田園地帯の中に、杉の古木に囲まれた中にこの熊野神社はある。
現在、ここを祀っている別当の方より以前から、ここの鎮座していたという熊野神社。
外側の建物は昭和時代に建てられたものだが、内部の祠の木を見る限り、よほどの時代を感じる。
傍には、御神木であるかのような、一見桜の木とわからぬ直立した大木がある。
内部に洞があり、いつの間にかミツバチが巣をつくり、この穴から湧き出るように溢れ出ている。
田園の緑と山々に囲まれ、花がアクセントを刻み込む美しい風景の中の熊野神社。ここもまた、遠野らしい景観の地である。