「貞任の末裔が私となっている。」ニュースによれば、岩手県の北上市で演説した安倍総理は
「貞任の末裔が私となっている。ルーツは岩手県。その岩手県に帰ってきた。」と述べたらしい。正確には安倍貞任というよりも、弟である安倍宗任が伊予国へ流され、その後に九州へ流されている。宗像の中津宮が祀られる大島に安倍宗任の墓がある事から、安倍宗任の血の流れがある可能性はあるだろう。実は気になってたのは、安倍総理の眉毛と瞼と目を含む輪郭だった。実は、安倍姓の人だけではなく菊池姓の人間にも、似た様な顔立ちの人を何人か見た事がある。
例えば、岩手県に住む多田某という人物が、兵庫県の多田神社へ行ったところ、宮司が自分と同じ顔をして驚いたという話を聞いた。また、奥州市に住む菊池某氏は、明治時代になってから岩手県に移住したという。その顔立ちは、遠野に住む多くの菊池さんの中の数人に近い顔立ちをしていた。血は争えないというが、何世紀が経ったにしろ、その遺伝子は後世に残るものだと思う。となれば、安倍総理の顔立ちから、その可能性はあるのかもしれない。そして付け加えて言えば、安倍総理の血の中には菊池氏の血も混じっているのではなかろうか?
伊予の国から再流布された安倍宗任は、九州のどこへ流されたのかは、断定されていないようだ。九州への流布先には三つの説があり、大分説、松浦説、筑前大島説となる。ところで、その当事者である
安倍総理の家紋は何かというと
「立ち梶の葉」である。安倍氏の家紋は「違い鷹の羽」など「鷹の羽」家紋が6種類もある他、様々な家紋がある。しかし家紋は、武勲を建てた時に恩賞として貰う場合が多かったので、本来の我が家の家紋は「〇〇紋」であったのだが、恩賞として貰った為に仕方なく「△△紋」を使用する事になった場合も多々あったようだ。ひとつの流布先である筑前大島では鷹の羽家紋だと伝わるが、宗任の子孫と云われる宗像に属した筑前大島の安倍氏の家紋は七曜紋であり、宮城県に住む安倍氏の家系も七曜紋となっている。
それでは安倍総理の家紋である「立ち梶の葉」であるが、それは本来、松浦党の家紋である為、安倍総理の流れは、松浦党の流れを汲むものであろうか?安倍宗任は松浦党に迎えられ、そこから多くの子孫を残したと云われるが、どうであろう。奥州藤原氏の家紋もわからないとされているが、安倍宗任の流れを辿れば、本来の家紋は、鷹の羽系家紋か九曜系の星紋となるのではなかろうか。ともかく、伝説の多い安倍宗任の流れは定かでは無いが、その中でも松浦党の流れを汲むのが、安倍総理の家系という事になるのだろう。実際に、安倍総理の家では安倍一族の会に参加しているらしく、年に一度は、そういう会が模様されるようだ。しかし、そこへ出席するのは、安倍総理ではなく、奥さんが殆どの様。古代の事は何とも言えぬが、安倍総理は安倍一族の末裔であるという自負はあるようだ。朝廷に滅ぼされ支配された蝦夷国であったが、その末裔が日本のトップに立つというのも、歴史的に見れば面白いのかもしれない。蝦夷国でもあった岩手県のトップは小沢氏だが、その小沢氏は韓国や中国へ行き、日本人という存在を罵っており、小沢氏のアイデンティティーそのものが日本を貶める存在でもある。その小沢氏を倒してこそ、本当の
「日本を取り戻す」になるのであろうか?