荒覇吐神社が移転されたものではないのかとの推測が成り立つ。
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ところで星の宮神社を調べると、一番多く密集して建立されている地域は栃木県から茨城現にかけてだ。それは古代において、常陸国を含む毛野国であった。星の宮神社の祭神は、石析神、根析神であったりもするのだが、その殆どは天御中主命(国常立尊)を主祭神として祀っている。新井白石「古史通」において、毛野国と重複する常陸国の那珂川を中心にした地域は那珂郡の領域でもあり、古代においては中ノ国と呼ばれていた。そこを、天御中主命の拠点としている。その常陸国でもある地域に伝わる「花園山縁起」に、こう記されている。

「安倍貞任、宗任ノ兄弟大高城ニ籠リ星ノ御門ノ子孫ナリ。」

初神の安倍氏の末裔によれば、星の宮神社は星を祀る神社では無かったという事だが、常陸国での安倍一族は星の御門の子孫とされている。これはつまり、星に対する概念の問題になるだろう。そこで再び「日本書紀纂疏」を思い起こせば、天から降ってきた隕石が磐座信仰となり、それは金の散気であるという産金・治金信仰でもある。遠野も含め、遠野に隣接する荒脛神社がある住田町もまた産金、治金の地であった事を考えれば、安倍氏が星の御門という定義は当て嵌まるのだろう。

その星の宮神社の主祭神である天御中主命だが、何故か豊受大神と同体であると云われている。「止由気宮儀式帳」によれば、丹波国から豊受大神を向い入れたというが、「丹後国風土記」での豊受大神の物語は昔話風となっているが、元々どこからか飛んできて丹波国に居付いだのが豊受大神であった。それでは豊受大神は、どこから来たのか?という問題が生じる。

ところが常陸国の「我国間記」「我国ノ御山ハ日本開始メの峰ニシテ、豊受産ノ神社有リ、後に尊ノ号ヲ常立ノ尊ト奉称。…即チ太神宮ナリ後に丹州、今ハ伊勢ニ移リシ給フ。伊勢の外宮、近江多賀大社御同神体ナリ。」とある。丹州とは、丹後国と丹波国の両国を含む中国風の別称となる。この「我国間記」の信憑性には疑問符が付くものの、結局のところ豊受大神とはどこから来たのかが未だに不明である事を考慮に入れ、その豊受大神と天御中主命が同体同神であるならば、伊勢神宮の外宮に祀られる豊受大神の謎に迫ると共に、その外宮の豊受大神を祀る指示が、渡会氏の祭祀権を有する荒祭宮から発せられている。その荒祭宮に祀られているのは、初めに紹介したように、天照大神の荒御魂であり、早池峯大神でもある瀬織津比咩である事から、これからは瀬織津比咩と豊受大神の関係を考える事にしよう。
by dostoev | 2014-06-16 09:08 | 鉄の蛇 | Comments(0)