観光客を連れて、再び早池峯神社へと行ってきた。これで5日間に3度行った事になるのだろうか?参拝しようとして気になったのは、本殿内部にストーブがつけられていたという事。参拝後、境内を掃除しているお婆ちゃんに、今日は何があるのかと尋ねた。聞くと、今日は附馬牛小学校の子供達が歴史の勉強に来るのだそうな。
「今日は寒かったね!」
お婆ちゃんが、元気に語って来る。なんでも、急激に寒くなったので、一晩で銀杏の葉っぱが落ちてしまったのだと。その落葉掃除に、忙しい様だった。
確かに、まだ色付いていない銀杏の葉っぱ、沢山落ちている。数日前には、まだ落葉していなかった筈だ。
ふと気付くと、山門の方に子供達が来ている。どうやら宮司さんがついている様。
しかし歴史の勉強に早池峯神社に来るというのは、昔では考えられなかった。昔は教科書の日本の普通の歴史を簡単にやるだけで、郷土の歴史など教わる機会は無かった。早池峯神社は、そのまま郷土の歴史の中に生きて来た神社であるので、こういう授業は自分も受けてみたかった。ただ、どういう内容を宮司さんが話しているのかはわからなかったが…。
ここで早池峯神社を後にして、寄り道しながら帰る事にした。
有名な山神の石碑傍の紅葉も、一気に紅くなったようだ。この前は、ここまで紅くなかった筈だ。秋の終りの落葉は、冬の訪れを告げるサインでもある。もう最低気温がマイナス気温になっている遠野だった。