この前、夜にこの場所で夜空の撮影をしている時に、奇妙な鳴き声が聞こえた。それは
奇妙な鳴き声(知識不足)として記事に書いたが、その正体がわかった。このサイト→
「フクロウの雛の鳴き声」で知ったのだったが、正体はフクロウの雛の鳴き声だった。生物調査の知人に聞くと、フクロウの雛は巣立つ前に巣から下に落ち、地面をピョンピョン跳ねているという。それを見たいのもあり、またいつも見ているこの砂防ダムの目の前にある山にも登ってみたかったので、この画像の山にフクロウの雛を探しに登ってみる事にした。
雨が殆ど降ってない為か、かなり水が減って乾燥している。ただ、対岸の目的の山に登るには、好都合のようだ。
水の水位の遍歴を示す土の層があった。現在は、乾季に近い状況なのだろうか。
対岸には、道路脇に停めた自分の車が見える。
登山道などはまったく無い山だが、見た目はジャングルのようである。ただ笹薮が多いので、なるべく笹薮を避けて登らないと。笹は登りの時は逆目になるので、かなり苦労するからだ。
あちこちに朽ちた倒木がある。こうして見渡すと、あまり人の手にかかっていない山の様である。
暫く登ると、頂らしき場所があった。まあ到着してみると、一つのピークではあるが、ここからまだまだ続く。
とにかく下から見ると頂らしく見えても、登ってみると、まだまだ登らなきゃいけないようだ。
次に、第二のピークが見えてきた。この辺りから、石がゴロゴロ登場しはじめた。
その第二のピークらしき奥に、もうひとつのピークがあったので、取り敢えずここで少し休憩する事にした。
横になって上を見ると、本当に緑一色である。ただし杉の木はなく、たまに松の木を見かける程度だ。
まだまだ奥は続く。とにかく、この稜線沿いを奥へと進もうと思う。
結構、傾斜もきついが頑張るしかない。…というか、山登りよりフクロウの雛探しが目的だった…。
再び、頂らしきに見える場所についたようだ。
上は若干の平坦になっていて、倒木があちこちにある。よく見ると、シイタケが生えていた。
シイタケは放射能問題もあるし、採る気も無いので放置した。まあかなり干からびているせいもあるのだが…。
また暫く歩くと、フクロウの雛の声が聞こえた!!!しかし木の上からのようだ。つまり、巣からはまだ落ちていないという事だ。
この木に耳を当てると、内部から木を突くような音と、雛の鳴き声の振動が伝わる。この木にいるのは間違い無いようだが、何故か姿を確認できない。どうもウロなどの木の内部に入り込んでいるようだ。
傾斜の為に、撮影も難しい。まあ、半分山登りにきたようなものだから、雛の探索は、今度は平坦な里の森で探す事にしようと思う。とにかく、来たかった場所にこれて、久々にのんびりし、それだけで嬉しい一日であった。